パンチングマシン
プレイヤーはまず所定の代金を投入し、筐体に付属されているボクシング練習用グローブを装着する。その後ゲームの指示に従って、打撃対象物めがけて思いきり殴ると、その強さがパンチ力として数字化される。各ゲームによって殴れる回数や演出等の細部は異なるが、今日存在するパンチングマシンと呼ばれるゲームの基本部分は、ほぼこの繰り返しとなる。なおゲーム内で打撃対象物のことは、パンチングパッドもしくは略してパッドと呼ばれている。ゲームによっては打撃対象物がパッドではなく、パンチングボールやサンドバッグ、人形の場合などがある。
海外でも様々な筐体があり大人気!
筋肉ムキムキの外人さんは好きそうですよね。海外メーカーの筐体も多くあるそうですが、今回は日本のゲームセンターに置かれていた80年代・90年代の筐体を振り返ってみましょう。
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ノックダウンシリーズ(ナムコ)1981年〜
1981年 ナムコ ノックダウン namco knock down - YouTube
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ナムコのパンチングマシンのノックダウンは、これまで3種類販売されている。1981年に登場したパンチングマシンの元祖であるノックダウン、1991年に登場した前作の改修版であるノックダウン90、2001年に登場した大幅なリニュアルをしたノックダウン2001である。以下、機種ごとの特徴を記述する。
初代ノックダウン
1981年に販売。ナムコの初代パンチングマシン。当時は唯一のパンチングマシンであり、他に類似ゲームはなかった。そのため試作的要素が強く、当初グローブなどは設置されていなかった。
初代ノックダウンのスコア
逃げるが勝ち(~69kg以下)
明日があるさ(70~79kg )
やったぜ!人並!(80~95kg )
よっ!町の実力者!(96~109kg)
世界チャンピオン(110kg以上)
なお本作では単発最大199まで計測することができる。
明日があるさ(70~79kg )
やったぜ!人並!(80~95kg )
よっ!町の実力者!(96~109kg)
世界チャンピオン(110kg以上)
なお本作では単発最大199まで計測することができる。
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本作ではゲームセンターに来店する一般人を対象としたゲームであることを想定しており、格闘家が練習用に使うといったことは想定されていなかった。軽いお遊び感覚でのパンチ力測定ゲームになるはずであったが、予想以上に本気で殴る人が多く、怪我をしてしまう人が続出した。これに対してナムコは怪我の防止策の一環として拳や手首の保護のためのボクシンググローブを備え付けた。この際、プレイ時の助走防止、盗難防止という観点から筐体とグローブは一定の長さの紐で結ぶことで固定された。また強い人が本気で殴るとパッドが壊れてしまうという事態が発生した。
(2代目)ノックダウン90
ノックダウン90のスコア
ごくろう様でした(~69kg以下)
もう一回チャレンジ!(70~79kg )
メンツは保った(80~95kg)
強い!これはてごわい(96~109kg)
地上最強の男!(110kg以上)
なお本作では単発最大199まで計測することができる。
もう一回チャレンジ!(70~79kg )
メンツは保った(80~95kg)
強い!これはてごわい(96~109kg)
地上最強の男!(110kg以上)
なお本作では単発最大199まで計測することができる。
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(3代目)ノックダウン2001
本作ではノックダウンシリーズのシンプルなゲーム性を引き継ぎ、安全性の向上とスコアに対するランク付けを細分化することで、誰もが気軽に楽しめるゲームとなった。
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本作ではこれまでの起き上がるタイプのパッドから、筐体上部のレーンに打撃対象面であるサンドバッグを吊るし、それをパッドとした。これによりプレイヤーのパンチによる筐体への衝撃や、プレイヤー自身の拳や手首にかかる負担を減少させている。
キャプテンゾディアック(タイトー)1993年〜
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筐体の一部に骸骨が取り付けられ、喋ることから通称「骸骨」と呼ばれている。なお店舗によるメンテナンスの状況によっては、骸骨が音声に合わせて動かなくなったり、骸骨自体が撤去されてしまった店舗も存在する。プレイヤーは4つのレベルのうち1つを選択し、ゲームを進める。レベルによってクリアノルマが異なる。