ヒカルの碁
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単行本は全23巻(完全版では全20巻)。累計発行部数は2500万部。2000年に第45回小学館漫画賞 、2003年に第7回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した。
あらすじ
主人公・進藤ヒカルは、運動好きで頭を使うことが嫌いなごく普通の小学校6年生。たまたまに祖父の家の倉を物色していた際、古い碁盤に血痕を見つけたヒカルは、その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊に取り憑かれる。囲碁のルールも、佐為がかつて憑いていた棋聖・本因坊秀策の強さも知らないヒカルは、「神の一手を極める」という彼の壮大な目標に付き合わされ、彼にせがまれるままに碁を打つことになる。以降、佐為はヒカル以外には姿も見えず会話もできず、物を動かすことすら出来ない存在であることを前提に物語は進む。
メインキャラクター
進藤ヒカル(しんどう ヒカル)
本作の主人公。性格はやんちゃで無鉄砲、思ったことをすぐ言ってしまうトラブルメーカー。佐為と邂逅したばかりの頃は、場所を考えず声を出して佐為と会話するため、他人に変な目で見られることもしばしばだったが、途中から言葉を交わさず心で会話することが出来るようになった。
小学6年の冬に祖父の蔵で見つけた古い碁盤に宿っていた佐為に取り憑かれる。
佐為と出会い囲碁に興味を持つようになり、プロを目指す。
小学6年の冬に祖父の蔵で見つけた古い碁盤に宿っていた佐為に取り憑かれる。
佐為と出会い囲碁に興味を持つようになり、プロを目指す。
藤原佐為(ふじわらの さい)
ヒカルの祖父の蔵にある本因坊秀策所縁の碁盤に眠っていた平安時代の天才棋士の霊。身長、体重、生年月日、血液型、年齢、血縁関係、すべてが不明。ガマガエルが苦手。かつては内裏で天皇の囲碁指南役として活躍していたが、指南役仲間だった菅原顕忠(すがわらの あきただ)の謀略に嵌められ都を追放、失意のうちに入水自殺してしまった。
。当初は「神の一手」を極めるために現世に固執していたが、ヒカルの成長を見守るうちに段々保護者のような存在になっていった。
ネット上でハンドルネーム「sai」を名乗ってネット碁を打ったりしていた
。当初は「神の一手」を極めるために現世に固執していたが、ヒカルの成長を見守るうちに段々保護者のような存在になっていった。
ネット上でハンドルネーム「sai」を名乗ってネット碁を打ったりしていた
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塔矢行洋(とうや こうよう)
アキラの父で囲碁界の頂点に君臨する棋士。名人をはじめとする多くのタイトルを持ち、一時は五冠(名人・十段・碁聖・天元・王座)を持っていた(引退時は四冠)。神の一手に一番近い人物と言われ、佐為に並々ならぬライバル心を向けられている。棋士業の他に碁会所の経営も行っている。アキラに勝ったヒカルに非常に強い関心を寄せていて、いつも多忙で断っていた新初段シリーズにヒカルを指名して参加する。その際はヒカル(佐為)が自らハンデをしょっていたこともあって中押し勝ちするが、佐為の気迫を感じとり、ヒカルの評価を下げずに次は互戦で打つことを約束した。
塔矢アキラ(とうや アキラ)
ヒカルと同い年の天才少年棋士。父に名人の塔矢行洋を持ち、2歳の頃から直々に囲碁の教育を受けてきたエリート中のエリート。誰よりも囲碁を心から愛している。院生ではないが、アマチュアの囲碁大会に出ることは父親から認められていないため、実績はない。
同じ年頃のライバルの不在に漠然とした不満を持っていた頃にヒカル(佐為)に敗れ、ヒカルを猛烈にライバル視して追いかける。
同じ年頃のライバルの不在に漠然とした不満を持っていた頃にヒカル(佐為)に敗れ、ヒカルを猛烈にライバル視して追いかける。
ヒカルと佐為の日常
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日本棋院所属の女流棋士・梅沢由香里が監修を務めた。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、1999年(平成11年)2・3合併号から2003年(平成15年)33号にかけて連載された。