映画「Stand by Me」で脚光を浴びた【リヴァー・フェニックス】を振り返る
2018年1月12日 更新

映画「Stand by Me」で脚光を浴びた【リヴァー・フェニックス】を振り返る

それぞれ心に傷を持った4人の少年が、列車の轢死体があるという噂を聞き死体探しの旅に出る物語。同じように心揺れ動く時の真っ只中にいたあの頃、少年たちの姿に多いに共感したものです。そんな「Stand by Me」と、本作で注目を浴びた俳優リヴァー・フェニックスを振り返ります。

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ジミー さよならのキスもしてくれない

ジミー さよならのキスもしてくれない

ジミー さよならのキスもしてくれない

1987年制作のアメリカ映画。父親に反抗する17歳の少年が愛や友情を通して大人へと成長する姿を好演しています。
しかし、評価や興行的にはいまひとつだったようで、その後は青年俳優へと成長を遂げるリヴァーの、少年らしい姿を見るには良い作品だと言えそうです。

旅立ちの時

旅立ちの時

旅立ちの時

1988年制作のアメリカ映画。指名手配中の両親を持つ少年が、やがて親の手を離れ自立するまでを描くヒューマンドラマ。夢と愛と家族の間で葛藤し、成長していくダニー役を見事に演じています。
アカデミー助演男優賞にノミネートされ、その実力が認められた作品となりました。
旅立ちの時 一場面

旅立ちの時 一場面

この表情!グッときます。

マイ・プライベート・アイダホ 

マイ・プライベート・アイダホ

マイ・プライベート・アイダホ

1991年制作のアメリカ映画。キアヌ・リーブスとの共演で話題を呼んだロードムービー。
路上に立ち男性に体を売って暮らす青年マイク(リヴァー)。緊張すると突然意識を失う彼は、自分を捨てた母親を探すため、市長の息子で同じく男娼のスコット(キアヌ)と共に故郷アイダホへ向かいますが…。
難しい役どころを見事に演じ、ヴェネツィア国際映画賞の男優賞を受賞し、本作品は彼の代表作となりました。
キアヌ・リーヴスとリバー・フェニックス

キアヌ・リーヴスとリバー・フェニックス

ダーク・ブラッド

ダーク・ブラッド

ダーク・ブラッド

彼の遺作となった作品。砂漠の荒れ地で生活する青年と、車が故障したため彼のもとを訪れたリッチな夫婦の不穏な成り行きを描いています。

1993年10月31日に主役のリヴァーが亡くなったため、長い間お蔵入りとなっていました。監督のジョルジュ・シュルイツァーが2007年に大病を患い、本作の完成を決意して2009年に制作を再開します。フィルムの権利問題や未撮影シーンの再現などさまざまな問題を乗り越えて、2012年に完成させました。ちょうどリヴァーの没後20周年にあたる2013年に公開にこぎつけたのです。
リバー・フェニックスの笑顔にクラッ。

リバー・フェニックスの笑顔にクラッ。

笑顔にクラッ。

死について

1993年、当時ジョニー・デップが共同所有者のひとりであったウェスト・ハリウッドのナイトクラブ、ザ・ヴァイパー・ルームの入口付近で、ヘロインとコカインの過剰摂取を原因とする心不全で死亡[8]。その最期は親友であるレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーに看取られた。23歳だった。
23歳という若さで逝ってしまったリヴァー。その訃報は瞬く間に世界中に知れ渡り、人々に強い衝撃を与え、深い悲しみに突き落としました。
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