ザ・昭和の見世物『人間ポンプ』安田里美と園部志郎の芸が懐かしい!!
2020年10月5日 更新

ザ・昭和の見世物『人間ポンプ』安田里美と園部志郎の芸が懐かしい!!

大正12年生まれの芸人だった安田里美さんと園部志郎さん。どちらも昭和を代表する芸『人間ポンプ』を得意としていました。共に平成7年に亡くなられています。お二人の人生をまとめてみました。

3,754 view

昭和の芸のひとつ『人間ポンプ』最近は安田里美と園部志郎以外にも!?

『人間ポンプ』。このなんとも即物的なネームングセンスがこの芸のありのままを伝えてくれます。

近年、お笑いコンビ「2700」のツネが人間ポンプを得意技としているようです。ミニトマトを飲み込んで吐き出すというシーンが、時折TVで流れているので若い人でも少しは馴染みのある芸かも知れません。

【2700】つね人間ポンプに挑戦!

大正生まれの芸人だった安田里美と園部志郎

しかし、私達が知っている人間ポンプはもっと生々しくて、少し怖いものでしたよね。
金魚を丸呑みして、横っ腹を叩き、再び吐き出す。生物を乱暴に扱っているし、衛生的にも良くないし、今ならSNSの格好の標的ともなりそうな芸ですね。
関東大震災が起こったのが大正12年

関東大震災が起こったのが大正12年

昭和時代には人間ポンプを神業の域にまで昇華させた芸人がいました。
それが安田里美さんと園部志郎さんでした。

ともに大正12年生まれで、奇しくも同じ平成7年に亡くなられています。
大寅興行社の見世物小屋(2008年10月)

大寅興行社の見世物小屋(2008年10月)

昭和の芸を強烈に連想させる人間ポンプの達人のお二人。似た芸風ですが、一度もお互いに会うことなくこの世を去ったそうです。

見世物小屋や進駐軍のキャンプで、名人芸を披露していたお二人の人生を簡単にまとめました。
金魚のイラスト

金魚のイラスト

胃を自在に扱えた安田里美

「最後の見世物芸人」と呼ばれた安田里美さんは、大阪の富田林生まれ。本名は山本丑松さんといいます。
生まれながらに身体にハンデキャップを抱え、4歳にして興行師である安田与七さんにその身が委ねられることとなりました。

人間ポンプ 1980年10月 第3回大須大道町人祭

ハーモニカを吹く安田さん。特徴的な声も懐かしいです。
音楽を含め、昭和を感じる事ができる貴重な映像です!
安田さんは、6才から見世物小屋の舞台に出演。以降、安田興行社の二代目となり、見世物小屋を主戦場として多くのお客さんを驚かせていきます。

人間ポンプでは、一般に広く知られている金魚を飲み込み釣り針で釣って出すのをはじめ、碁石、安全カミソリを扱いました。ガソリンを飲んで火を吹くというのも安田さんの得意技でした。

個人的に一番仰天したのは眼力という技で、バケツを目で持ちあげ、さらに振り回すというものでした。技術力もですが、まずそれをやろうと思いついたことに驚いたのを覚えています。
安田さんは胃の中に感覚があったそうで、胃を動かし、自在に物を出し入れしていたようです。
安田さんに関しては、彼を追ったドキュメンタリー映画や書籍もあり、後述する園部志郎さんに比べ、資料が多く残っているので、ご興味のある方はご覧ください。

なお、「ゴム手袋鼻息割り」などで知られ、先ごろ休養を発表したエスパー伊東さんは、子供の頃に人間ポンプに影響を受け、技に挑戦するも、結局会得できなかったそうです。
「見世物稼業―安田里美一代記」

「見世物稼業―安田里美一代記」

海外公演にも挑戦した園部志郎

“大道芸の人間国宝”と称された園部志郎さん。茨城県 東茨城郡常北町生まれとされています。

人前で芸を披露し始めたのは15歳の頃からでした。小学生の頃にご自身の特殊体質に気づき、そこから練習を重ねたそうです。

戦後になると進駐軍のキャンプをまわり、腕を磨きました。
23 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

舞台「キューティーハニー・クライマックス」が上演決定!更にキューティーハニー関連の最新情報も要チェック!

舞台「キューティーハニー・クライマックス」が上演決定!更にキューティーハニー関連の最新情報も要チェック!

2020年2月に上演され大好評を博した舞台「キューティーハニーEmotional」の続編かつ最終決戦となる新作公演「キューティーハニー・クライマックス」の上演が決定しました。日程は2021年6月16日(水)~20日(日) 。
隣人速報 | 152 view
【訃報】ポルノ雑誌「ハスラー(HUSTLER)」を創刊した実業家、ラリー・フリントさん死去。

【訃報】ポルノ雑誌「ハスラー(HUSTLER)」を創刊した実業家、ラリー・フリントさん死去。

ポルノ雑誌「ハスラー」の創刊者として著名な実業家・雑誌編集者であるラリー・フリントさんが現地時間の10日、アメリカ・ロサンゼルスの自宅で亡くなっていたことが明らかとなりました。
隣人速報 | 1,145 view
「還暦ビキニ」の再来なるか!?宮崎美子(62)がデビュー40周年を記念し自身初のカレンダーを発売!!

「還暦ビキニ」の再来なるか!?宮崎美子(62)がデビュー40周年を記念し自身初のカレンダーを発売!!

ハゴロモより、女優・タレントとして活躍する宮崎美子(62)のデビュー40周年を記念した『デビュー40周年記念カレンダー&フォトブック』の発売が決定しました。
隣人速報 | 19,770 view
篠山紀信が撮影!女優・水沢アキが65歳にしてヌード写真集に挑戦!!

篠山紀信が撮影!女優・水沢アキが65歳にしてヌード写真集に挑戦!!

小学館より、女優・水沢アキ(66)の45年間にわたるグラビアアイドルとしての軌跡をまとめた写真集『AKI MIZUSAWA 1975-2020』が現在好評発売中です。
隣人速報 | 30,550 view
皆勤賞が廃止の動き!?昭和の頃は当たり前だったのに姿を消したモノゴト

皆勤賞が廃止の動き!?昭和の頃は当たり前だったのに姿を消したモノゴト

学校を休まず毎日通い続けることで貰える「皆勤賞」。皆勤賞を目指して毎日頑張る子供たちも多くいるかと思いますが、このたびの新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「皆勤賞って本当に必要か?」という疑問の声が各所から上がっています。
隣人速報 | 5,005 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト