覚えて置けば安心、風邪を引いた時の爺さん・婆さんの知恵袋
2017年8月30日 更新

覚えて置けば安心、風邪を引いた時の爺さん・婆さんの知恵袋

古来、「風邪は万病のもと」あるいは「風邪は百病のもと」と言われている。過労やストレス、不節制が続くと風邪がきっかけとなって体調を崩すもとになる。薬局や医療機関を訪れる急性の病気の中でも風邪はかなりの数を占めている。ただ、近くに医療機関などがあれば良いが、なかったり何らかの理由で、行けないこともある。そんな時には昔より伝承されてきた方法に頼らざるを得なくなるのが現実である。そのような経験的遺産を民間療法と呼ぶが、皆さんはどんな方法をご存知だろうか??

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「風邪は万病の元」と言われるだけあって、風邪の症状を引き起こすウイルスは体の免疫力をいっそう弱めて、体力を落していろいろな病気の引き金ともなりかねません。粘膜の弱い人であれば酒やタバコの飲み過ぎばかりでなく、疲れや睡眠不足などで免疫力が落ちていれば、混雑した道路や電車の中や就寝中の粘膜が乾燥しやすいときに、いとも簡単に風邪ウイルスに感染してしまうものです。

そもそも風邪とは何でしょう??

風邪ウイルスの一種であるヒトライノウイルスの表面分子構造

風邪ウイルスの一種であるヒトライノウイルスの表面分子構造

風邪(かぜ、common cold, nasopharyngitis, rhinopharyngitis, acute coryza, a cold)とは、「ウィルス性」と「細菌性」による上気道感染症であり、主な影響は鼻、喉、副鼻腔、喉頭に影響を受ける。症状はたいてい感染後二日以内に発生する。 症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、頭痛、発熱などが現れる。患者の多くは回復まで大抵7-10日間を要し、一部の症状は3週間まで継続することもある。他に健康に問題がある患者は、肺炎に進行する可能性がある。
多くの場合、単に風邪と言えば急性上気道炎(普通感冒)を指し、それ以外を風邪と呼ぶことは少ない。西洋医学的には「風邪症候群」と呼ぶことが多い。俗称として、消化管のウイルス感染によって嘔吐、下痢、腹痛などの腹部症状と上記全身症を来した状態を、「感冒性胃腸炎」「お腹の風邪」(もしくは胃腸かぜ、一部地方では腸感冒)と呼ぶこともある。
実は、ウィルス性の風邪の場合、抗生物質が全く効かない。それぞれ何百種類もウイルスや細菌があり、症状も異なるが、一般に、ウイルス感染は症状が軽く、自然に治ってしまうことが多い。ただ中にはたちの悪いやつはどこの世界にもいるもので、インフルエンザは最たる例だ。これらは特別にワクチンを予防接種することで感染予防に効果が出るようにしている。
逆に細菌感染は症状が強く、自然に治るとは限らず、こじらせて入院となってしまうこともある。但し、現状ではあるが、必ず効く抗生剤がある。

私が風邪で苦労した覚えがあるのは、”米国留学中”であった!!

本格的に風邪を引いたら”つらい”!!

本格的に風邪を引いたら”つらい”!!

私は、70年代後半より、米国に留学(游学?)していた経験があるが、初めて風邪に掛かって、当時の日本と米国の医療事情などつゆ知らず、訳も分からず留学先の大学付属病院に薬を貰いに行ったことがあった。まあ、日本と同じようなもんじゃろうという甘い考えで・・・
結果は惨憺たる物でした。
1.まずは症状を詳しく英語で説明・書かなければならなかった。例えば、”頭がズキズキするように痛い”とか。”喉が刺すようにヒリヒリする”をどう英訳したら良いやら・・・?。今では、電子手帳やスマホの翻訳サイトを利用できるであろうが、「I have headache and I have a painful throat.」では、米国人のお医者さんから「How's painful?」と言われるのが落ちだ。
要はどのように痛むのかということだ。このような表現は日本で一度も習った記憶もなければ、調べた記憶もなかったから、相当焦った覚えがある。したがって最後は、「It up to you!!.」(貴方にお任せします!!)と言ってしまったような・・・(私はまな板の鯉だよ!!泣)!!。
2.今は日本でも当たり前になっている感じであるが、病院で処方して貰った薬の処方箋を持って薬局に行かねばならなかった。ここでもいちいち自分の症状を薬剤師に説明しなければならなかった。しかも英語で・・・(もういや!!)
それに、日本では、病院と薬局の距離はせいぜい歩いて2~3分程度であるが、米国の場合、病院と薬局の距離がハンパな距離ではなかった。車で30分だったらまだ近い方だった。

まさに「泣きっ面に蜂!!」状態とはこのことだ。
この経験から米国にいた頃は、2度と病院には行かないように、予防に心掛け、掛かったかなと思ったら、世界各国の人(留学生たち)から聞きまくった所謂”民間療法”を試していた覚えがあり、その一端を紹介する。

民間療法とは??

