芸能界入りまで
1973年に当時人気のアイドルグループ・フォーリーブスの北公次さん主演のドラマ「ボクは女学生」のヒロイン公募に応募し、合格したことで芸能界入りします。ただしヒロインオーディションだったのですが11人合格し、大竹さんはヒロインではありませんでした。
翌年に放送された同シリーズ「ボクは恋人」にも出演し、女優の道を進んでいくことになります。
「水色の時」で朝ドラ史上最年少ヒロインに!
#カムカムエヴリバディ【水色の時】OPから10年 経った 昭和50年の夏、大月家が観ていた朝ドラは 連続テレビ小説第15作「水色の時」。ヒロインは大竹しのぶさんでした。#カムカム pic.twitter.com/fcoZxMiLXd
— ひぞっこ (@musicapiccolino) January 30, 2022
朝ドラは14作目まではすべて1年単位で放送されていたのですが、この「水色の時」からは基本半年ごとの放送になりました。現在の朝ドラスタイルの最初だったんですね。
医大生を目指すヒロインと看護師の母の交流を描いたドラマです。
「若きいのちの日記」
1978年には「若きいのちの日記」で主演を務めます。「若きいのちの日記」は難病で21歳で亡くなった大島みち子さんの日記を書籍化したものでそれをドラマ化したのですね。
大島みち子さんと河野実さんの3年間の文通の記録を書籍化した「愛と死を見つめて」の裏側的存在で「愛と死をみつめて」ではわからなかった闘病生活を描いています。
「愛と死を見つめて」も1964年にドラマ化されていて、その時の主演の2人は母親役、主治医役で出演したことでも話題になりました。
闘病生活を描いたドラマなので実力派の大竹さんにぴったりの役ですね。
「恋人たち」
立原正秋さんの小説『恋人たち』と『はましぎ』を原作としたドラマで、脚色も加わっています。
根津甚八さん演じる笹本道太郎は、三人兄弟だったのですが、弟は子どもの頃人さらいに遭い、行方不明でした。そして両親の離婚後、兄ともバラバラになっています。ある日、道太郎は鎌倉で出会った六太郎という人を生き別れの弟ではないかと考えます。
道太郎は定職に就かず暮らしていて、以前の恋人の土方典子(田中裕子さん)関係を続けていました。ですが典子には婚約者がいます。
大竹さんが演じたのは典子の妹、信子。道太郎と典子の関係をよくないと思っていたのですが、のちに自分も道太郎と関係を持ってしまい・・・というドラマでした。
「男女7人夏物語」
タイトルの通り、都会に住む男女7人が仕事や恋愛をしている姿をおしゃれに描いた作品。「トレンディドラマの元祖」ともいわれるドラマです。
大竹さんとさんまさんの掛け合いが面白く、人気でした。2人の出会いの場ともなったドラマですね。
ドラマ人気が高く、翌年には「男女7人秋物語」が放送されます。前作と同じ設定なのですがさんまさん、大竹さん、鶴太郎さん以外はキャストが一掃し、別の7人(実質8人)の恋愛を描いたドラマになっています。
男女が言い争っているうちに次第と恋仲になったり、くっついたり離れたりを繰り返すドラマも定番ですが、この頃は珍しかったのではないでしょうか。
「ひとの不幸は蜜の味」
Macに取り込んだ30年分のビデオを報告していくツイート 番外編。「ひとの不幸は蜜の味」再放送96年保存。ほんとにいいドラマだった。作家の内面を描いた内容は当時の自分だからこそ吸収できたと思われ。大竹しのぶさん清水美砂さん相楽晴子さん。石井明美さんの主題歌もメチャいい曲。#90年代 #平成 pic.twitter.com/5ixm9W141T
— からP🌟ミルクセーキ音楽P (@Kara_P_Sounds) September 10, 2020
大竹さんはくればやし繭子という漫画家を演じています。くればやし繭子(本名:中田正子)は母の死後、父が母の担当の看護師と再婚したことで義母の小百合(泉ピン子さん)と父親に嫌悪感を抱いていました。
繭子は大物漫画家なのですが落ち目だということにうすうす気が付いていました。ですが担当編集者だった婚約者の小田切修(村田雄浩さん)と結婚することに望みをつないでいました。
ですがアシスタントに裏切られ、仕事も恋人も奪われてしまいます。
さらに父がなくなり小百合が繭子の元を訪れ、世話を焼こうとします。最初は反発していたのですが徐々に変わっていき、小百合とアシスタントのサポートで漫画家として再生していく、という物語。
「Dear ウーマン」
こちらは東山紀之さん主演。東山さん演じる石丸多聞は、社会人バスケットボールチームで活躍していたのですが、引退後、女性ばかりの部署に飛ばされてしまいます。
大竹さんはその部署の一員・津野響子を演じています。セクハラを題材としたドラマで大竹さんが毎回「ふざけんじゃねぇ!」と啖呵を切るシーンが話題になりました。
大竹さんの出演ドラマを振り返ってきましたが、シリアスからコメディまでかなり幅広いですよね、2000年以降は母親役なども多くなりさらにさまざまな役を演じられるようになりました。
ドラマだけでなく舞台などでも活躍されていますがこれからもテレビドラマにも出演してほしいですね。