80年代を彩った懐かしの名バンド「C-C-B」が止まらない!
2016年8月27日 更新

80年代を彩った懐かしの名バンド「C-C-B」が止まらない!

ピンクヘアに、ヘッドセットで歌うドラム!?見るものに衝撃を与え、80年代を駆け抜けた懐かしの名バンド、それが「C-C-B」です。そんな「C-C-B」のあの名曲や、魅力を振り返ってみます。

29,167 view

C-C-Bってどんなバンド?

C-C-Bは、1980年代に活躍した日本のロックバンド。結成当初の名称はCoconut Boysで、C-C-Bはその略称。1985年中頃からCoconut Boys名義は使用せず、C-C-Bで統一している。
FMラジオ局が主催したバンドコンテストが結成のきっかけだったそうです。
C-C-B

C-C-B

80年代のポップカルチャーを体現するような奇抜なスタイルが注目されていました。
活動開始は1982年。最初の1〜2年は鳴かず飛ばずの状態でしたが、3枚目のシングル『Romanticが止まらない』が大ヒット、それ以降、第27回日本レコード大賞金賞をはじめとした、数々の音楽賞を受賞したり、 NHK紅白歌合戦に出場するなど1989年の解散まで、80年代を代表するバンドとして活躍しました。

和製ビーチボーイズ!? バンド結成当時のエピソード

1985年に『C-C-B』に改名するまでの名前は、『Coconut Boys』でしたが、元々世界的な有名なアメリカのポップバンド『Beach Boys』の日本版を目指す、というのが結成当時のコンセプトだったそうです。
COCONUT BOYS ココナッツ・ボーイズ

COCONUT BOYS ココナッツ・ボーイズ

ビーチボーイズからの、ココナッツボーイズ...なかなか安直なネーミングであります。
ココナッツボーイズ時代は、ミュージシャン、プロデューサー、音楽評論家で、ビーチボーイズのマニアとしても有名な萩原健太氏のバックアップのもとに、ビーチボーイズ感たっぷりの曲を出しています。

C-C-B - CANDY

デビューシングルの『Candy』。
メンバーがビーチボーイズの大ファンだったのかと思いきや、メンバー全員が名前を知ってるくらいだったそうで、実は当時の事務所から、「この方向性が、一番確実に売れるんやで〜〜」と吹き込まれたのを真に受けてなすがままに始めた、ということのようです。デビュー当時の黒歴史というところでしょうか。
曲自体はなかなかの完成度のようで、今でも一部マニアからは高い評価を受けています。

強烈なビジュアルインパクト

romanticが止まらない

romanticが止まらない

ブルーヘアー。
C-C-Bを語る上で欠かすことができないのは、そのビジュアルインパクトの強さでしょう。デビュー当初は、カラフルに染めた髪の色や、派手な服装などからイロモノ扱いされることもあり、メンバーの中でも複雑な心境があったようですが、曲だけでなくやはりそのビジュアルの斬新さが、世間の目をひき、人気に結びついていったことは間違いないでしょう。
原色感たっぷり

原色感たっぷり

80年代の若者感が懐かしい。。
ドラムの笠さん

ドラムの笠さん

なんといっても最大のインパクトは、ドラマーでボーカルも務めた笠浩二。ピンクの頭のプリティな男が、ヘッドセットをつけて、ドラムを叩きながら、独特の声色で歌う。このインパクトたるや強烈なものがございました。

伝説のヒットソング『Romanticが止まらない』

C-C-B最大のヒット曲であり、C-C-Bといえば?と問えば、だれもがこれと答えるのが、この『Romanticが止まらない』でしょう。1985年1月25日にリリースされた3枚目のシングルであり、「Coconut Boys」から「C-C-B」へとバンド名を変更した後の1枚目のシングルです。

C-C-B Romanticが止まらない (1985)

1985年当時の映像です。演出がすごいです。バブル絶頂へとひた走る80年代の勢いを感じますね。
全体としてちょっとほろ苦な大人っぽいイメージで素敵なのですが、「長いキッスの途中に(フッ、フッ)」、「君の 青いハイヒール(ハイヒール、ハイヒール)」、「苦しーくなる(苦しくーなる)」といったコーラス的な部分がいい塩梅のインパクトで、口ずさみたくなる曲です。
68 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • 80s 👙 ♂ 🎸 🥁 🎹 2023/10/15 07:16