民間療法(みんかんりょうほう)とは、古くから民間で見出され伝承されてきた方法によって行う治療法のことである。戦前の昭和期から広く使われるようになった言葉で、通常医療に含まれない「療法」群を指すもので、健康術(体制の容認しない医学システムを用いた健康法で、一つの体系を持っているもの)や健康法(健康術よりずっと単純なもの)、呪術的療法をその内容とする。

つまり、医師の手を介さず、経験・伝承による方法で行われる病気の治療法である。何十年、何百年、或いは何千年もの時を経て、祖母から母へ、 母から子へと語り継がれた庶民の健康管理の知恵のことを言う。ざっくり言えば、爺さん・婆さんの知恵袋的な感じである!。
治療法はは試行錯誤を経て語り継がれてきたものであり、自然のものを活用して穏やかに体質を改善し、病気を治し健やかに生きる知恵は、 時代を超えた今もなお説得力があり、学ぶべきことが多いのではないだろうか??

では、まずは日本のものから紹介!!

ニンニクと梅干

ニンニクと梅干

風邪の時は勿論だが、夏バテなどにもこれは効きそうだ。ただ、米国留学時は梅干を購入するのが至難の業だった。
ニンニクのすり下ろしたものをほんの少し、梅干の中に隠して食べる。ニンニク、梅干し共に殺菌力に優れ、ビタミンCの補給になり免疫力を高める。特にニンニクは体を暖める食べ物であるため、皮ごと焼いて辛味をとってしまったものであればいくつでも食べられるだけでなく、体を暖めてカゼを吹き飛ばしてしまう効果がある。
ネギ湯

ネギ湯

NHK朝ドラ「ひよっこ」でもネギ湯を作って飲むシーンがあったような・・・!?
風邪のひきはじめのだるい時や、汁物を作るのが面倒な時、寝坊した朝にも。冷蔵庫にあるもので簡単に体があったまります。
長ネギを細かくきぎみ、ショウガのすり下ろし汁を加えたものに熱場を注いで飲む。体を暖め、体のだるさをとり除いてくれます。

風邪の治し方/ネギ首に巻いてみた

風邪を治す効果は無いと言われているが、ネギのニオイ成分 硫化アリル(アリシン)に血管拡張作用があり鼻の通りを良くする効果はあるという。白ネギを切ったりかじった時に生まれるアリシンという香り成分には血管拡張、血流アップ効果があり、抵抗力を高めてくれる。ネギをそのまま首に巻いても風邪に効果は無いということかも・・・??
長ネギを長いまま火であぶり、縦に2つ割りにします。手拭いなどを添えて切り口がノドに当たるように首に巻きつけます。ノドの痛みを和げ、セキをしずめるのに効果があるとされている。
たまご酒

たまご酒

体に侵入した風邪と戦うための栄養素である、糖分やアミノ酸が、たまご酒には含まれています。卵に含まれる成分リゾチームは細菌を殺す作用、痰や鼻水として外に追い出す働きをするため、風邪薬にも配合されている。また、お酒には血行をよくし、体が温まる効果も。体が温まることで免疫力も高まるというわけだ。
米国留学当時は日本酒購入がこれまた至難の業でしたので、代わりにウイスキーやワインで試したことがあった。
まず日本酒、卵、砂糖をボールにすべて入れて混ぜます。続いて、鍋に入れて点火し、かきまぜながら温めましょう。始めは強火にし、徐々にとろ火へ。点火から5分ほどで出来上がり!たまご酒って難しいと思っている人でも、これならダマになりません。
大根飴

大根飴

寒くて乾燥した時期になると突然、のどの痛みや咳に襲われることもあった。そんな時のために常備しておきたいのがこの大根飴。スープではありませんが、あたたかいお湯で割ってのめば、咳をやさしくおさえてくれた。
1~2センチ角に切ったダイコンをビンなどに入れ、ハチミツを加えて漬け込みます。2~3日してダイコンがしなびてきたらでき上がりだ。昔よりそのエキスは、セキ止めとノドの痛みを抑えるのに効果があると言われる。
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