世界最強タッグ決定リーグ戦で、優勝した三沢&小橋組ともハンセン&馬場組は30分時間切れ引き分けで決着付かず勝ち点を分け合いました。この試合の決着をつけるべく、翌年の1994年3月5日の日本武道館のメインイベントで「夢のカード」として60分1本勝負がおこなわれました。
Misawa & Kobashi vs Baba & Hansen (05.03.1994) - YouTube
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ハンセン&馬場組の繰り出すひとつひとつの技にお客さんがどよめきます。弟子である世界タッグ王者からの攻撃を真っ正面から受け続けた師匠ジャイアント馬場。試合結果は三沢が天龍に続いて日本人2人目となる馬場からピンフォールを奪って大金星を挙げます。試合には負けましたが、ハンセン&馬場組のベストバウトといえる、まさに「夢のカード」です。
2年連続で世界最強タッグ決定リーグ戦にエントリー
Baba & Hansen vs Kawada & Taue (10.12.1994) - YouTube
’94世界最強タッグ決定リーグ戦
1994年12月10日 日本武道館
ハンセン&馬場VS川田&田上
1994年12月10日 日本武道館
ハンセン&馬場VS川田&田上
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参加10チーム
三沢光晴&小橋健太組「超世代軍」 16点 ※優勝
スタン・ハンセン&ジャイアント馬場組「巨艦砲」 15点
川田利明&田上明組「聖鬼軍」 15点
スティーブ・ウィリアムス&ジョニー・エース組「殺人狼コンビ」 14点
ダグ・ファーナス&ダニー・クロファット組「カンナム・エクスプレス」 10点
秋山準&大森隆男組 8点
アブドーラ・ザ・ブッチャー&ジャイアント・キマラ組 6点
ドリー・ファンク・ジュニア&ジョニー・スミス組 2点
ダニー・スパイビー&ジム・スティール組 2点
ジ・イーグル&ザ・ファルコン組 2点
リーグ戦最終戦を前に、優勝の可能性がなくなっていたハンセン&馬場組ですが、前年度のリーグ戦で決着をつけられなかった川田&田上組を下しました。川田からピンフォールを奪った後のハンセンのガッツポーズが印象的です。
この試合結果を受けて三沢&小橋組の優勝が決まりました。残念ながらハンセン&馬場組は2年連続1点差で優勝は叶いませんでしたが、試合後にハンセンが観客に向けて「ババコール」をうながしたことからも、彼が巨艦砲タッグに対する思い入れが深かった事を象徴している感動的なシーンです。
この試合結果を受けて三沢&小橋組の優勝が決まりました。残念ながらハンセン&馬場組は2年連続1点差で優勝は叶いませんでしたが、試合後にハンセンが観客に向けて「ババコール」をうながしたことからも、彼が巨艦砲タッグに対する思い入れが深かった事を象徴している感動的なシーンです。
最強の合体技「ジャイアントコンビネーション」
ジャイアント・コンビネーション・A
ハンセンが相手をハンマースルーし、そこに馬場が16文キックを叩き込む。その後、馬場が弱った相手を再度ハンマースルーし、そこにハンセンがウエスタン・ラリアットを叩き込む。
ジャイアント・コンビネーション・B
ハンセンが相手をハンマースルーし、そこに馬場が16文キックを叩き込む。その後、弱った相手が振り返った瞬間に、ハンセンがウエスタン・ラリアットを叩き込む。Aよりも、技の回避が難しい。
16文キックとウエスタン・ラリアットを組み合わせた「ジャイアント・コンビネーション」をはじめとした連係プレイも飛び出し、リーグ戦で勝ち点を積み重ねました。
強固たる信頼関係で結ばれたハンセンと馬場
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笑顔のスタン・ハンセン&ジャイアント馬場
お互いに肩を組んでいるところから二人の友情の深さが伝わってきます。私事で恐縮ですが、筆者はこのテレホンカードを当時購入しました。笑顔がたまらなく素敵な宝物です。
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ハンセンが全日本プロレスとジャイアント馬場について語る
スタン・ハンセンが語る! 「だから全日本と馬場はスゴかった」 | 日本一の書評 | 現代ビジネス [講談社]
スタン・ハンセンが語る! 「だから全日本と馬場はスゴかった」 | 日本で最も成功し、また最も愛されたテキサス生まれのプロレスラー、スタン・ハンセン。パワフルかつスピード感溢れる左腕のウエスタン・ラリアットで、プロレスの全盛期を沸かせた男がその思いを語った。
馬場とのタッグ結成は、ハンセンから馬場への恩返しだったのかもしれませんね。
馬場の色が無くなった全日本に今でも協力しているのはなぜかという質問に対し「ババにはいろいろとよくしてもらい感謝している。そのババが作ったオールジャパンがどんな形だろうとある限り私は協力する」と答えた。全日本に対して「ここは、私の勤めた会社だ」とも語っている。
スタン・ハンセンから人生を学べ!
via www.amazon.co.jp
Amazon.co.jp: 日は、また昇る。 THE SUN ALSO RISES.: 男の引き際と、闘うべきとき TIME TO MOVE ON, TIME TO FIGHT.: スタン ハンセン, Stan Hansen: 本
¥1,944
ダブルのテキサスロングホーンがシブい!
ハンセンさん、我々は知っています。「Youth!」と書いて「ウィー!」と叫ぶということを。
若さとは心の叫びを口にして行動していく事なのかもしれませんね。
若さとは心の叫びを口にして行動していく事なのかもしれませんね。
日本武道館 「夢のカード」