覚えて置けば安心、しゃっくりを止めたい時の爺さん・婆さんの知恵袋
2017年9月2日 更新

覚えて置けば安心、しゃっくりを止めたい時の爺さん・婆さんの知恵袋

「覚えて置けば安心、風邪を引いた時の爺さん・婆さんの知恵袋」の続編です。 巷ではおそらく病気の範疇に入っていないであろう「しゃっくり」。だが「しゃっくりが止まらない」とよく耳にもする。一体しゃっくりは、なぜ出るのだろう?。「驚くと止まる」もしくは「息を止めると止まる」など、しゃっくりを止める方法についてもいろいろな方法を耳にする。これらは”民間療法”そのものであるが、本当に効果があるのだろうか?。

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しゃっくりの経験がない人はいない!!

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話しをしていて急にしゃっくりが始まり、なかなか止まらなくてうざいし、呼吸が苦しくてツライ。貴方も一度はそんなご経験がありませんか?
普段何気なく始まっては気が付いた時には止まっていて、時には走ってる最中や緊張した会議中で止まらなくなったなんて人を見かけたこともありますよね!!。自分が喋っている最中なんかは、ヒックヒックと途中で話を遮られてしまい、流暢に話すことさえ出来なくなります。人によっては全然気にならない人もいますが、非常に息苦しく感じる人もいるのでは・・・?。ただ大半の方は、しゃっくりをうっとおしく感じているのではないでしょうか。

しゃっくりとは??

しゃっくり(噦り、吃逆(きつぎゃく)、嗝)とは、横隔膜(または、他の呼吸補助筋)の強直性痙攣および、声帯が閉じて「ヒック」という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象で、ミオクローヌス(myoclonus:筋肉の素早い不随意収縮)の一種である。
しゃっくりは明確な原因がなくても起こるが、飲食物や会話などの刺激がきっかけになることがある。まれに横隔膜の炎症や腎臓病、脳腫瘍といった疾患によって引き起こされることもある。
難しい用語ばっかりですね!!
もうちょっと噛み砕いて解りやすく言うと、しゃっくりは呼吸で使用する筋肉の痙攣(けいれん)による伸縮であり、正式医学疾患名は『吃逆(きつぎゃく)』という。横隔神経や迷走神経、呼吸中枢が刺激され、横隔膜など呼吸に関係する筋肉の痙攣(けいれん)によりしゃっくりが生じると考えられている。
急に息を吸い込み、その後すぐに声門が閉じる現象で『ヒック、ヒック』という音が特徴的である。
しゃっくりのしくみ

しゃっくりのしくみ

しゃっくりをしているとちょうど横隔膜の辺りに異常に力が掛かっているもんです!!。

「しゃっくり」という語源の奇々怪々!!

しゃっくりの語源は、くりぬくという意味の「さくり」という言葉だそうだ。しゃっくりをするときのお腹がくりぬかれたような感覚から「さくり」と呼ばれるようになり、それが「しゃっくり」に音変化したそうだ。また、しゃっくりのことを「ひゃっくり」という人も多いが、正式には「しゃっくり」が正しいという。
では、なぜ「ひゃっくり」と呼ばれるようになったのか?それには以下のような説がある。
・甲州弁(山梨県の方言)では「しゃっくり」を「ひゃっくり」と言う。
・しゃっくりが出るときの「ヒック」という音から「ひゃっくり」と呼ばれるようになった。
・100回繰り返すから「ひゃっくり」と呼ばれるようになった。

また、英語では、「ヒカップ」(綴りは hiccup またはhiccough)のように言い、日本の「ひゃっくり」同様、しゃっくりが発生した時に出る、「ヒック」という音から連想できるものである。
また、ドイツ語では「シュルックアウフ」、スペイン語では「イポ」、フランス語では「オケ」(綴りは hoquet: 男性名詞)のように発音する。フィンランド語やノルウェー語では「ヒッカ」「ヒッケ」で、日本語の発音にかなり近いように思われるが、ロシア語では「イコータ」(綴りは Икота)という発音になっている。

また、声や息を吸い上げるようにして泣くことを「しゃくりあげる」や「しゃくり泣き」と言う。これはしゃっくりが音便化された言葉であるが、身近なところでカラオケの演歌でも「しゃくり」がある!!

しゃくりのやり方【みるさんの歌うま講座2】

微妙に主題と違うような・・・??

