日本のテレビ放送でも使用された
一方、日本では1995年に、日本テレビ系列のテレビアニメ「シティーハンター3」第11話(1989年12月24日放送)の再放送で、某教団代表の顔が1フレームだけ挿入されて放送された事を、TBS系のニュース番組で報道され、「サブリミナル効果」として問題視された。
しかし、その後逆に日本テレビ系列も、TBSの番組内で前述の人物の画像が無関係な場面で複数回挿入されていた事を報道するなど、問題が拡大した。
なお、80年代から90年代前半のテレビアニメでは、ビデオデッキで録画した番組をコマ送りしないと確認できないような内容に無関係なカットやメッセージを一瞬だけ挿入したり、群集シーンに別の漫画やアニメの登場人物を紛れ込ませるといった行為は制作スタッフの“お遊び”として当たり前のように用いられており、「シティーハンター3」だけが特別なものではなかった。
テレビ放送以外では、1994年公開の映画「RAMPO (奥山バージョン)」でも、演出として「サブリミナル効果」が実施されている。ただ、この映画では他にも「1/fゆらぎ」、「フラッシュバック」、上映館でのフェロモンを含む香水を使った「フレグランス効果」など様々な仕掛けが施されている。
1995年のWOWOWでの放送時には、サブリミナル効果等を狙った部分はカットされて放送されている。