「サッカーの『キーパーチャージ』がとっくに無くなっている」ことが今さら話題に!!
ワールドカップ、Jリーグなどで日本のスポーツ界を盛り上げているサッカー。学生時代に体育の授業でやった経験のある方も多いかと思います。そんなサッカーのルールのひとつに「キーパーチャージ(相手のゴールエリア内で、相手のゴールキーパーに接触するとファウルを取られる)」というものがありましたが、その「キーパーチャージはとっくの昔に無くなっている」という話が現在SNSを中心に大きな話題となっています。
こちらが話題のツイート!
キーパーチャージというルールは1997年のルール改正でなくなっていて、現在はGKもFPの1人と考えるので通常のコンタクトではファウルになりません。
— 桑原学 (@kuwaharamanabu) October 27, 2020
20年以上も前の改正ですが、まだ誤解されている人は多い。
これは地上波で解説の方などが、今だにそれを知らずに喋っている影響が大きいと思います。
話題の発端となったのはこちらのツイート。フリーアナウンサーの桑原学さんが投稿したもので、「キーパーチャージというルールは1997年のルール改正でなくなっていて、現在はGKもFPの1人と考えるので通常のコンタクトではファウルになりません」と、キーパーチャージというルールがとっくの昔に無くなっていることを指摘しています。さらに、「まだ誤解されている人は多い。これは地上波で解説の方などが、今だにそれを知らずに喋っている影響が大きい」と、誤解している人がいまだに多い背景も指摘していました。このツイートには、「目から鱗」「今から正します」といった、キーパーチャージが今でも存在していると勘違いしていた方からのコメントが殺到。10月28日現在、6000を超えるリツイート、17000を超えるいいねを獲得しています。
そもそも「ゴールキーパー」って何だ?
そもそも、サッカーにおける「ゴールキーパー」って何でしょうか?ゴールキーパー(GK)とは、ゴールにボールを入れさせないために配置されたプレイヤーで、ゴールエリア及びペナルティエリア内においては基本的にボールに手を触れることが出来ます。また、他のプレイヤーと異なるユニフォームを着用しており、ゴールキーパーであることを審判が見分けやすくすることが義務付けられています。
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また、ゴールキーパーは常にフィールドを見渡せるポジションにいるため、プレイヤー全体への指示を行う役目も担っています。さらに、理論的に「ゴールキーパーがゴールを守り抜けば負けることはない」ため、「サッカーにおけるエースプレイヤーはゴールキーパーである」という認識を持つ人も多いです。
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90年代の印象的なゴールキーパーの方々!!
チームにおいて非常に重要な役割を持っているゴールキーパーですが、このたび話題となっている「キーパーチャージ」が健在だった時代に活躍していた人物としては誰がいるのでしょうか?ここでは、その代表的なプレイヤーを何人か振り返ってみましょう。
ホセ・ルイス・チラベルト
まずご紹介するのはパラグアイの元サッカー選手、ホセ・ルイス・チラベルト。フリーキック(FK)やペナルティーキック(PK)を決めることが出来るゴールキーパーとして有名であり、特にPKでの成功率は驚異的な水準を誇っていました。1996年には、ゴールキーパーとして初めて南米最優秀選手賞を受賞しています。
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ホルヘ・カンポス
メキシコの元サッカー選手、ホルヘ・カンポス。公称身長175cm(160cm台という説も)と小柄であるものの、その高い身体能力で1994年及び1998年のワールドカップに出場。さらに、1996年にはそのスタミナを活かしサッカーでは前代未聞となる「ダブルヘッダー」を成し遂げたことでも有名です。自身のデザインによるカラフルなユニフォームも印象的でした。
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レネ・イギータ
「狂人」の異名で知られる、コロンビアの元サッカー選手、レネ・イギータ。80年代後半から90年代にかけてコロンビア代表の象徴的存在であり、ドリブルで敵陣へ攻め込むなどペナルティエリア外での積極的なプレイを展開し、「次世代のキーパー」とも称されていました。