ローズ「何故、(男は)複数の女性をもとめるの?」
ジョニー「さあ、......死への恐怖かも」
ローズ「そうよ、その通り」
via s.webry.info
このシーン‥‥感動しました!
原題の「 MOONSTRUCK 」とは、
月光が激情をもたらすという信仰から、月に憑かれる、感傷で心が乱れるという意味。
月の魔力は、
男の心に潜む “狼” を目覚めさせ、 女には “恋の魔法” をかける。
「 月の輝く夜 」をきっかけに、様々な出来事が起きるストーリー。
・婚約者の弟(ニコラス・ケイジ)と関係をもってしまう主人公(シェール)
・浮気する父親(ヴィンセント・ガーディニア)
・寂しさのあまり見ず知らずの男性に声をかけてしまう母親(オリンピア・デュカキス)
貞節を重んじながらも恋には寛容な、
どこか似た者同士の、情愛溢れるイタリア系家族。
「しっかりしていないと悪運を呼ぶ」「経験を活かしてこそ人生」と “理屈” をこねつつ、
“本能” に左右されてしまう面々。
それぞれに描かれた “理性と本能の葛藤” が、本作の面白いところ。
それでも、熱い想いは抑えられない!
過去も未来も関係ない。
今、この時、この想い!
全てのきっかけは、月の輝く夜に、、、
年輩者だって負けてはいない(笑)
アカデミー主演女優賞を受賞したシェールは当時40歳で、貫禄の演技。
ニコラス・ケイジは、当時23歳。
シェールは若く、ニコラスはダンディーで、歳の差を感じさせない。
デートの舞台となったのは、メトロポリタン歌劇場という最高のお膳立て。
オペラは、イタリア最高峰「ラ・ボエーム」。
正装した姿に驚き合う二人。
その変わりように、見る側も驚かされる。
バイプレーヤーも、
・元気な母のことを臨終だと騒ぐマザコンの婚約者
・同じパターンでフラれてばかりの大学教授
・満月に向かって吠えるお爺ちゃん
皆、味わい深く、楽しい。
主題歌は、Dean Martinの「 That's Amore 」。
「 これぞ恋! 」という意味の本曲もピッタリ!
本作は、どちらかというと女性向きの映画ですが、
男性にとっても、 本気、 プライド、 情けなさ、 哀愁、
様々な自分を垣間見ることができる。
「 男が女を求める理由 」も、考えさせられる、、、、
後半、一同が顔を揃える朝食を、クライマックスにしたのも洒落ている。
良きも悪きも、心にしまっていた思いを打ち明ける家族たち。
全ての思いを集約、最高の見せ場となった。
母: 「 困ったものね~ 」
お爺ちゃん: 「 混乱している、、、 」
愛は、人を傷つけ、悩ませ、、、
そして、
人を強くし、幸せにしてくれる。
“月の力” を少し借りて一線を越える、情熱的ロマンティックコメディ。
リリカルで、コミカルで ハートフル、
様々な愛の形を堪能できる名作です☆
もう言うことなし、まったくその通り!!
と言いたくなるようなレビューです。
と言いたくなるようなレビューです。
脚本も良かった
こんなチャーミングでユーモアたっぷり、そして、時に感慨深く頷かせてくれるような物語をつくった脚本家は、ジョン・パトリック・シャンリー。
その他の作品も見てみましょう。
その他の作品も見てみましょう。
ダウト ~あるカトリック学校で~ (2008) 監督/原作戯曲/脚本
ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線 (2002)<TVM> 脚本
コンゴ (1995) 脚本
恐竜大行進 (1994) Anime 脚本
生きてこそ (1993) 脚本
ジョー、満月の島へ行く (1990)<未> 監督/脚本
乙女座殺人事件 (1989) 脚本
ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち (1988)<未> 脚本
月の輝く夜に (1987) 脚本
音楽~That's Amore
なんと言っても、やはりこの曲も欠かせないでしょう。
「それが恋ってもんさ~♪ That's Amore」
理性を狂わせてしまったのは、満月だけでなかったかも?
「それが恋ってもんさ~♪ That's Amore」
理性を狂わせてしまったのは、満月だけでなかったかも?
Dean Martin - That's Amore - YouTube
Dean Martin on Google Play: https://play.google.com/store/music/album/Dean_Martin_Mambo_Italiano?id=Bzrnm7kfpharjh2jcpg4xy23j4y Facebook: http://tinyurl.com/...
via youtu.be
なんだかこの曲でロマンティックな気分になったところで、終わりにしたいと思います。
読んでくださり、ありがとうございます。
読んでくださり、ありがとうございます。