ファミコンソフト【F-1レース】を懐かしむ!レースゲームなのに〇〇だった!
2020年9月27日 更新

ファミコンソフト【F-1レース】を懐かしむ!レースゲームなのに〇〇だった!

ファミコンソフト「F-1レース」の概要やプレイ動画を紹介。本記事では目線を変えて、現代ゲームではありえないツッコミどころに注目して当時を振り返りながらゲーム内容をお届けします。

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ファミコンソフト【F-1レース】の概要

ファミコンソフト【F-1レース】は、1984年11月2日に任天堂から発売されたレースゲームです。

ファミコン初期時代に登場したレトロゲームの一つで、ファミコンのレースゲーム第一作目にあたります。

3種類の難易度があり、時間制限内に周回して規定周回を走りきる事を目的としたゲーム内容となっていました。

ファミコンソフト【F-1レース】のプレイ動画

F-1レースとはどのようなゲームだったのか?については、プレイ動画をご覧になると判ります。

非常にシンプルなゲーム性ですが、スピード感のあるゲーム内容で当時の子供たちはクリアを目指して遊んだものです。

【FC】F1レース【全レベルクリア(最終面を2周する)まで】

ゲーム自体はとてもシンプル。いかにもレトロゲームという内容となっています。

ファミコン【F-1レース】の裏ワザ!ターボモードとは

ファミコンソフトには、様々な種類の「裏ワザ」と呼ばれるゲームテクニックが存在しました。

裏ワザには製作側が意図して隠し要素として仕込むタイプと、バグやエラーを利用したタイプが存在しましたが、F-1レースにおける裏ワザは隠し要素としての裏ワザとなっていました。

F-1レースにおける最高速度は415km/hに制限されていますが、ある手順を行い裏ワザを成功させると最高速度が496km/hまで引き上げられ、コーナー性能も向上するというものです。

裏ワザ手順を簡易的に解説すると

1.最初の直線でコースの青いラインに車輪を半分だけ乗せて(減速するのは乗せすぎ)直進する
                           ↓
2.加速を続けて最高速度(415km/h)をキープし続ける。コーナーに入っても直進を維持する
                           ↓
3.加速を続けて415km/hから限界を超えて416km/hへとスピードアップしたら成功

文字で説明するとこれだけなのですが、これを実行するのが非常に難しく裏ワザを知っていても成功させるには技術と運が必要でした。

実際に、この裏ワザを解説付きで成功させている動画がありますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。

【ファミコン】F-1レース スキルレベル1で裏技ターボを発動して1~5面を爆走!5万点達成!

裏ワザに成功すると、ハイスピードでコーナリングも強くなるターボモードでプレイできます

ファミコンソフト【F-1レース】の販売本数

ファミコン初のレースゲームとして発売されたF-1レースですが、プレイ動画を見ても判るように非常にシンプルでいかにも初期のレトロゲームという内容となっています。

そんなF-1レースですが、実は累計販売本数は145万本以上と言われファミコンブームの火付け役として、非常に人気が高く売れたゲームの一つに数えられています。

ファミコンソフト【F-1レース】のツッコミどころをまとめて紹介

販売実績は素晴らしく、ファミコン初期ソフトとして非常に多くのプレイヤーが手に取ったゲームですが、レースゲームとして冷静に見るとかなりツッコミどころが多い作品でもあります。

そこで、ここからは視点を変えてファミコン初期のレトロゲームだからこそといえる、ツッコミどころを色々と紹介していきます。

ファミコン初期あるある!ちょっと盛ってる世界観

F-1というモータースポーツを題材にしているF-1レースですが、裏ワザ込みで考えると最高速度がありえないスピードになっている事が判ります。

F-1は地上におけるモータースポーツでは最速である、と言えますがゲームのF-1レースでは裏ワザ無しでも普通に300後半~400km/h近い速度で走行しています。

これを、近年のF1(現実の)における記録と比較してみましょう。
例えば、2005年にF1マシン最高速度として記録されたのが「372.6km/h」。
最速と言われるアメリカのインディカーシリーズでの最高速度が380km/hとなっています。

こうした近年における記録で比較すると、何らおかしくないのですがF-1レースは1984年のゲームである事を忘れてはいけません。

モータースポーツの技術は常に進化し続けているため、現在の比較では差が少なくややこしいのですが、1984年当時で言えば当たり前のように300後半~400km/hで走行するF1マシンはちょっと盛っていると言えます。

こうした「ちょっと盛る」という世界観は、80年代~90年代のレトロゲームではよくある事でした。

野球ゲームでは投手が160km/hを超えるボールを投げたり、果てはバントしても場外ホームランを打ってしまう・・などなど。

しかし、面白いのは160kmの剛速球投手や時速400kmのモンスターマシンも時を超えて現在では、普通にありえる事として成立してしまう点にありますよね。

さすがに、バントでホームランできる選手は現れないと思いますが(笑)


レースなのに順位が存在しない

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F-1レースは「レースゲーム」であるにも関わらず、順位という概念が欠落しています。

ライバルとなる車両を抜き去って、先頭をひた走る!というレースの醍醐味は無く、F-1レースで登場するライバル車両はあくまでも【障害物】という扱いになっています。

そのため、いくら抜き去っても1位になる事はなく抜いても抜いても障害物としてライバル車両が延々と登場します。

レースというよりは、障害物を避けるゲームと言った方が正しく、モータースポーツ特有の壮絶な戦闘争いなどは絶対に起こらないゲームでした。

盛大にクラッシュ!その後は普通にリスタート

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F-1レースでは、コースアウトしたり敵車両にぶつかってしまうと爆発エフェクトと共にクラッシュして車体は粉みじんに爆発します。

しかし!

爆発して消えたハズの車両は、数秒のタイムロスを経て同じ場所から何事も無かったかのように現れて普通にリスタートします。

ゲームだから、と言えばそれまでですが大破して跡形も無くなってから普通にリスタートする姿は、中々にシュールな映像となっています。
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