千秋は試験や訓練で落第しまくるが、村沢と特訓して再試験でなんとか合格し続け、夢をつなぐ。
千秋は、苦手な英会話の試験に臨むが、苦手意識が強すぎて英語専門教官のMr. McAverryに対しても緊張のあまり頓珍漢な返答をしてしまい、落第する。
最終回、千秋もなんとか合格で、ズッコケ組の478期生も一人も落ちこぼれなしで、全員卒業した
少女に何が起ったか(小泉今日子、辰巳琢郎)(1985年制作)
少女に何が起ったか(小泉今日子、辰巳琢郎)(1985年制作)
平均視聴率 21.4% (ビデオリサーチ、関東地区)
父を知らず、北海道稚内市で母と暮らしていた野川 雪は、母の死の直後に訪れた謎の男から、亡き父は有名なピアニスト、東幸彦。そして祖父は東(あずま)音楽大学学長の東雪雄と聞かされる。使用人だった母との結婚を認めず、父を勘当したという祖父に対し「両親に謝罪し結婚を認める」「自分を東家の人間と認める」を要求すべく、東京の東家に乗り込んでゆく。
戸籍の父親の欄は空白、他にも証拠なしとして周囲から嘲られ、罵られるが、学長の取り計らいで親子関係が判明するまで、当時の母同様に東家の使用人として働く事になった。同時に東音楽大学へ特待生として入学。同じ大学へ通う東家の娘、美津子と取り巻きのお嬢様学生、東家の人間、深夜0時になると現れる刑事などに悩まされながらも、雪はピアノ科助教授、大津の指導と特待生達の友情の中でピアノの腕を上達させていく。
その一方、東音楽大学内での裏口入学問題の捜査が静かに進んでいた。
(出典:wikipedia/少女に何が起ったか)
野川雪:小泉今日子
北海道で生まれ育ち、高校卒業後、漁港事務所へ就職するが、1年後に母と死別。その際に母から生い立ちを聞かされ、同時に謎の男に相談の末に上京。東家の使用人として働きながら、東音楽大学に特待生として入学。ピアノに関しては、地元の小学校の備品を使わせて貰いながら学んだ様子。
川村良之刑事(演:石立鉄男)「やい!、この薄汚ねぇシンデレラ。魔法の解ける12時だ!」。
東家周辺に出没する刑事。毎晩深夜0時になると雪の前に出没し、「おい!薄汚ねぇシンデレラ!」と罵る。久之の味方になる等、知人でもある節子の依頼で陰謀に荷担している様に見えたが、その真意は久之に接近し、密かに収賄の証拠を収集することにあった。
最終回で鈴木と共に久之を逮捕に追い込んだ末、雪に真実を打ち明け、それまでの行いを謝罪し「とっても可愛いシンデレラ」と明るい笑顔を見せた。
謎の男(鈴木検事):宇津井健(特別出演)
雪に出生の秘密を告げた男。東家に転居後もコンクール用のドレスを特待生の人数分届ける等、しばしば出没して援助を加えており、「雪の実父」ではないかという疑惑を持たれる。その正体は東京地検特捜部の検事であり、最終回にて、川村刑事と共に久之の裏口入学による収賄疑惑を捜査していた事実を明かし、久之を逮捕・連行してゆく。
大津光三:辰巳琢郎
東音楽大学の助教授でピアニスト。貧しい学生を援助する為の特待生制度の導入に貢献。型破りな性格で雪を始めとする特待生の最大の理解者でもあるが、お嬢様グループからも人気が高い。
東美津子:賀来千香子
久之と貴恵の長女で(雪とは従姉妹同士となる)東音楽大学に在学中。大津に淡い想いを寄せる。勝ち気で異常にプライドが高く、雪への嫉妬心から意地悪をすることもあるが、根は潔く、正々堂々とした性格で、大学内の取り巻き・一部の親族の様な陰湿さはみられない。コンクールで雪と対決。結果と血縁を認め和解する。
東久之:長門裕之
信之と美津子の父(貴恵と結婚する際に東家に入り婿という形になっている)東音楽大学のピアノ科主任教授。雪を敵視する傍ら、裏で大規模な裏口入学による不当収益を得ていたが、最終回で逮捕される。その際に犯行の動機を「婿養子で肩身の狭い思いをしており、独立の資金捻出の為だった」とつぶやいて、連行されてゆく。
恋敵の千秋に、一人で生きていくと見栄を切られた真理子も、両手を奪われた村沢を憎む6年間という年月に相当の疲労感を露わにし、村沢との結婚を土壇場で覆し、一人で生きていくことを決心する。