肺呼吸している生き物は全てしゃっくりするはず?!

しゃっくりが「横隔膜の痙攣(けいれん)」ならば、肺呼吸している生き物は全てしゃっくりするはずだが、「四足動物」は、呼吸における横隔膜の役割が少ないので、痙攣(けいれん)する事も少ないかもしれない。ただ、私は飼い犬がしゃっくりしていたのを記憶している。
直立して二足歩行しているから横隔膜を酷使していると考えれば、「ペンギン」はしゃっくりするかもしれませんが、鳥類は人間なんかよりもっと高度な「気嚢呼吸方式」を持っているので、横隔膜に頼ったがために発生する「しゃっくり」は無いのかもしれない!!。

肺魚がしゃっくりをしていたら、世紀の見物になるでしょうが、ともかく犬もするのだから、ゴリラなどの類人猿ならしゃっくりするでしょうし、横隔膜にも負担がかかっているはず・・・!?

大体のしゃっくりは、ほっといても自然に止む!?

しゃっくりの多くは数分〜数十分で止まるものがほとんどであるが、何かしらの疾患が原因である場合は止まりにくく、衰弱してしまうこともある。長期間にわたって続くものに対しては、投薬などの治療が必要になる場合がある。

世界には飛んでる記録がある!!

しゃっくりの世界最長記録保持者であるアメリカのチャール...

しゃっくりの世界最長記録保持者であるアメリカのチャールズ・オズボーン

ギネスブックによると、しゃっくりの世界最長記録保持者はアメリカのチャールズ・オズボーン (1894–1991) である。オズボーンのしゃっくりは 1922年、豚を屠殺していた時に始まり、以後68年間、毎分40回(その後、毎分20回に低下)のペースで続いた。このしゃっくりはオズボーンが亡くなる1年前、1990年にようやくおさまった。この間、オズボーンはバラエティー番組などに出演し一躍有名になったが、普通の生活を送っていたという。

やはり、豚の呪いだったりして・・・?。ちゃちゃはこれくらいにしますが、しゃっくりしたまま、いったい、どうやって寝ていたんでしょうかね?!

では、そろそろお待ちかねの「しゃっくりの止め方」に進みましょう!!

しゃっくりを止める(のに効果があるとされている)方法は世界に様々なものがある。一般には、以下のようなものが知られている(一部には、全く根拠のないものもあることに注意)。

1.息を止める
2.冷水を一気に飲む(呼吸を止めながら、など)又は、人肌より多少温かい(40℃~50℃程度の)
 お湯を少量口に含み、ゆっくりを飲み込むことを3~4回繰り返す。(冷たいのが嫌いな人向け)
3..急に驚かしたり、しゃっくりから注意をそらさせる(難しい質問をするなど)
4.3の逆で、しゃっくりに意識を集中する
5.くしゃみをする(させる)
6.舌を引っぱる
7.眼球を圧迫する
8.腹に湿布を当てる
9.人に移す(移し方は解りません!!)
10.特定の食品(ピーナッツバター、チョコレート、砂糖、蜂蜜、こけもものジャム、ワサビ、
 酢、柿のへたを煎じたものなど)を摂取する(伝承されている国、地域によりものが違う)
11.ご飯をかまずに飲み込む
12.左手をまっすぐ上にあげ、つばを飲み込む(アイバメソッド)

などなどありますが、全部やって見ても「しゃっくり」が止まらない場合は、即病院へ行きましょう!!

この内、代表的なものについて解説しよう!!

1.まずはスタンダードな「息止め」!!

1.「息止め」

1.「息止め」

息を止めることでしゃっくりを止める方法だ。この方法は息を目一杯吸い込んで、息を止めるというもので、かなり効果があると評判がある。すぐにしゃっくりを止めたい場合はまずこの方法を試してみるのと良い。

方法は
 1.肺がいっぱいになるくらいまで息を吸い込む。
 2.息を吸い込んだ状態で15秒程、息を止める。
 3.10秒かけてゆっくりと息を吐き出す。
 4.ゆっくりと息を吸い、徐々に通常に呼吸に戻していく。
なぜ「息止め」が効果あるのか?
それは、しゃっくりの原因である横隔膜の痙攣(けいれん)は、血液中の二酸化酸素濃度が低くなると起こりやすくなります。息を止めることで血液中の二酸化炭素濃度が上昇しするので、横隔膜の痙攣(けいれん)が治まるということだ。
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