めちゃイケに続く前身番組「めちゃモテ」には独自の面白さがあった!
2021年10月2日 更新

めちゃイケに続く前身番組「めちゃモテ」には独自の面白さがあった!

フジテレビ系列の深夜に放送されていた「めちゃ×2モテたいッ!」その後、ゴールデンに進出して「めちゃイケ」になるわけですが、深夜版はまた違う雰囲気で好きでした。さらにその前身番組でもある「とぶくすり」などについても見ていきましょう。

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「 めちゃ×2モテたいッ!」の放送経緯

「 めちゃ×2モテたいッ!」は「 めちゃ×2イケてるッ!」の前身番組ですが、さらにその前にも番組がありました。

最初にスタートしたのは、1993年にフジテレビ系列のローカルで木曜日の2時15分からというド深夜に放送されていた「とぶくすり-Hi[gh]-YAKU-」。

当初はナインティナインとよゐこしか決定しておらず、その後に本田みずほさん、光浦靖子さんの出演が決まりました。最後に番組プロデューサーが朝5時まで極楽とんぼと話し合い、最後に出演が決まったのです。当時はナインティナインとよゐこ以外は全くの無名でした。半年の番組でしたが人気に火が付き、伝説の番組となったのです。

その後「殿様のフェロモン」、「とぶくすりスペシャル」「とぶくすりZ」と同じメンバーで番組出演してきました。「とぶくすりZ」内で出演者たちが「おだいばZ会」を結成。めちゃモテ、めちゃイケまでこの名前で出演されています(出演者は徐々に変更)

「とぶくすりZ」の放送終了後、半年の空白期間を経て「めちゃ2モテたいッ! -I wanna be POP!-」が土曜日23時半からという時間帯で放送スタートしました。

個人的にはめちゃイケよりめちゃモテの方が思い入れがあるのですが、放送期間は1年。その後、1996年から「めちゃ2イケてるッ! -What A COOL we are!-」に代わり、土曜日の20時からの放送となってゴールデン進出しました。「めちゃイケ」は2018年まで放送され、21年続く長寿番組になったのです。

「めちゃモテ」の放送内容

めちゃイケはロケやゲーム企画などが多いイメージかもしれませんが、めちゃモテはトークコーナーとショートコントがメインでした。めちゃイケも放送開始当初はめちゃモテ時代と似たような内容だったのですが、だんだんバラエティ色が強くなっていきました。やはりゴールデンですし、1時間ですし、トークとショートコントでは地味ですよね。

ですがめちゃモテ時代はこのトークが面白かった!巣の部分が見えるような感じでしたね。

「モテたいッ!トーク」というタイトルで、メンバーが「えー!」といって岡村さんがギャグを言って始まるというのがお決まりでした。時には30分丸々トークのみ!という回もあったんですよ。めちゃイケから見だした若い世代にはびっくりなんでしょうね。

ゲストは岩城滉一さん、田代まさしさん、シャ乱Q、唐沢寿明さん、田原俊彦さんなど深夜とは思えない豪華メンバーでした。

めちゃモテの主題歌はJUDYANDMARYが担当していたのですが、クリスマスにゲスト出演し、一緒にクリスマスソングを歌っていたのが印象的でした。

コントは「モテたいCONTE」というタイトルでとぶくすり時代のように最低限の小道具を使って作られるミニコンとでした。「モテたいッ!〇〇」というタイトルが付いていることが多かったです。」めちゃイケにも「SHORT COOL」として引き継がれました。

他にも、めちゃイケに引き継がれたコーナーは多く「モテたいッ!スポーツ」、「俺をこう撮れ!」(イケてるッ!COWNTDOWNTV)、「日本一モテる男 オムタク」などもめちゃモテ発祥。

長年特番で放送されていた「中居&ナイナイの日本一周」も元々はめちゃモテの特番から始まった企画でした。

逆に「ジーコ VS めちゃモテメンバー フットサル対決 - 」はとぶくすり時代から続いている人気企画でした。

ずっと支持されていた人気番組ですから、コーナーも人気なものが多いですよね。引き継がれたといっても初期のめちゃイケなので途中からはめちゃモテの雰囲気はあまりなくなってしまいました。

「とぶくすり」、「めちゃイケ」とメンバーはどう違う?

「とぶくすり」、「めちゃモテ」、「めちゃイケ」、すべておだいばZ会がレギュラーなのですが、メンバーは結構変わっています。

めちゃモテはメインキャストがナインティナインと新たに加わった武田真治さん。

他には極楽とんぼの山本圭一さん。そして雛形あきこさん、鈴木紗理奈さんがレギュラーに加わりました。

番組開始当初、フジテレビではとぶくすりメンバーの評価は低く、武田真治さん、雛形あきこさんらを出演させることで上層部やスポンサーからOKが出たのだとか。ナインティナインの評価も低かったので他のとぶくすりメンバーは出演することができなかったのです。唯一出演していた山本さんは、極楽とんぼの名前は表記されずトークコーナーでお店のバーテン役だったので「バーテンダー:山本」と記載されていました。

とぶくすり時代から予算も大幅に増えていたのですが逆に「とぶくすりと同じことはできないよ」と「とぶくすり禁止令」が出ていたのだとか。

Panasonicの一社提供番組で番組内でCMも放送されていました。普通ならメインMCが出演するところ、CMは武田さんと雛形さんのみが出演していました。

ですが、放送開始から3カ月たったころ、加藤さんと光浦さんがレギュラーに復活。上層部やスポンサーの意図と反してお笑い色の強い番組に変わっていきました。

ちなみに加藤さんはウエイター、光浦さんはウエイトレス役でした。「めちゃイケ」でも加藤さんが忘れ去られ、ケンカに発展するというコントはこの頃から始まっています。

極楽とんぼで山本さんだけが先に出演していて、あとから加藤さんがレギュラーになったからですね。

とぶくすりに出演していたよゐこはめちゃモテには出演していないのですが、めちゃイケには初回から出演しています。また、光浦さんの相方である大久保さんは2000年10月から出演していますよ。

コンビの片方が出演していてあとから2人揃うというのはあんまりないですよね。

「とぶくすり」と「めちゃイケ」は話題になることが多く、あまり触れられない「めちゃモテ」ですがおしゃれで笑えるトーク番組という感じで楽しかったですよ。もう一度見てみたいものです。
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