体感ゲームが満載!『超次元タイムボンバー』
2017年1月24日 更新

体感ゲームが満載!『超次元タイムボンバー』

 大型フリーフォールマシンや、様々な体感型アトラクションが満載。残念ながら「フレンドパーク」や「VS嵐」ほど定着せず、短命に終わってしまった懐かしのゲーム番組を振り返る。

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 1996年10月から1997年9月にかけて、テレビ朝日系列で木曜夜7時台に放送されていた、ゲーム&クイズ番組。司会は上岡龍太郎と萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)が担当。

総工費1億円!?フリーフォールマシンがウリ

各チームの代表2人が、それぞれ遊園地にあるフリーフォールのようなつくりのゴンドラに乗り込む。番組では最上部は高さ7.5mで、制作費は1億円かかったと言われている。
ザ・フォール

ザ・フォール

 最終クイズだった「ザ・フォール」。7.5mと遊園地のアトラクションと比べれば短く、すぐ落ちるのですが、結構怖かったよう。
 この番組の一番のウリは、ザ・フォールという大型のフリーフォールマシンで、優勝チーム以外の解答者が下まで落ちてしまい、怖がるというものでした。
 

ゲームセンターの体感ゲームをパワーアップ!

 アトラクションはナムコ協力の元、ほとんどがゲームセンターで置かれている体感ゲームを流用したものでした。そのうちの一部を紹介します。
【フライングハイ】
 ゲームセンターでは一人プレイ専用であったが、テレビ朝日のバラエティ番組『超次元タイムボンバー』では、2人乗りができる等、プロップサイクルに番組オリジナルの改造が加えられた筐体でゲームに挑む「フライングハイ」というコーナーがあった。
プロップサイクル

プロップサイクル

「フライングハイ」の元となったナムコのゲーム「プロップサイクル」。
番組では2人乗りに改造し、更に画面と連動して電気が流れる仕掛けもありました。
フライングハイ

フライングハイ

ゲームセンターとは違い、途中でクイズが出題されます。
【アルペンレーサー】
 スキーに乗って、制限時間80秒以内にゴールを目指す。プロップサイクルと同じく、ナムコの同名スキーゲームを番組用にアレンジしており、途中2箇所にあるゲートを通過すると正解が複数あるクイズを出題。
壁に接触すると炭酸ガスが噴射される。
アルペンレーサー2

アルペンレーサー2

アルペンレーサー2を番組用として大型にアレンジしていました。
【アクアジェット】
 これも、ナムコの同名のアーケードゲームの番組アレンジ版。2人1組でジェットスキーに乗ってコースを進みながら、様々な世代100人からのアンケートを元にした○×クイズに答える。
 なお後部のプレイヤーは、ボンバークラゲと呼ばれる装置を体に巻きつけられる。フライングハイと同様に、コースの端や障害物に接触すると後部のプレイヤーがボンバークラゲから電気ショックを食らう。
アクアジェット

アクアジェット

夏にぴったりのゲームでした。
【スリーボールクラッシュ】
 2人が交互に上半身サイズの3個のボールを押して、2種類のゲームをこなす。前半は30秒の制限時間で計算問題や単語の並べ替えといった知能クイズを行い、後半は落下する人形にボールをぶつけて跳ね上げるゲームを行う。
 これは、ナムコのゲーム『技脳体』を番組用にアレンジさせたもので、そのゲームでも同様の種目に挑戦できる。
技脳体

技脳体

 番組で使うボールは、これよりかなり重いものでした。
 脳トレブームが起きたのは、このあと5年以上経ってからです。

わずか1年足らずで終了

 このように様々なゲームがあり、趣向を凝らしていたのですが、ゲームセンターにある体感ゲームとほぼ同じでオリジナリティに乏しく、視聴者から、「ただゲームセンターにあるゲームを人がやっているのを見ているだけでつまらない。」と思われてしまったのかもしれません。
 また、当時は裏番組の「嗚呼!バラ色の珍生」(島田紳助司会のご対面番組)があまりにも強かったのと、CGを使ったゲーム&クイズ番組「バリキン7」(Kinki kidsが出演)と視聴者層がかぶってしまったのか、わずか1年足らずで終わってしまいました。

ドキュメント涙のご対面 1 - YouTube

40年ぶり、親子感動再会
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