バンド後期の切迫感について向井自身が赤裸々に語った言葉
「夜中に寝ても、明け方に目を覚まして、近くの自動販売機でビール買って飲みながら、三味線弾いたりしてるわけよ。プリンスを1枚目から最後まで聴き続けたり(笑)。そういうテンションでおったわけですよね。キワキワだったんですよ。今思い返すと……上京してからそんな何年も経ってないわけよ。その、キープしたかったのかな? キワキワを。途切れさせないようにしてたのかもしれないですね」
「“NUM-AMI-DABUTZ”っていうのも……なんかイライラしてる曲だねえ、だいぶ。そうやってなんかこう、先に先に鋭くなっていくと、なくなるから。そうしたら、もうおしまいなわけさ。でも、そん時はそんなこと考えてないですねえ。ずっとビリビリしてるけど……イライラしてたなあ。怒りとかじゃないんだよなあ、こりゃ」
(『NUM-HEAVYMETALLIC 15th Anniversary Edition』ライナーノーツより)
ナンバーガール15周年、そして・・・
2014年、ナンバーガールは15周年を迎えた。そして活動中に発表した3枚のオリジナル・アルバムを、彼らの盟友デイヴ・フリッドマンによりリマスターされました。彼らの15周年の際に数々の著名人からコメントが寄せらました。
ナンバーガール15周年に椎名林檎、クドカンがコメント。海外ライブなど貴重映像も公開! – Qetic
[NUMBER GIRL]デビュー15周年盤発売に際し、岸田繁(くるり) ホリエアツシ(ストレイテナー)などナンバーガールにゆかりのある著名人からのコメントを前回紹介したが、今回はその第2弾を紹介する。さらに本日、YouTubeにて貴重なPV&ライヴ映像がアップ。
上記のサイトの中の一部コメントをご紹介
対バン前、ロフトの楽屋でネタあわせしていると、眼鏡の青年が入って来て「差し支えなければどうぞ」と一升瓶をドンと置いてソファに座り実話ナックルズを読み始めた。それが向井さんとの初対面でした。2001年だと思います。本当に福岡市博多区から来たんだなと思いました。ナンバーガールの解散宣言は突然すぎて(何しろ数日前に4人はグループ魂のコント収録に参加していたのだから)驚きましたが、じゃあもし解散せずに今も続けてたらどうなっていたかというと、正直まったくイメージできません。ということは、あの時点でナンバーガールは完結していたんだなあと1枚目から順に聴き返しながら感じています。そして4人が今も音楽の現場で闘っていることを頼もしく感じると同時に、コントをやらせたことを本当に申し訳なかったと思うのです。
–––––宮藤官九郎
どれもこれもぜんぶこの命に入ってる! 我が刹那、我が永遠 –––––椎名林檎
台湾で生まれ育ち、90年代当時、まだガキだった僕。すでに解散していたPIXIES、伝説となっていたNirvana、UKのBlur、…などの影響でロックに目覚めた。オルタナティヴバンドが、絶頂期を迎えていたあの頃。僕に影響を与えたロックは、ほとんどが欧米からだったと記憶している。19歳の頃、NUMBER GIRLと出会うまでは。向井、中尾、田渕、イナザワ。この個性的な4人は、「アジアでも、こんなかっこいいロックが出来る」という、全てを一新するような想像力を、僕に与えてくれたんだ。–––––洪申豪(透明雑誌)
2016年1月29日にアナログでもリリース。解散後でも彼らの勢いは止まらなかった!!
【予約受付中】そんな向井秀徳氏が率いたTHIS IS 純国産オルタナティブ!!伝説と化しているナンバーガールのアルバム3作品がアナログ化!!全作購入でヤバイ更にヤバイ、バリヤッバイな特典7inchも!!(31) pic.twitter.com/gDMLo98AOF
— タワーレコード吉祥寺店 (@TOWER_Kichijoji) January 3, 2016
ナンバーガールは、多くの人達に惜しまれつつ解散したことがわかります。だからこそ、解散後でも忘れられないバンドとして現在でも多くの人に愛されているのだと思います。
PV&LIVE映像
ナンバーガールの曲は、
ピクシーズなどのオルタナティヴ・ロックの影響を受けたといわれる、いわゆるギターロックの系譜にあり、向井のヴォーカルもそうしたギターロック調のシャウティングが中心であった。1999年に発表されたシングル「DESTRUCTION BABY」あたりから、ダブ、レゲエ的な音響処理が用いられるようになる。また、ヴォーカルスタイルもコンピレーション盤『極東最前線』に収録された「TOKYO FREEZE」において向井独特のラップを披露していた。ラスト・アルバムとなった『NUM-HEAVYMETALLIC』においては、祭囃子的な和の要素を取り入れたサウンドを展開する。
解散ライブ映像
ナンバーガール/透明少女_last live - YouTube
赤いキセツ 到来告げて・・・
via youtu.be
NUMBER GIRL - OMOIDE IN MY HEAD (last live, last song) - YouTube
breakup Nov. 2002
via youtu.be