【「できるかな」の怪】私はゴン太くんがしゃべってるのかと思ってました。【あのナレーションは「天の声」】
2016年12月22日 更新

【「できるかな」の怪】私はゴン太くんがしゃべってるのかと思ってました。【あのナレーションは「天の声」】

「できるかな」みんな見てましたよね。ノッポさんとゴン太くんが楽しく工作していく番組。牛乳パックや輪ゴムなど、日常生活のなかで出てくる様々なものがおもちゃに大変身。でも何か「グホグホ」なんてノイズが気になってたな…、って【えっ】あれがゴン太くんの声だったの?じゃああのしゃべりがノッポさん?えっ、ノッポさんはしゃべってない??じゃあ誰がしゃべってたんだ???ってことで、「できるかな」最大のミステリー、「誰がしゃべってたの問題」に切り込みます。

90,686 view

楽しかったな~、「できるかな」

”でっきるっかな でっきるっかな♪”
「できるかな」のテーマソング、誰もが歌えてしまいますよね。

日常生活で身の回りにあるものから、素敵なおもちゃが出来てしまう。
今見ても楽しい知育的な番組でした。

できるかな

NHK教育番組「できるかな」

「できるかな」小学校の授業で観たという人も多いのでは

「できるかな」大人気のNHK教育番組でした

「できるかな」大人気のNHK教育番組でした

『できるかな』は、NHK教育テレビで1970年4月から1990年3月9日まで放送されていた幼稚園・保育園向けの工作番組である。
「ノッポさん」と「ゴン太くん」が、テレビを見ている幼児に、身近にあるものを使って工作の楽しさを教える。
2008年5月現在、CSスカイパーフェクTV!・ケーブルテレビのファミリー劇場にて、1980年代に放送された作品のうち数作が再放送されている。

引用:wikipedia

番組の登場人数は「ノッポさん」「ゴン太くん」に加えて「天の声(ナレーション)」の3人

多くの子供たちにとって登場人物は「ノッポさん」「ゴン太くん」だけでしたが、実は「天の声(ナレーション)」がいたのです。

並み外れた長身にチューリップハットをかぶっている、言葉を一切話さない不思議なお兄さん「ノッポさん」(演:高見映)と、「ウゴウゴ」としか言わない着ぐるみの「ゴン太くん」の無言劇を、画面には一切姿を見せない天の声の「おしゃべり」で解説を行う工作番組、それが「できるかな」でした。

NHK教育テレビにて、1970年頃から約20年間もの間、長らく就学前の幼稚園・保育園児や小学校低学年の児童に親しまれた児童番組でした。

長身で言葉を話さない「ノッポさん」

ノッポさん

ノッポさん

高見 のっぽ(たかみ のっぽ、以前の芸名:高見 映(たかみ えい)、本名:高見 嘉明(たかみ よしあき) 1934年5月10日 - )は、日本の俳優、作家。京都府京都市右京区太秦出身。

『なにしてあそぼう』『できるかな』(NHK教育、1967年 - 1990年)にて、一切喋らないキャラクター「ノッポさん」を務め上げた。放送終了後の現在でも「ノッポさん」の愛称で親しまれている。

身長181cm。

引用:wikipedia
この「ノッポさん」が、グホグホ音を発していたと勘違いしていたのは筆者だけでしょうか。
言葉を発したいけどグホグホ音となるノッポさんは、障害を抱えてらっしゃるけれども子供に夢を与えてくれる人なのだと子供心に解釈していたものでした。
30代半ばで、NHK教育『なにしてあそぼう』(後に『できるかな』)のノッポさん役に抜擢される。以後24年間しゃべらない(意思表示はジェスチャーだけの)キャラクターを演じ続け、国民的な知名度を得るに至った。

『できるかな』の最終回(1990年3月)にノッポさんが初めて子供たちに語りかけた事は、当時の子供たちに衝撃を与えた。この最後の台詞はすべてアドリブだったが、放送終了後は街を歩いているといきなり大の大人が高見を見て泣き出すなど、反響の大きさに驚いたという。

できるかな

後年、こんな本性を現す。。。

後年、こんな本性を現す。。。

スミマセン、こちらはネット上に話題になった画像です。

異様な「グホグホ」という音を発する不思議なキャラクター「ゴン太くん」

ゴン太くん

ゴン太くん

人でもなく、動物でもない不思議なキャラクター。初代は放映3年目まで登場。2代目のような毛は無く、洗面器(実は西ドイツ製ベビーバス)をかぶったような風貌であった。動けない設計だったため、ノッポさんと共に工作ができるよう2代目の姿に変わった。

大きな赤い鼻に、茶色で寸胴短足・眠たげな大きな瞳と、黄色の麦藁帽子(緑色のリボンが巻かれている)がトレードマーク。おにぎりが大好物で、最終回では、後任のゴロリにおにぎりを渡していた。

特徴となる「グホグホ」という声は、クイーカという楽器の内部の棒を濡れた布で擦る時に出る音である。「ゴン太」は大阪でいう「やんちゃ坊主」の意。

初代ゴン太くんの人形は、廃棄されたため現存しない(ただし、フジテレビ『トリビアの泉』でこのことが取り上げられた際、復元されたことがある)。2代目の着ぐるみは、東京都小平市にある白梅学園短期大学の造形室に保管されている。

引用:wikipedia
あの軽快なナレーションはてっきりゴン太くんが自ら状況を中継しているのだと思っていました。
言葉の不自由なノッポさんに代わって、観ている子供たちに工作が分かりやすく楽しめるように、この不思議なキャラクター「ゴン太くん」が丁寧にしゃべっているものだと。
ときおり見せる歯茎がちょっと怖かった・・・

ときおり見せる歯茎がちょっと怖かった・・・

時折、興奮したときなどに口が大きく動き歯茎がむき出しになることも。
子供心に、いささか怖い感情を抱いたこともあります。
今思えば、この風貌にあの「グホグホ」音。
なぜポンキッキ全盛の時代に、ゴン太くんにこのようなリアルを求めたのかが不思議でなりません。

多くの子供たちが当時、「ナレーション」はノッポさんかゴン太くんの声だと思っていたのでは?

