名作ドラマの元ネタを調べてみた【Part1】
2017年8月10日 更新

名作ドラマの元ネタを調べてみた【Part1】

日本における連続ドラマの歴史を紐解いていくと、漫画や小説などの原作を持たない、完全オリジナルの作品も数多くつくられていることが分かります。しかし、それらオリジナルのドラマにも、モチーフとなった作品が往々にして存在するものです。ということで今回、名作ドラマの元ネタについて調べてみました。

4,480 view

愛という名のもとに(1992年・フジテレビ系)⇒セント・エルモス・ファイアー(1985年・アメリカ映画)

『セント・エルモス・ファイアー』は、1985年にアメリカで公開された映画。ワシントンの名門大・ジョージタウン大学を卒業した7人の仲良しグループが、友人の交通事故をきっかけに集結したところから再び交流が始まり、それぞれの生きる道を見つけるまでを描いた青春群像劇です。
セント・エルモス・ファイアー

セント・エルモス・ファイアー

『愛という名のもとに』の構想段階において、脚本家の野島伸司は、プロデューサーの大多亮から「『若者たち』(1967年公開の映画)のイメージで物語を描いてほしい」と伝えられていました。しかし、野島は『セント・エルモス・ファイアー』をイメージしながら、大多のアイデアを膨らませたために、結果として、このアメリカ映画とかなり似た内容になったというわけです。
愛という名のもとに

愛という名のもとに

ずっとあなたが好きだった(1992年・TBS系)⇒ロミオとジュリエット(1595年前後)

日本中に“冬彦さんブーム”を巻き起こした『ずっとあなたが好きだった』。この作品、構想段階では、賀来千香子が昔の恋人・布施博への想いを断ち切れずに、さまざまな障害を乗り越えながら、逢瀬を重ねた末に結ばれるという『ロミオとジュリエット』のような話にする予定だったのだとか。実際ドラマ序盤は、賀来千香子と布施博の話がメインに進んでいき、冬彦さんはどちらかといえば目立たない存在でした。
ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット (新潮文庫)
『ずっとあなたが好きだった』出演時の賀来千香子と布施博

『ずっとあなたが好きだった』出演時の賀来千香子と布施博

最初はこの2人を中心に話が展開していた
ところが、ストーリー途中に、野際陽子(冬彦の母親役)がアドリブでやった、冬彦さんの出血した指を口で止血するという演技により、状況は一変。これにインスパイアされたプロデューサーが、急きょ、冬彦さんをマザコンキャラとして描くよう、脚本家に命じたのです。

かくして、『ずっとあなたが好きだった』に含まれる『ロミオとジュリエット』的恋愛ドラマの要素は薄くなり、代わりに、冬彦さんをメインとした、サイコホラーサスペンスとしての色合いが濃くなったのでした。
このアドリブによって、冬彦さんはフューチャーされるよう...

このアドリブによって、冬彦さんはフューチャーされるようになったのでした…

君のためにできること(1992年・ フジテレビ系)⇒ゴースト/ニューヨークの幻(1990年・アメリカ映画)

『君のためにできること』は、1992年7月にフジテレビ系で放送されたドラマ。ストーリーは、交通事故で命を落とした主人公の神崎(吉田栄作)が、ゴーストとなって加害者に乗り移り、恋人(石田ゆり子)と再会するというものでした。
君のためにできること

君のためにできること

なぜか台湾でのみDVD化されている
言うまでもなく、この話はまんま『ゴースト/ニューヨークの幻』の焼き直し。というよりも、死んだ恋人(もしくは夫婦)の片割れが霊体となり、もう片方に会いに来るといった物語は、どうやら日本人にウケが良いらしく、『いま、会いにゆきます』や『トワイライト ささらさや』など、幾度となく、再生産され続けています。
ゴースト/ニューヨークの幻

ゴースト/ニューヨークの幻

ゴースト/ニューヨークの幻 スペシャル・エディション [DVD]

ぼくらの勇気 未満都市(1997年・日本テレビ系)⇒チャイルド★プラネット(1996年・漫画)

2017年7月21日、20年ぶりに続編が放送されて話題となった『ぼくらの勇気 未満都市』。この作品は放送当時、週刊ヤングサンデーに連載されていた漫画『チャイルド★プラネット』のパクリなのでは?との疑惑が浮上したことでも知られています。
ぼくらの勇気 未満都市

ぼくらの勇気 未満都市

2017年7月21日に20年ぶりの復活を果たした
出典 gunosy.com
どの辺がパクリなのかといえば、大人だけが感染する殺人ウィルスによるバイオハザードが起こる点、それによって子供だけの自治閉鎖都市ができる点、閉鎖都市内で子供同士のサバイバルが勃発する点などが、酷似しているのです。
29 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

【イントロクイズ】懐かしのフジテレビ『月9』ドラマ主題歌

【イントロクイズ】懐かしのフジテレビ『月9』ドラマ主題歌

1980~1990年代に高視聴率を獲得したフジテレビの月曜夜9時のドラマ、通称『月9』ドラマの主題歌に関するイントロクイズです。
フジテレビドラマ【愛という名のもとに】について語ろう!主題歌、浜田省吾の名曲「悲しみは雪のように」にも注目

フジテレビドラマ【愛という名のもとに】について語ろう!主題歌、浜田省吾の名曲「悲しみは雪のように」にも注目

フジテレビドラマ【愛という名のもとに】放送は1992年1月~3月、主な出演者は鈴木保奈美/唐沢寿明/江口洋介、主題歌は浜田省吾の「悲しみは雪のように」 【愛という名のもとに】ついて語ろう!
【ビーチボーイズ対決!】あなたはどっち?「反町隆史 V.S. 竹野内豊」

【ビーチボーイズ対決!】あなたはどっち?「反町隆史 V.S. 竹野内豊」

反町隆史演じるやんちゃな「桜井広海」と竹野内豊演じるスマートな「鈴木海都」の男の友情を熱く描いて人気を博した、1997年のフジテレビ月9ドラマの名作『ビーチボーイズ』。ワイルドで明るい反町「広海」、インテリジェントでクールな竹野内「海都」、あなたはどっちが好きでしたか?
【もしアナタがカンチだったら…】どっちを選ぶ?「赤名リカ V.S. 関口さとみ」

【もしアナタがカンチだったら…】どっちを選ぶ?「赤名リカ V.S. 関口さとみ」

柴門ふみのコミックを映像化した、90年代恋愛ドラマの金字塔『東京ラブストーリー』。もしアナタが織田裕二演じる永尾完治だったら…「赤名リカ」(演:鈴木保奈美)と「関口さとみ」(演:有森也実)。あなただったら「どっち」を選んだ?選んだ理由や、作品に対する感想などのコメントもお待ちしております!
テレビドラマ「月9」の主題歌で一番好きな曲は?

テレビドラマ「月9」の主題歌で一番好きな曲は?

1990年代から黄金時代を迎えたテレビドラマ枠「月9」。視聴率は軒並み30%越えで、学校ではドラマを見ていない人は会話に入れなかったほど!そんな月9の主題歌も売れに売れまくりました!誰もが一度は耳にした事のある「月9の主題歌」で一番好きな曲は?

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト