1980年代の『大映ドラマ』の最盛期(1983年~89年)第一弾4選:スクール☆ウォーズ・ヤヌスの鏡・スチュワーデス物語・少女に何が起ったか
2016年4月19日 更新

1980年代の『大映ドラマ』の最盛期(1983年~89年)第一弾4選:スクール☆ウォーズ・ヤヌスの鏡・スチュワーデス物語・少女に何が起ったか

極端なキャラクター設定、時代錯誤的なくさい演技や名言のオンパレードの大映ドラマはまさに昭和ドラマの最高傑作です。その中でも特に人気のスクール☆ウォーズ・ヤヌスの鏡・スチュワーデス物語・少女に何が起ったかの4作品を振り返ってみましょう。

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1980年代の『大映ドラマ』の最盛期(1983年~89年)第一弾4作品:スクール☆ウォーズ・ヤヌスの鏡・スチュワーデス物語・少女に何が起ったか

泣き虫先生「おまえら、悔しくないのかぁ~」(スクール☆...

泣き虫先生「おまえら、悔しくないのかぁ~」(スクール☆ウォーズ)

極端なキャラクター設定の多重人格のヒロイン(ヤヌスの鏡)

極端なキャラクター設定の多重人格のヒロイン(ヤヌスの鏡)

特に1980年代に大映テレビが制作した実写ドラマは、当初から同業他社のプロダクションが制作する作品に比べて、以下のような特徴が際立っている。

主人公が、運命の悪戯に翻弄されながら幸運を手に入れる、いわゆる「シンデレラストーリー」。
衝撃的で急速な起伏を繰り返したり、荒唐無稽な展開。
「この物語は…」の台詞でオープニングに挿入され、ストーリーの最中では一見冷静な体裁をとりつつ、時に状況をややこしくするナレーション。
出生の秘密を持つキャラクターの存在。
感情表現が強烈で、大げさな台詞。
これらの独特な演出から、他の制作会社のドラマと区別する意味で「大映ドラマ」と呼ばれていた。大映ドラマには原作を持つ作品も多いが、いずれも原作をとどめない程改変されている。「不良少女とよばれて」の原作者である原笙子はドラマの内容を知って愕然とし、本編をまともに見ることが出来なかったというエピソードが残っている。

ドラマのキャラクターも、(1)少女あるいは青年女性を主人公にした作品が多かったり(例外:『スクール☆ウォーズ』)、(2)当初は不良で荒廃していたが、生来の力強さで成功・成長するキャラクターが特徴的である。

1980年代の「大映ドラマ」は、TBSとフジテレビの2局で大多数が放映され、芥川隆行がTBS系大映ドラマのナレーター、来宮良子がフジテレビ系大映ドラマのナレーターを務めた。当初はTBS火曜20時台のみが大映ドラマの枠であったが;最盛期の1984年になると、TBS火曜20時台、TBS土曜21時台、フジテレビ水曜20時台の、計3つが大映ドラマの枠になった。
「この薄汚いシンデレラめ!」(少女に何が起ったか)

「この薄汚いシンデレラめ!」(少女に何が起ったか)

TBSチャンネル担当者からひとこと
「極端なキャラクター設定」、「主人公に次々と降りかかる苦難」、「先の読めない波乱万丈の展開」といった独特の演出で大映テレビドラマは多くのファンに愛されてきました。「私はドジでのろまなカメです!」(スチュワーデス物語)、「この薄汚いシンデレラめ!」(少女に何が起ったか)…などインパクトのあるセリフは流行語にもなり、記憶され、語り継がれています
「私はドジでのろまなカメです!」(スチュワーデス物語)

「私はドジでのろまなカメです!」(スチュワーデス物語)

スクール☆ウォーズ(山下真司、岡田奈々)(TBS・1984年制作)

スクール☆ウォーズ(山下真司、岡田奈々)(1984年制作)

スクール☆ウォーズ(山下真司、岡田奈々)(1984年制作)

大映テレビの“スポ根ドラマ最高傑作”と言われる。

『スクール☆ウォーズ』(School Wars)は、1984年10月6日から1985年4月6日まで、大映テレビ制作・TBS系で毎週土曜日21:00~21:54に放送された学園ドラマである。正式名称は『スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜』。続編は『スクール・ウォーズ2』。

京都市立伏見工業高等学校ラグビー部とその監督で元日本代表フランカーの山口良治をモデルとして、作家・馬場信浩が執筆したフイクション『落ちこぼれ軍団の奇跡』を基に制作されたフィクションドラマである。

高校ラグビー界で全く無名の弱小チームが、ある一人の教師が赴任してから、わずか数年にして全国優勝を果たすまでの軌跡を描いた物語である。キャラクターは、(1)不良少年や落ちこぼれが何かを動機にして立ち直っていく姿、(2)出生の秘密や難病を持っているキャラクターに翻弄される生徒や教師、(3)教師が健全な生徒の育成に取り組もうと苦悩する姿を描いている。ドラマでは、実史で優勝までに要した7年ではなく、5年で全国制覇を成し遂げている。

「この物語は…」のナレーションで始まる、1980年代の大映ドラマを代表する作品の一つ。少女を主人公とした女性ドラマが多い大映ドラマの中で、本作は例外的で男性を主人公とした男性ドラマである。モデルとなった学校の所在地は京都市であるが、ドラマの舞台は神奈川県の「川浜市」(神奈川県で東京寄りの2市である川崎市と横浜市の頭文字を取っている)という架空の自治体になっている。制作会社であった大映テレビは当時、東京都府中市の中河原にスタジオを構えていたので、ロケは川崎市内に加えて府中市内と多摩市内が多かった。

テレビドラマの『スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜』は、1984年10月6日から1985年4月6日まで毎週土曜日21:00 - 21:54に放送された。主演は山下真司。なお、新聞のラテ欄では、「泣き虫先生の7年戦争」という副題は省略されている。
(出典:wikipedia/スクール☆ウォーズ)

スクールウォーズ OP - YouTube

「この物語は、ある学園の荒廃に闘いを挑んだ熱血教師たちの記録である。高校ラグビー界において全く無名の弱体チームが、荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で全国優勝を成し遂げた軌跡を通じて、その原動力となった信頼と愛を、余す所なくドラマ化した物である。」
(オープニングナレーション。第3話以後)

麻倉未稀「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」
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滝沢 賢治(たきざわ けんじ) 演 - 山下真司「ここは学校じゃない!戦場だ!!」

滝沢 賢治(たきざわ けんじ)
演 - 山下真司
川浜高等学校体育教師で同校ラグビー部監督。東都体育大学2年生時からレギュラーに抜擢され大学ラグビー界で一世を風靡、その後もラグビーの全日本代表選手(ポジション:フランカー)として活躍するが、負傷のため引退。元々は教師を志望しており、引退後に川浜市教育委員会体育部に勤務をした後に、山城晋平の誘いで川浜高校に赴任した。

ラグビーを通じて荒廃した高校生たちを更生させようと奮闘する熱血教師。曲がった事が大嫌いな性格であり、熱血の余り、生徒に手を上げることも度々で、当時の感覚でも脈絡を考えずに体罰として問題にされることもある。その一方で非常に涙脆く、短絡的に容易な処分に走ろうとする姿勢を嫌っており、教え子のために涙をこぼすことも度々。座右の銘は「信は力なり」。

下田大三郎・夕子夫妻が営むラーメン屋「新楽」の常連客で、下田夫妻に悩みを相談する事も度々ある。家庭の仲が比較的良く、ラーメン屋夫妻に頭を下げる立場である点で、本作に後続して放送された『親子ゲーム』の早川巡査とは正反対の立場となる人物である。
名言は「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE.(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」で、これは現在でも様々な分野で結束を求めるキャッチフレーズとして使用されている。

]平尾誠二によれば、「all for one」の方のoneは、一人ではなく一つの目的、つまり「勝利」を指しているという。
名前の由来は滝沢馬琴と宮沢賢治から。ナレーションでは常に「賢治」と呼ばれる。
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相模一高に109対0という屈辱の大敗を喫することで川浜高校ラグビー部は目覚める

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滝沢 賢治(たきざわ けんじ) 演 - 山下真司「お前らそれでも男か!悔しくないのか!」

「今、自分がやっている事をひたむきにやらないで、
この短い人生でいったい何が出来ると思ってるんだ!

よく考えてみろ、相手も同じ高校生だ。
同じ歳、同じ背丈、頭の中だってそう変わらんだろう。
それが何で109対0なんて差がつくんだ!

お前らゼロか、ゼロな人間なのか!
何をやるのもいい加減にして、一生ゼロのまんま終わるのか!
それでいいのか…!お前らそれでも男か!悔しくないのか!」
森田 光男(もりた みつお) 演 - 宮田恭男「悔しい...

森田 光男(もりた みつお) 演 - 宮田恭男「悔しいです!」

森田 光男(もりた みつお)
演 - 宮田恭男
川浜高校ラグビー部員で、ポジションはフランカー。東都体育大学の四軍や、相模一高との練習試合でゴールキックを決めている。下田夕子の弟で、「新楽」に住む。富田圭子はガールフレンド。賢治赴任当時は2年生。平たく言うと「明るい弄られ屋」というキャラクター。当初は部内でも落ちこぼれで、先輩に反抗してしごきを受けるも、それも耐え抜き、賢治との出会いを機にラグビーに対する姿勢が変わった。しかし、学年末試験で致命的な落第点を取り、3年に進級できず留年。県大会にて相模一高に109-0で敗れ、賢治に叱咤された際、「悔しいです!」と叫んだことがラグビー部を奮起させる原動力となった。1年遅れで3年に進級後は主将を務めるが、県大会決勝で敗れ全国大会出場ならず。後輩が全国大会出場を果たしたら圭子と結婚することを決意。圭子と結婚するために1日も早く一人前の社会人になりたいと考えるようになり、卒業後は地元のホテルにフランス料理のコック見習いとして入社。
モデルとなった小畑道弘は建設会社を経営しており、母校である伏見工業高校のグラウンドの施工をした。また、少年ラグビーチームのヘッドコーチを務めている。
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富田 圭子(とみた けいこ) 演 - 伊藤かずえ「あんた、キンタマついてんの? 」

