懐かしい『NHK人形劇』 14作品
ひょっこりひょうたん島 1964年4月6日 - 1969年4月4日
空中都市008 1969年4月7日 - 1970年4月3日(230回)
ネコジャラ市の11人 1970年(昭和45年)から1973年(昭和48年)
新八犬伝 1973年4月2日から1975年3月28日・全464話
真田十勇士 1975年4月7日~1977年3月25日・全445話
笛吹童子 1977年4月4日~1978年3月16日・全220回
紅孔雀 1978年4月3日~1979年3月16日
プリンプリン物語 1979年4月2日から1982年3月19日・全656回
三国志 1982年10月2日から1984年3月24日
ひげよさらば 1984年4月2日から1985年3月18日
平家物語 1993年12月10日から1995年1月26日
連続人形活劇 新・三銃士 2009年10月12日から2010年5月28日
シャーロックホームズ
チロリン村とくるみの木 1956年4月14日から1964年4月3日・全812回
連続人形劇 チロリン村とくるみの木 | NHK名作選(動画他)
ひょっこりひょうたん島 1964年4月6日 - 1969年4月4日
ひょっこりひょうたん島
放送時間 NHK総合テレビ
平日17:45-18:00(15分)
放送期間 1964年4月6日 - 1969年4月4日
子供たちとサンデー先生が遠足に行ったひょうたん島がひょうたん火山の噴火活動により海原へ流れ出してしまった。子供たちとサンデー先生が暮らすようになった島を訪れたへんてこな人や島の流れ着く奇妙奇天烈な所を巡って様々な事件が起きる。
ひょっこりひょうたん島の主要キャラクター・子供
垂れ目の眼鏡をかけた、細面の超天才少年。百科事典をすべて暗記しており、通信簿は5段階評価でオール6、テストは1600回連続満点の記録を達成。知識が豊富なばかりでなく、工学的応用力にも天才ぶりを発揮しており、ひょうたん島灯台を改造したロケットでガバチョを月面に送り込み、誤差10mという驚異的な精度で島に生還させたこともある。(誤差の原因は、破損したロケットの窓を修復するために、月面でウサギが搗いていた餅をもらい、大量に持ち帰ったことにより重量が増えたため)。
頼りない大人たちの中でひょうたん島の実質的なリーダーであり、ライオン君を相談役兼助手として、ゴム動力戦車や足こぎ潜水艦などを開発し、子供たちを指揮して、ひょうたん島の幾多の危機を救っている。
なお、リメイク版第1回で最初に登場したキャラクターは彼である。
ダンプ(伊藤牧子)
がっしりした体格の活発な少年。かなりの力持ちで、水泳やダンプカーの運転が得意だったりとスポーツ万能だが、勉強は苦手。「雲隠れのダンプ」を名乗り忍者の技を見せるなど意外な活躍をする。
テケ(増山江威子)
ピーナッツの殻のような形の顔をした少年。細身の体型とは裏腹に無類の食いしん坊だが、食べるだけでなく料理を作る事も得意としている。
チャッピ(江美京子)
三角おむすび型の顔の少女。かなり男勝りでおてんばな性格。サンデー先生のような教師になるのが夢らしいが、その夢はコロコロ変わる。劇中に「くたばれ男の子」という歌でその心情を吐露した。
プリン(堀絢子)
おとなしいお嬢様タイプの美少女。優しく、看護師になるのが夢で、ムマモメムの助手をしたこともある。オリジナル版では、マジョリタンのワニ王子と結婚してレギュラーを降板した。リメイク版では島を去る描写はなく、時系列的にはそれ以降に当たるシリーズにも登場している。
リトル・キッド(藤田淑子)
キャプテン・キッドの宝の中から出てきた男の子。大変ないたずら好き。トラヒゲや4人の海賊達からは「キッド坊ちゃま」と呼ばれる。レギュラーに入ったのは、オリジナル版は「魔女リカシリーズ」とリメイク版は「アラビアンナイトの巻」。
(出典:Wikipedia「ひょっこりひょうたん島」)
ひょっこりひょうたん島の主要キャラクター・大人
トラヒゲが持ってきたテレビからこぼれ落ちてきた政治家。イギリカ国のドンドン市出身でひょうたん島の初代大統領となる。大変なお喋り好きで、事あるごとに演説を行うため周囲からは煙たがられ、また名誉欲に駆られることも多いが責任感は強い(実際にアルカジル王国で王の怒りを買ってしまった子供達に代わり自分が死刑になると名乗り出たことがあった)。また、57ヵ国語を話せるという博識な面もある。