    C-C-B 髪を染めましたが不良の違和感なし
    そしてあの歌は思春期の「性事ドラマ」で大ヒット(^^♪

    yuppy 2020/5/20 21:07

    英樹の全てが最高!!
    ずっと大好きです。

    イサオ 2019/12/26 14:07

    私にとってのC-C-Bは青春そのものでした。
    彼らのブレイク曲「ロマンチックが止まらない」は中山美穂さん初出演ドラマ「毎度おせわがせします」の主題歌として話題となり、C-C-Bもドラマにゲスト出演した事がありました。
    歌番組もベストテン・トップテン・夜ヒット・紅白(85年のみ)等に出演しましたが、その後は少年隊や光GENJIの影に隠れたのは周知の通りで、89年にベストテンのスポットライト出演と秋のラストコンサートを最後にC-C-Bは解散しました。

    がっち 2018/10/8 21:51

    未だに俺の中でのヒーロー。
    ヒデキが亡くなったのが残念でならない。

    けん 2018/10/8 05:13

    ベースの渡辺氏、最期が気の毒だった

    すべてのコメントを見る (6)

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

音楽配信サイト"AWA"でミドルエッジがお届けする「昭和J-popに酔いしれる!!」をご紹介!

音楽配信サイト"AWA"でミドルエッジがお届けする「昭和J-popに酔いしれる!!」をご紹介!

音楽配信サイト"AWA"で公式プレイリスターとして情報提供しているミドルエッジがお届けする「‘70 ‘80 ‘90 Best」シリーズ!今回はその集大成と言える「昭和J-popに酔いしれる!!」に収録した84曲の一部をライナーノーツ的に紹介します。曲のチョイスは「何故この曲?」なんて堅いことは言いっこなし(笑、有線さながらのバックミュージックに使えて、そして懐かしむミドルエッジの王道を是非ご堪能ください。
毎度おさわがせしますと言えばC-C-Bでしょ?

毎度おさわがせしますと言えばC-C-Bでしょ?

ドキドキしながら見たドラマと言えば「毎度おさわがせします」 そして「毎度おさわがせします」と言えば主題歌を歌っていたのはC-C-Bでした。
かけつけ3杯 | 9,361 view
LINDBERGが35周年!TBS「ラヴィット!」で「今すぐKiss Me」「BELEVE IN LOVE」を披露!!

LINDBERGが35周年!TBS「ラヴィット!」で「今すぐKiss Me」「BELEVE IN LOVE」を披露!!

今年デビュー35周年を迎えたロックバンドLINDBERGが4日、TBS「ラヴィット!」で放送されたアルコ&ピース平子祐希の誕生日企画にサプライズプレゼントとして登場し、大ヒット曲「今すぐKiss Me」、「BELEVE IN LOVE」の2曲を披露しました。
隣人速報 | 111 view
チバユウスケさん追悼!1997年の1年間に渡りコーナーVJを担当した「塩化ビニール地獄」の全編放送が決定!!

チバユウスケさん追悼!1997年の1年間に渡りコーナーVJを担当した「塩化ビニール地獄」の全編放送が決定!!

スペースシャワーネットワークが運営する日本最大の音楽専門チャンネル(※)、スペースシャワーTVが、2023年11月26日に永眠したチバユウスケさんを偲んで、彼の初のレギュラーコーナーを4ヶ月に渡って全編放送します。
隣人速報 | 148 view
バンド漫画の金字塔「BECK」の25周年記念!スペシャルプログラム『BECK25周年記念原画展 大阪会場』が開催決定!!

バンド漫画の金字塔「BECK」の25周年記念!スペシャルプログラム『BECK25周年記念原画展 大阪会場』が開催決定!!

マンガ、アニメ、特撮などの人気コンテンツをテーマにした企画展を開催、運営している株式会社クレイジーバンプが、11月16日(土)に梅田ロフトにて行われる『BECK25周年記念原画展 大阪会場』にて、「墓場の画廊」新規オリジナルグッズを販売することを発表しました。
隣人速報 | 89 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト