【追悼】アレサ・フランクリンを偲んで:自伝映画の公開予定
2020年6月30日 更新

【追悼】アレサ・フランクリンを偲んで:自伝映画の公開予定

アレサ・フランクリンといば、クィーン・オブ・ソウルと言われた、誰しもが認める偉大なシンガー。彼女は2018年8月に76歳でこの世を去りましたが、2020年、生前アレサ本人が指名したジェニファー・ハドソン主演の自伝映画『Respect』が全米で公開されます。アレサの功績とヒット曲を振り返りつつ、世界から寄せられた彼女への追悼をまとめました。

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自伝映画『Respcet(リスペクト)』の主演はジェニファー・ハドソン

偉大な女性シンガー、アレサ・フランクリンが闘病の末、この世を去ったの2018年8月。

それまでにも彼女のサクセスストーリーの映画化案は何度もありました。

しかし映画のハイライトとなる歌唱シーンを演じられるような俳優が見つからなかったそうです。

アレサ・フランクリンといえば、黒人女性として全米No.1に幾度となく輝き、圧巻の歌唱力でローリング・ストーン誌が選ぶ歴史上最も偉大シンガーに1位に選ばれています。

彼女のたぐいまれな歌唱力は、幼少時代から通う黒人教会のゴスペルが基礎となり、歌手になった後も、その根底にある信仰が歌声に反映されていたと言われています。

教会出身ということで、ゴスペルのアルバムも出していて、たとえその場が教会でなくても、彼女が歌うとそこが教会になる、と言われるほどゴスペルシンガーとしても影響力は大きかったようです。
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その彼女が晩年、本人役を指名したのが、『ドリーム・ガールズ』でビヨンセをおさえて歌唱力を絶賛されたジェニファー・ハドソンでした。

ジェニファー・ハドソンは、アメリカのオーディション番組『アメリカンアイドル』の出身で、サードシーズンで7位という順位には終わりましたが、彼女の印象は強く、デビューを勝ち取りました。

ジェニファーの歌の原点もまたアレサと同じ黒人教会のゴスペルです。

アレサは自分と同じルーツをもつジェニファーに自分の役を指名したのも納得です。

加えて、ジェニファーはアレサを演じるプレッシャーにも打ち勝てる強さと歌唱力の持ち主だからではないでしょうか。

実際に、ジェニファーはイベントなどでアレサの歌を何度も歌い、その実力を証明しています。

アレサの葬儀でも彼女のゴスペルの代表曲、「Amazing Grace(アメイジンググレイス)」を追悼の意をこめて、ジェニファー・ハドソンが歌いました。

その歌声は圧巻で、アレサの選択はまちがっていなかったのでしょう。

アレサ・フランクリンの名を知らしめた曲「Respect(リスペクト)」

映画の題名にもなっているアレサの代表曲「Respect(リスペクト)」は、1967年4月にオーティス・レディングの曲をカバーし全米1位を獲得した曲です。
Amazon | Respect: 2-CD Very B.O. | Franklin, Aretha | クラシックソウル | 音楽 (2205322)


その曲の意味をアレサは女性の尊厳を表し、フェミニズムや公民権運動の参加になったと言われています。

アレサ本人もこのように語っていたそうです。
「私の父は、黒人たちのプライドを何十年にも渡って訴え続けた。そして世界は、黒人がどれだけ美しい人間であるかを再発見しはじめた。だから私も、『大声で言おう。私は黒人だ。それを誇りに思っている』と歌い続ける」
黒人の尊厳と自由を訴え、黒人の歴史そのものと当時のオバマ大統領がアレサのことを語り、有名になりました。
2014年、優れたアーティストに与えられるケネディ・センター名誉賞を受賞した際に、アレサが歌った「ナチュラル・ウーマン」に思わず涙したバラク・オバマは、彼女をこう讃えた。

「アフリカ系アメリカ人の精神、そしてブルース、R&B、ロックンロールを結び付け、苦難と悲哀を、希望へと変えた。アレサが歌う時、アメリカの歴史が浮かび上がってくる」

世界のアーティストや著名人がアレサ・フランクリンを追悼

アレサ・フランクリンへの追悼の意は、世界中のアーティストや著名人から寄せられました。

その多くが彼女への感謝でした。

マライヤ・キャリーは、アレサとTV歌番組で共演したことを振り返り、歌の師であり、友人であったと語りました。
マライア・キャリーは、いつくかのツイート通して、アレサ・フランクリンを”究極の歌手の中の歌手”であり、”彼女の人生において最も偉大な歌手であり、音楽家である”と讃えている。そして、「音楽と市民権におけるあなたの声のパワーは、私やその他多くの人々にその扉を開いてくれました。あなたは私のインスピレーションであり、恩師であり、そして友人でした」と続けた。
日本でも多くのアーティストがアレサの影響を受けたことは間違いありません。

その中の1人、大黒摩季も公式ツイートでアレサに追悼の意を表していました。

2019年8月には、大黒摩季や小柳ゆきら、アレサ・フランクリンを敬愛するアーティストたちで追悼ライブをビルボード東京で行いました。
生前、飛行機恐怖症だったアレサは、日本に来日したことはありませんでした。

日本でも多くのファンが圧巻の歌声を生で聴いてみたかったことでしょう。

彼女自伝映画をきっかけに、彼女の素晴らしさが知らしめられるのではないでしょうか。

アレサ・フランクリンのヒット曲をもっと知りたい人はこちら

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