リメイク版の声優を決める際に最も難航したのはガバチョ役(オリジナル版の声優であった藤村が当時既に亡くなっていたため)で、笑福亭鶴瓶にもオファーがあったという(演出の雪の1993年頃の証言による)。
サンデー先生(楠トシエ)
子供たちの世話をする美人教師。情にもろく、いつも子供たちのことを心配しているため、やや教育熱心すぎるところも。反面男勝りなところもあり、薙刀は五段の腕前で怒ると手が付けられない。ダンディのことを「ダンデーさん」と呼んでおり、彼を慕っている。好物はきんぴらごぼう。
トラヒゲ(熊倉一雄)
ひょうたん島にイカダで流れ着いた片目の海賊。膨大な物品(盗品)を所持しており、それを元手にトラヒゲデパートを経営している。がめつい性格で猛烈なケチンボ。しかしいざとなると人の良さや情のもろさが出て、なかなか金儲けはできない。一応海賊なのだが、海賊小学校を放校されたり、海賊友の会の会費を20年分滞納していたため除名されたりしている。サンデー先生に好意を持っているようだが、いつも空周りしている。最初期は自分の食料がこれ以上食べられるのが嫌だということでガバチョを嫌っていたが、後に名(迷?)コンビとなり、ガバチョからは「とらドン」と呼ばれている。また、ガバチョに代わって二回大統領に就任したことがある(一回目はクレタモラッタシリーズ、二回目はウクレレマン・ダンシリーズにて)。
マシンガン・ダンディ(小林恭治)
シカゴギャング出身。マシンガンから大砲、果ては水鉄砲まであらゆる飛び道具を使いこなし、剣術においてもガラクータと互角に渡り合える腕を持つ。口笛も得意。飛行機で護送される最中に脱出して傘でひょうたん島に降り立ち、そのまま住民に。上述の通り元ギャングであり、そのことを隠すため付け髭をつけていた。容貌・行動共にニヒルでクールだが情に厚い面もあり、トラヒゲの大金庫に閉じ込められた子供達(それとムマモメム)を助けるために付け髭を外し正体を明かす。後にひょうたん島の保安官になる。常にサングラスをかけている。島の中央部の丘の上で、ハンモックで昼寝をするのが楽しみ。リメイク版のアラビアンナイトの巻では、蚊がうるさかったということでピストルを撃つという物騒な面もあり。
ライオン(滝口順平)
ライオン王国の王様だったがその生活に退屈し、ひょうたん島の住民になった人畜無害のライオン。サーカス入団希望。気が弱く、ネズミや怖いものが苦手。博士と気が合い、行動を共にすることも多い。
ムマモメム(オリジナル版:はせさん治、リメイク版:槐柳二)
トラヒゲが持ってきた大金庫に閉じ込められていた医師。医者としての腕は確かなのだが、「戦争してくれれば患者が増える」など不謹慎な発言も目立つ。笑い方は「ヘラヘッヘ」。次に出番が少なくなり、中盤で何の説明もなく姿を消してしまう(本当はスタッフ達により「面白くないから消そう」ということで、説明なしにいきなり消された)。リメイク版では「アラビアンナイトの巻」の冒頭で博士に「島を去った」と説明されたが、詳細は語られなかった。
(出典:Wikipedia「ひょっこりひょうたん島」)
ひょっこりひょうたん島
途方に暮れる6人の頭上に囚人護送用飛行機からシカゴギャングの「マシンガン・ダンディ」が落下。ダンディが島の食べ物を独占しようとしてサンデー先生と言い争いに、そのさなか、ベランダが壊れ落ちかけたサンデー先生をダンディが助け、仲直り。
大量の盗品をいかだに積んだ海賊、トラヒゲがひょうたん島に漂着する。トラヒゲは食べ物を調達しようとするが、「島の食べ物は少ないから」とダンディが拒否、トラヒゲとダンディの決闘となる。
決闘に敗れ、気を失ったトラヒゲをサンデー先生と子供たちが介抱。お礼にテレビを貸すことに。
テレビでどこかの大統領「ドン・ガバチョ」の記者会見を見ていると、ドン・ガバチョがテレビから「こぼれ落ちて」ひょうたん島に登場。