富田 圭子(とみた けいこ)
演 - 伊藤かずえ
森田光男の恋人。ラグビーボールに形が似ているという理由でレモンが好き。光男とはラグビーの日本選手権会場(秩父宮)で出会う。実は名村謙三の娘(第四子)であり、複雑な家庭環境から自殺を考えていた。そして、その遺書の封書を光男に見られたことから二人の交際が始まった。そんな境遇を想い、イソップを自殺の危機から救ったこともあった。親戚の農家や多数の高校を転々としたが、父親から見合い(後述)の話が出て、滝沢家と下田家に家出してきた。川浜高校ラグビー部マネージャーのお手伝いをすることもたびたびあった(一時は名村との確執から大木に睨まれたりもした)。弱い者いじめを決して許さず、賢治、及び川浜高校のラグビー部員が窮地に追い込まれた時に現れて、窮地を救うことがあった。この正義感の強さは、生みの母親・三好夏子譲りである。
滝沢 節子(たきざわ せつこ)演 - 岡田奈々

滝沢 節子(たきざわ せつこ)演 - 岡田奈々

滝沢 節子(たきざわ せつこ)
演 - 岡田奈々
賢治の妻。大学生の時に賢治と運命的に出逢い、後に結婚。1女をもうける。当初は賢治を心配し、川浜高校赴任に反対。一時は娘より生徒を大事にする賢治の姿勢に失望して別居するが、後に彼に理解を示すようになる。時折、悩める賢治に的確な助言をし、偏った考えを諫めるなど、夫を陰で支える賢妻となる。また、大木大助の就職の世話もした。大学生の時は、女子バレーボール部に所属していた。
下田 大三郎(しもだ だいざぶろう) 演 - 梅宮辰夫...

下田 大三郎(しもだ だいざぶろう) 演 - 梅宮辰夫「さあ、誰からかかってくる?」

下田 大三郎(しもだ だいざぶろう)
演 - 梅宮辰夫
川浜高校前のラーメン屋「新楽」の店主(マスター)。夕子の夫で、森田光男の姉婿。

若い頃は「関東一のワル」と恐れられた。元・暴走族だったこともあり、出前などでバイクを乗りこなしている。ラグビー部員たちを優しく見守る良き兄貴分であり、時には料理を御馳走したりもした。

同時に、ラグビー部員からも慕われていた。就任早々惨敗してしまい、一時は部員たちとの衝突で空回りした賢治を励ましたりもした。相模一高との試合の前夜にイソップが死亡した際に、試合当日に彼の親友だった大木に対し、試合の闘志を妨げるイソップの感情を払拭させるべく拳骨をお見舞いした。教育観に関しては、「警察や校長や評論家の話は読んだことがあっても、肝腎の生徒の言い分を一度でも見たことがありますか?」と言うように、問答無用で生徒を軽んじる風潮に疑問を持っている。光男に対しては夕子と対照的にやや突き放した態度を取ることが多いが、これは光男を信頼しているためでもある。
清川誠一の家族の借金に絡むトラブルを仲裁しようとした賢治の代わりにヤクザに刺殺された。しかし、亡くなる前にそのヤクザの刑を軽くしてやるよう刑事に頼み込んだ。賢治の赴任を機にラグビーを好きになり、社会人ラグビーチーム「浜っ子クラブ」を立ち上げる。
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演 - 小沢仁志
少年院上がりの不良。就任した賢治を暴力で激高させて即刻クビにさせるという作戦を企む。父を北海道の炭鉱での落盤事故で失っている。「乱世会」という暴力団まで背後に付け、賢治たちと乱闘を繰り広げた。しかし、賢治が彼を必死に更生させようと苦心する姿に徐々に心動かされ始め、賢治に武器を持って決闘を挑むが敗北し、終いには「俺、ラグビーやっときゃ、好かったかな…」と言って心が折れ、その後改心して期末試験を受ける気になった。卒業式の日には、賢治に感謝の気持ちと思われるブランデーを置いて去って行った。卒業後はトラックドライバーに。社会人ラグビーチーム「浜っ子クラブ」に入る。卒業後は温和な性格となっており、大三郎を刺した犯人に殴りかかった清川を制止している。12月11日生まれ。
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