『シャ乱Qの演歌の花道』
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意外なところでは1997年に『CAT'S EYE キャッツ・アイ』と同時上映された映画『シャ乱Qの演歌の花道』も韓国でリメイクされています。この作品は当時「ズルい女」や「いいわけ」などの大ヒットで人気絶頂だったロックバンド「シャ乱Q」が総出演したギャグ物語。2007年に『覆面ダルホ~演歌の花道』というタイトルで製作されました。主演を『猟奇的な彼女』でお馴染みのチャ・テヒョンが務め、本国では大ヒットを記録しています。ちなみに『シャ乱Qの演歌の花道』がリメイクされることになったのは、製作を務めたコメディアンのイ・ギョンギュが日本に留学していた際に同作を見ていたことがキッカケだったという。
『失楽園』
そして渡辺淳一さんの不倫を主題とした同名恋愛小説を原作に、役所広司さん黒木瞳さん共演により社会現象を巻き起こした大ヒット映画『失楽園』(1997年)。同じ年に公開された『もののけ姫』に次ぐヒット作品となり、当時の流行語にもなりましたよね。翌年にはすぐに韓国でリメイク版が製作されています。しかしオリジナル版が韓国に上陸したのは、何と日本公開から14年後のことでした。
リメイク市場、今後はどうなる?
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日本でもドラマ『Suit(スーツ)』『24』『グッド・ドクター』や映画『50回目のファーストキス』など海外作品のリメイクものが増えてきましたが、近年アジア圏ではその傾向がさらに加速し、タイや韓国で『マザー』のリメイク版が製作されたり、2021年には『おっさんずラブ』もすでに香港でリメイクされています。今後も『東京ラブストーリー』が中国でリメイクされるとのアナウンスが聞こえてくるなど、まだまだこうした流れは続いていく予感!オリジナル作品と見比べながら、どちらも楽しみたいですね。