トラヒゲ倉庫にあった金庫を博士が開けてしまい、その金庫に子供たちが入り、閉じ込められてしまう。サンデー先生は金庫を開けるためダンディに助けを求める。ダンディは正体がばれるのを恐れてためらうが、意を決して金庫を開ける。すると子供5人の他に、5年前から金庫に閉じ込められていた医者、ムマモメムが出てきた。
(出典:Wikipedia「ひょっこりひょうたん島」)
連続人形劇 ひょっこりひょうたん島 | NHK名作選(動画他)
空中都市008 1969年4月7日 - 1970年4月3日(230回)
空中都市008
1968年に『月間PTA』(産経新聞発行)に連載が開始され、1969年に刊行された。
NHKで連続人形劇としてテレビドラマ化された。一つの話は原則として一週間単位で、原作のエピソード以外に、多数の書き下ろしがある。
前作『ひょっこりひょうたん島』が突然打ち切りになったため制作が早まった。制作の背景には同じくNHKで放送されていた『サンダーバード』の影響があったとされる。
物語の時代は放送時から約30年後の21世紀初頭に設定されていた。視聴者からのアイデア(未来で実現する機械を公募して)を元に話を作ったこともあった。視聴者から寄せられた未来のアイデアは、物語の中に星夫たちの発明などとして登場したが、所長らが「この発明は、30年前に○○さんがすでに考えていたんだよ」といって、視聴者からのアイデア画を見せたりするといった趣向で、番組をより身近にすると言う工夫がなされた。
舞台は空中都市008だけではなく、海底都市や火星探検、月基地の話などもあった。時あたかもアポロ11号月面着陸の年であり、そのことがストーリーに反映されている。たとえば、静かの海に残された月着陸船イーグルの基部を見に行くくだりなどである。
1970年1月1日、正月特番として「北極圏SOS」が放映された。
大野ゆたかによって、月刊誌『ぼくら』にコミカライズ版が連載された。
前作『ひょっこりひょうたん島』と比べ子供には理解しづらい話になったこともあり、わずか1年間で終了となった。
本編は一切現存せず、フィルム制作の「北極圏SOS」が唯一現存する映像である(「北極圏SOS」は、日本全国各地のNHKアーカイブス施設にて視聴可能)。ビデオテープ(2インチVTR)は非常に高価で大型であり、収録された映像は放送終了後に消去されて他の番組に使い回されていたため、映像が見つかる可能性は低い。
(出典:Wikipedia「空中都市008」)
空中都市008の登場人物:大原一家
声:里見京子
008居住区の高層マンション38階に住む、大原一家の母親。子供の躾に厳しい所がある。マンションには「自動調理器」が存在するが、それが無くてもおいしい料理が作れる。
大原雄介
声:若山弦蔵
大原一家の父親。008の全てをコントロールする「電子脳センター」の技術主任。国際会議に出席する対外出張も多く、家庭サービスが出来なくて、冴子には頭が上がらない。
大原星夫
声:太田淑子
大原一家の長男。「スカイ小学校」の5年生。冒険と工作が好きで、オッチョコとデカと共に「工作クラブ」を作り、リーダーを務める。月子とはよく喧嘩をするが、妹思いである。本編の主人公的な存在。
大原月子(チコ)
声:平井道子
大原一家の長女で、星夫の妹。「スカイ幼稚園」に入園したばかり。お遊戯が得意でおしゃまな性格だが、兄と喧嘩する勝気な所も有る。あだなの「チコ」は、幼少の頃に自分の名を口が回らずに「チコ」と言ったのがきっかけ。
(出典:Wikipedia「空中都市008」)
空中都市008
声:松島トモ子
ワイズマンの一人娘。「スカイ中学校」の2年生で、大原兄妹とは大の仲良し。しっかり者で、大原兄妹が巻き込まれた事件の解決をする事が多い。金髪でまつげが長い。
(出典:Wikipedia「空中都市008」)
「ピーナッツのピー子」、「タマネギのトン平」、「クルミのクル子」などの果物や野菜を擬人化したキャラクターと「もぐらのモグモグ」、「ねずみのタコチュー」などの小動物が暮らしているチロリン村。そこで起こる珍騒動の数々。
回が進むと、悪役の「コウモリのブラックバット」、ブラックバットの手下になることもあるがひょうきんで憎めない「イタチのプー助」、「ハラペコ熊のペコポン」など、多彩な登場キャラクターが加わっていった。
(出典:Wikipedia「チロリン村とくるみの木」)