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波田イズミ (なみたいずみ)

ノベルの母親。浪費などが原因で離婚後「苦労が似合わない人なの」と自己判断し働かない。欲を満たすためにノベルを子役タレントにして一攫千金を狙う。自身に似ているノベルの容姿を評価し、演技においてもノベルの才能を信じ切っている。
自己中心的でノベルに対する言動は虐待ともいえるが「母さんはいつまでも少女の様だね」と思わせる魅力もある。

雫石ミコ (しずくいしみこ)

実際はノベル同様引っ込み思案な性格だが、卓抜した演技力を持ち国民的人気を獲得している子役少女。きららタレント事務所所属。
初対面でサインを求めてきたノベルに応え「君、カッてるね」と告げることで、ノベルに強い印象を残した。
ノベル同様、解離性同一性障害であり、演技力は別人格「スカーレット・オハラ」によるものである。

斑鳩トーリ (いかるがとーり)

儚げな雰囲気で絶大な人気を得ているキララタレント事務所の子役少年。性格はつかみどころがなく、温和な様子と冷酷な面を併せ持つ。解離性同一性障害により「ビョルン・アンドレセン」が頻繁に現れる。キララタレント事務所で昇格したノベルとの交流を経て友情と複雑な感情を抱くようになる。

NOBELU－演－

マンガ「NOBELU－演－」の見どころ

ミドルエッジ世代なら、野島伸司脚本のドラマに一度はハマった記憶があるのではないでしょうか。
『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』を彷彿とさせる過酷ないじめ、『家なき子』『聖者の行進』でも描かれた親からの虐待などは今作にリンクしており、私達がテレビの前にくぎ付けになった当時の複雑な感情が蘇ります。
また本作では、解離性同一性障害というキーポイントも含まれており、ストーリーをより深く凄みのあるものにしています。