バンドブーム絶頂期にホコ天で人気のあったバンド『BAKU』
2017年1月20日 更新

バンドブーム絶頂期にホコ天で人気のあったバンド『BAKU』

可愛らしいルックスを持ちながら、JUN SKY WALKRE(S)のようなパンクロックぽい曲を歌う。曲は、聴きやすいものが多い。

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BAKU

バンド『BAKU』(バク)

バンド『BAKU』(バク)

1989年に結成され、1992年に解散。

キャッチフレーズは『歌える歌』

原宿におけるホコ天での活動を中心として人気を集め、3年という活動期間の中で当時のバンドブーム全盛期の主要バンドとなった。代表曲は「ぞうきん」「ピーターパン」など。

初名はBATSUであり、アマチュアバンドコンテストの会場で改名してBAKUを名乗る。ロゴマークは胴体にハートマークが描かれたバクが用いられた。
10代の素朴な感性に満ちた歌詞と、軽快なビート、やんちゃなルックスが、同世代の女性を中心に支持されるが、同業者たちからは好まれず、1992年8月のメジャー・デビューから約2年で解散した
栃木県の高校3年生だった車谷浩司(ギター)、谷口宗一(ボーカル、一時期ベースも弾いていた)、加藤英幸(ドラムス)、阿部浩之(ベース)の4人によって1989年に結成。車谷・阿部と谷口・加藤のコンビが合体する形で結成された。

活動内容

夏に原宿の歩行者天国(いわゆる「ホコ天」)に姿を現すと同時に人気を集め、同年12月にはインディーズからミニアルバム『ぼくたちだけの天国』をリリースする。
ミニアルバム『ぼくたちだけの天国』1989年12月発売

ミニアルバム『ぼくたちだけの天国』1989年12月発売

ところがメジャーデビューが決定した矢先の1990年1月26日、ベースの阿部が交通事故で急死(享年18)。雑誌の取材を受けて帰った後の出来事だった。バンドは一時活動停止に追い込まれるが、高校卒業後の同年6月にポリスターからミニアルバム『不思議なマジック』をリリース。
ミニアルバム『不思議なマジック』1990年6月発売(こ...

ミニアルバム『不思議なマジック』1990年6月発売(このアルバムのレコーディングは阿部の存命中に行われている)

歌詞カード裏面には阿部への感謝と弔いの言葉が記載されています。
その後、追悼曲「天までとどけ」、復活の意をこめた楽曲「復活のうた」などが作成され、ポリスターよりのセカンドアルバム『ふたつめのはじまり』に収録された。
アルバム『ふたつめのはじまり』1990年6月発売

アルバム『ふたつめのはじまり』1990年6月発売

翌1991年2月にリリースしたシングル「ぞうきん」がヒットし、一躍人気バンドの仲間入りを果たす。この曲はドラマ仕立てのミュージックビデオも製作された。

BAKU ぞうきん - YouTube

ミュージックビデオです。
出典 youtu.be
このほか、シングル「ピーターパン」でミュージックステーションへの出演も果たしている。ベースは元A-JARIの太田守がサポートメンバーとして参加した。「新メンバーを入れるぐらいなら解散する」とのメンバーの意向で、最後までベースは彼が務めた。
元A-JARIの太田守(左)がベースをサポートする。

元A-JARIの太田守(左)がベースをサポートする。

同年には『聞こえる 〜Power of Dreams〜』『DAY AFTER』と立て続けに2枚のアルバムをリリースするなど活発な活動を見せたが、軽いノリで女の子ウケするビートポップバンドを続けていくことにメンバーが不満を感じ始め、事務所やレコード会社との軋轢もあり解散が決定する。
アルバム『聞こえる 〜Power of Dreams〜...

アルバム『聞こえる 〜Power of Dreams〜』1991年5月発売

アルバム『DAY AFTER』1991年12月発売

アルバム『DAY AFTER』1991年12月発売

人間の若さ=青臭さが一番発揮された音楽は何かと考えて辿り着いたのがビートパンク。
最後のアルバム『DAY AFTER』では、ひたすら軽快だった当初と全く音楽性が変わって、政治的なメッセージを含んだとも取れる歌詞の楽曲や破滅・死をも題材にした重い楽曲もあった。ジャケットで着用した衣装も初期とはまるで異なるものであった。
1992年夏に「バクは夢を食べ続けなければならない」とのメッセージを残し解散した。
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