32 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • 2023/5/15 18:23

    全く同じに思ってました。。
    ゴン太が饒舌だな。。って。

    昭和のこども 2023/5/10 22:18

    こんにちは。本日(2023年5月10日)のニュースでのっぽさんが昨年天国に行かれたことを知りました。
    懐かしい気持ちになり、色々検索している中で、貴方様のHPにたどり着きました。
    「できるかな」放送当時、私は幼稚園~小学校低学年でした。
    喘息持ちで月に数日は学校を休んでいた子供時代、休んだ日は朝からNHK教育を観て一日を過ごしたものです。当時、子供心に、のっぽさんは声の出せない方、ゴン太君は口では「グホグホ」しか言えない生き物で、あの声はゴン太君の心の声が私たちの心に聞こえているのだと思っていました。大人になって観たらナレーションだと気づくでしょうけど、子供の頃って独自の不思議な解釈をするものですね。
    とても懐かしく、通りすがりでしたが、コメントを残させていただきました。

    無限堂野次馬本舗 2022/3/18 23:11

    そしてつかせのりこさんは89年に突然降板し、大和田りつ子さんが別な芸名で参加しおしゃべりを引き継ぎました。
    その後89年5月につかせさんは癌で逝去し、まるでつかせさんの後を追う様に「できるかな」は89年度を以て放送終了が決まりました。
    最終回でノッポさんが喋っていた事を知ったのは21世紀に入ってからでした。

    . 2022/1/11 14:30

    他のコメントにもある通り、
    つかせさん(ナレーション)はちゃんと「ねぇねぇのっぽさん」とか「ゴン太くんもやるの?」としゃべって居たので、その歪んだ解釈は悪いけどあなただけだと思います

    リアルタイムで幼稚園児の頃に観てたけど理解してましたよ……

    (^e^) 2021/10/21 18:19

    1982年から84年ころ
    Musical Youth”Pass The Dutch”でマッドは呆れかえられたものでした
    マッドで見る根拠がわからないのはマッドじゃなくて娯楽妨害だったこといまは後悔です

    すべてのコメントを見る (9)

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

サンリオが「にこにこ、ぷん」のキャラをアレンジする『サンリオデザインプロデュース』を展開することが明らかに!

サンリオが「にこにこ、ぷん」のキャラをアレンジする『サンリオデザインプロデュース』を展開することが明らかに!

株式会社サンリオが、NHKで放送された「できるかな」と、「おかあさんといっしょ」内の人形劇コーナーで放送された「にこにこ、ぷん」のキャラクターをアレンジする“サンリオデザインプロデュース”を展開することが明らかとなりました。
隣人速報 | 850 view
「独占!女の60分」!ちょっとエッチでパワフルな女による、女のためのテレビ番組!司会は水の江瀧子。

「独占!女の60分」!ちょっとエッチでパワフルな女による、女のためのテレビ番組!司会は水の江瀧子。

1975年10月4日から1992年3月28日までNETテレビ(現テレビ朝日)で毎週土曜日 12:00 〜13:00に放送されたお昼のバラエティ番組。過激な番組企画が話題を呼び、主婦層だけでなく男性視聴者からも支持されていました。
歴代【おかあさんといっしょ】のうたのおねえさん そして禁止事項や採用基準も

歴代【おかあさんといっしょ】のうたのおねえさん そして禁止事項や採用基準も

NHKおかあさんといっしょの歴代「うたのおねえさん」を振り返る。あなたは、どの時代でしたか?気になる、おねえさん採用基準や禁止事項も。
M.E. | 302,534 view
世界ビックリ大賞の金髪巨乳ギャルや首長族!クシャおじさんはマチャアキの番組からブレイクしましたね!昔の番組は世の中広いなぁと思わせてくれました!

世界ビックリ大賞の金髪巨乳ギャルや首長族!クシャおじさんはマチャアキの番組からブレイクしましたね!昔の番組は世の中広いなぁと思わせてくれました!

80年代から90年代にかけてテレビ番組「世界ビックリ大賞」では、世界各地からスゴ技人間や特異体質の人間を集めて、お茶の間をビックリさせていました!また、70年代の日本ではクシャおじさんがあの超特徴的な顔芸を披露して人気者になりましたね。
ひで語録 | 37,000 view
ノッポさんから子育て世代の私たちへメッセージ【「できるかな」(1970~1990年)でおなじみ高見のっぽさん】

ノッポさんから子育て世代の私たちへメッセージ【「できるかな」(1970~1990年)でおなじみ高見のっぽさん】

「できるかな」といえば、私たちは誰もが見ていたテレビ番組ではないでしょうか。ノッポさんの作り出す工作の世界に、心躍らせたものですね。そんな私たちもとうに大人になって子育て世代となりました。そんな私たち世代にノッポさんからのメッセージ。
青春の握り拳 | 11,874 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト