2016年6月21日 更新
特撮美少女ヒロインの歩み(昭和から現代まで・75名)ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズほか
1960年代の特撮番組の黎明期においては番組に華を添え、主人公たちを影から支えるような存在であった特撮ヒロインが、徐々にアイドル的存在・番組に不可欠な重要な存在となっていき、視聴率に大きな影響を与えるような存在になっていきます。そして、特撮テレビドラマはすでに知名度があるアイドル、グラビアタレントやモデルが女優デビューする機会にもなっていきました。現在の特撮ヒロインはより多彩で多面的な役割を担ってきています。特撮ヒロインの歩み・歴史をざっくりとおさらいしてみましょう。
「轟轟戦隊ボウケンジャー」(2006年) 風のシズカ(演:山崎真実)
「炎神戦隊ゴーオンジャー」(2008年) 須塔美羽 / ゴーオンシルバー(声・演:杉本有美)
『仮面ライダーフォーゼ』(2011年) 風城美羽(演:坂田梨香子)(さかた りかこ) 人気のファッションモデル。
1980年代半ば以降、アイドル黄金期が過ぎ、グラビアアイドル・モデルなどアイドルも多様化してきた時代。またバブル前・バブル崩壊後というタイミングも迎える過渡期。
既存のアイドルやグラビアタレントが女優デビューの機会として、出演が増えていく中
平成仮面ライダーシリーズなどはイケメン俳優の登竜門のような存在に育っていった。
1990年代半ば以降、大人の視聴者を満足させてくれるお色気担当の悪のヒロイン(AV女優出身)も続々登場
『激走戦隊カーレンジャー』(1996年) 美女ゾンネット(バニティーミラー・ファンベルト)(演:七瀬理香)(ななせ りか)
『電磁戦隊メガレンジャー』(1997年) シボレナ(演:城麻美)(じょう あさみ)
意図的にパンツがよく見えるスカートデザインになっております。
胸の部分のデザインも胸が見えやすいデザインになっております。現在では、もうできません。
『炎神戦隊ゴーオンジャー』(2008年) 害水大臣ケガレシア(演:及川奈央)
主人公だけがかっこよく目立つというドラマではなく、脇役も含めて出演者全員が個性的な味を出す、出演者のチームワークで番組の視聴率が取るような傾向が見えてきた時期。
お色気番組が、現在ほど厳しく規制・自己規制されていなかったため、大人向けの要素を高める狙いでアダルトな雰囲気を醸し出すヒロインを使う選択肢も出てきていた。
仮面ライダーシリーズ初の公式女性仮面ライダー「仮面ライダーファム / 霧島美穂」(演:加藤夏希)(2002年)
仮面ライダーシリーズ初の公式女性仮面ライダー「仮面ライダーファム」 加藤夏希さんから女性のライダー時代が始まる。
2000年以降は、スーパー戦隊シリーズと平成仮面ライダーシリーズ、平成ウルトラマンシリーズが特撮番組の中心になっていく。
特撮ヒロインの低年齢化が進んだ。またヒロイン女性の多様化が進み、子供から大人まで多様な視聴者層のニーズに対応していけるフォーメーションが模索され続けている。
おそらくセーラームーンなど戦闘系魔法少女の成功などの影響で、戦う変身ヒロイン化が進んだ。撮影技術や放送のデジタル化も、その傾向を推し進める追い風となっているだろう。
平成ライダーシリーズでは、ヒロインが仮面ライダーに変身するケースも多い。女子中学生も仮面ライダーに変身する時代が到来する。
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