没後20年を越え、いま甦る伊丹十三流――
宮本信子が『Men`s Precious』で〝伊丹スタイル〟を語る!
俳優、エッセイスト、映画監督――
戦後からバブル崩壊後にかけて、様々な分野から日本人に大きな影響を与えた男、伊丹十三。
戦後からバブル崩壊後にかけて、様々な分野から日本人に大きな影響を与えた男、伊丹十三。
没後20年を越えた今、伊丹の存在感が高まっているのはなぜか? 彼が心から憎んだ「まがいもの」が、いま世の中にはびこっているからだ
とアピールするのは12月6日発売の男性誌『Men`s Precious』2018年冬号。
12月に入りテレビ特番やブックフェアが開催されるなか、『Men`s Precious』は伊丹十三の配偶者にして女優である宮本信子氏のインタビューを交えて43ページにわたり彼を特集する。
12月に入りテレビ特番やブックフェアが開催されるなか、『Men`s Precious』は伊丹十三の配偶者にして女優である宮本信子氏のインタビューを交えて43ページにわたり彼を特集する。
本邦初公開の写真や私物が満載!
特集 世紀の才人のお洒落とモノ選び流儀「伊丹十三 こだわりSTYLE BOOK」
商業デザイナー、エッセイスト、俳優、イラストレイター、テレビマン、映画監督…13+αの顔を持つ男――伊丹十三とは何者だったのだろう?
伊丹十三は1933年生まれ。映画監督と紹介するのが一番わかりやすいかもしれないが、商業デザイナー、エッセイスト、俳優、イラストレイター、映画監督、CMクリエイター、ドキュメンタリー映像作家と文字通り〝幅広い分野〟で活躍している。
「無法松の一生」をつくり《日本のルネ・クレール》と称された映画監督伊丹万作の長男。
女優宮本信子の配偶者であり、俳優池内万作の父であり、ノーベル賞作家大江健三郎の義兄であり、ギタリスト荘村清志の従兄である。
「無法松の一生」をつくり《日本のルネ・クレール》と称された映画監督伊丹万作の長男。
女優宮本信子の配偶者であり、俳優池内万作の父であり、ノーベル賞作家大江健三郎の義兄であり、ギタリスト荘村清志の従兄である。
via ja.wikipedia.org
〝妻にして戦友〟宮本信子さんが語る 伊丹十三流こだわりライフ
「何しろ伊丹さんは、すべてにたいしてこだわる人でした。こだわらないというものがないんです(笑)。だから私、結婚するとき、悲しかったですが、自分のものを全部捨てましたよ、伊丹さんから「要りませんから」と言われて。(中略)そうすると、今度は、私のために、それはきれいな服をつくってくださるの。結婚前でもそうでしたからね。「この人に似合うもの、これとこれ」という調子で(中略)。着物だったら銀座の白洲正子さんの店『こうげい』へ連れていかれましたね。(中略)あの、センス、ほんとうにどこで学んだんでしょうかね」
「私だけじゃなく、スタッフの皆さんも、伊丹さんが『オーケー!』と言ってニコッと笑うその顔が見たくて仕事をしている、そういうムードでしたもの。だから、伊丹さんがいちばん素敵なのはやっぱり撮影現場かな。現場で悩んで、ものすごく考え込んだり、うんうんうなっているようなところも、ちょっと格好いいなと思います」
『マルサの女』『たんぽぽ』などの大ヒット映画で知られる彼だが、伊丹と言えばやはり『お葬式』だろう。
葬式という深刻なテーマに対して笑いをふんだんに取り入れた作風、にも関わらず過激に展開される性描写、当時の日本映画賞を総なめにした代名詞的作品である。
葬式という深刻なテーマに対して笑いをふんだんに取り入れた作風、にも関わらず過激に展開される性描写、当時の日本映画賞を総なめにした代名詞的作品である。
via www.amazon.co.jp
本物を知る男だけが辿り着けた名品・逸品、伊丹十三の〝本筋〟モノ語り
創作者としてのこだわりにあふれた伊丹は、消費するものにもこだわりをもっており、それにより一流の消費者でもあった。
2007年に開館した伊丹十三記念館には、クラシックはもちろん落語まであるレコード、レシピ本、様々な食器、最後の愛車となったベントレー、飼い猫の姿を描いたイラストなど様々なものが展示されている。
2007年に開館した伊丹十三記念館には、クラシックはもちろん落語まであるレコード、レシピ本、様々な食器、最後の愛車となったベントレー、飼い猫の姿を描いたイラストなど様々なものが展示されている。
伊丹十三記念館
映画監督、俳優、商業デザイナー、エッセイスト、テレビマン、CM作家、雑誌編集長…さまざまな分野で活躍し、音楽、料理、猫、乗り物を愛した伊丹十三の足跡をたどる記念館の公式サイトです。