初代パラダイム社社長。パラダイム・シティ郊外に巨大な農園を構える老人。オーバーオールに麦わら帽と農作業スタイルが特徴。
子供たちを集め、元老院議員のメモリーを移植する。天の声により『メトロポリス』を著し、栽培しているトマトを用いて壮大な企みを話す。
40年前、ロジャー・スミスに「この世界を演出する存在と交渉してほしい」と依頼する。認知症を患っている為、言動が不安定。
パラダイム・シティに跋扈する犯罪者の1人。身長190センチメートル。22歳。性格は短気で自信家だが時には冷酷な一面も見せる(例としてはソルダーノを殺害するなど)。自身の髪の毛の色と同じ、黄色のスーツ、黄色いネクタイ、黒いシャツを着用しているがドロシーからは「巻き毛の趣味の悪い男」と評される。胸ポケットには櫛型のスタンガンを入れている。キザな伊達男を気取る小悪党ではあるが、インターフェイス関連のメモリーを持つことから技術者としては天才的な手腕を発揮する。しかしこれはアランから言わせれば「お前の持つメモリー。お前が才能と呼ぶもの」に過ぎないらしい。Act:01、Act:02でドロシーの誘拐や大がかりな銀行強盗を企てるがロジャーによって退治され、ダストンに逮捕される。その後はビッグオーとロジャーに恨みを晴らそうと、度々脱獄をして現れる。Act:09では髭を蓄えて登場。Act:14では銀行を自宅だと主張したロジャーの前に銀行頭取として現れ、顧客の前で彼を見せ物にして自分の株を上げていた。後にアレックスにより、ビッグファウの復活のために正式に刑務所から出され、処刑執行書をえさに脅されて協力させられる。アレックスは「優秀な男」と評する。Act:26ではドロシーにビッグオーの最終兵装について教えていた。
過去の因縁からロジャーを「カラス野郎」と詰る。ドロシーの機能についても詳しく、メガデウスの核に利用したり、解析装置に機械を取り付けて操った。ロジャーがビッグオーのドミュナスであることを知ったのはAct:18の冒頭、落雷に当たった時である。ロジャーからは「プロたる自覚なき犯罪者」、「チンピラ」と評されており、何処かコミカルで憎めないキャラとなっている。
元パラダイムプレスの新聞記者。全身が包帯に覆われており目元からは剥き出しの肉が覗く。異様な尖がり頭で左目にはガラスがはめ込まれ、鼻はなく剥き出しの口元は大きく裂けている。尖がり頭を含めた身長は195センチメートル。既婚のドイツ人、二重生活者だったらしい。真実を追い求め「40年前のパラダイム・シティに何が起きたのか」を独自に調査し、数多のメモリーを得ることに成功するが狂気に取り付かれる。地下に秘密を求め、ザ・ビッグのアーキタイプを発掘。その時負った火傷を隠すため、全身を包帯で覆っている。40年前の真実を知らしめるべく、度重なる破壊活動を展開。ロジャー・スミスと対峙することとなる。真実を追い求めた末にザ・ビッグの一体、ビッグデュオを発見する。火にこだわり、自身のアパートや地下宮殿ではロジャーを自分と同じ目に合わせようと引火の下準備を巧みにしており、仮面パーティーでは取り外し不可能な仮面に出火するよう仕掛け、大量の犠牲者を出した。メモリーを思い出したかのようにドイツ語を喋り、短期間でビッグデュオを乗りこなしロジャーの乗るビッグオーを圧倒するだけの操縦技量を持つ。Act:12で再登場する以前に、マイクル・ゼーバッハは既に死んでいたとエンジェルの口から語られているが、亡霊のように幾度となく作中に姿を見せる。シュバルツバルトとはドイツ語で「黒い森」を意味する。片山一良はコミカライズ版の対談の中で「黒い森とはヨーロッパ人の心の中にあるトラウマのようなもので、森を征服したい欲求と森に対する恐怖の葛藤のこと」と語っている。ロジャーは彼について「哀れなる探究者」、アレックスは「哀れな新聞記者」と語る。Act:17以降、顔は黒く塗りつぶされ、実体が無いことを強調されながら、ほぼ語りのみで存在しているという変わったキャラクターである。ホッブズやウィリアム・ブレイクを引用し、リヴァイアサンの出現を預言した。Act:24ではビッグデュオ・インフェルノに憑依しアランを断罪、Act:25において自身が予想だにしなかった「真実」に驚愕、ビッグデュオ・インフェルノと共に「真実」の中(天井の照明)へ消えていった。
主要登場ロボット・メガデウス
ビッグオー(Big-O)
ビッグオーに限らず、登場するメガデウスもそれ以外の敵メカもとにかく重量感と重厚感に溢れているのが本作の特徴のひとつであり、中でもこのビッグオーは主役メカという事もあって、とにかく攻撃だけでなく動作のひとつひとつが重々しいです。
ザ・ビッグの一機種。機体色は黒。対地戦闘用の装備を持つ。「黒いメガデウス」。全身に銃火器と光学兵器が満載され、自分の十数倍の大きさのメガデウスを持ち上げるほどの怪力を誇る。また、太い両腕にはぶ厚い装甲シールドが備えられており、これを前面に構える(ボクシングのピーカブースタイル)ことでほとんどの通常兵器をガードすることが出来き、ビーム系の砲撃も弾くことができる。ネゴシエイターのロジャー・スミスをドミュナスとし、パラダイム・シティで起こるメガデウスの事件を解決する。
ビッグデュオ(Big-Duo)
13話までの第一期では、ビッグの名を持つメガデウスはビッグオーの他はこのビッグデュオしか出てきません。
ザ・ビッグの一機種。機体色は赤。ドミュナスはシュバルツバルト。「赤いメガデウス」。40年前の真実を知らしめるため、街を破壊する目的でシュバルツが呼び出した。両腕にそれぞれメッサーシュミットを髣髴とさせるプロペラ・ユニットとロケットエンジン、格納可能な翼を搭載しており、自在に空を飛ぶことができる。なお、飛行能力を持つメガデウスは確認できる限りではビッグデュオのみ。初登場時にはビッグデュオ・マミーと設定され、全身に包帯を巻いておりミイラのような外見をしており、包帯を飛ばして絡めたところを引っ張り、腕のプロペラで破砕しようとしたが、ビッグオーのミサイル、キャノンパーティーによって包帯が燃え、正体を現す。主な戦闘形式は空中戦や爆撃であるが、パワーもビッグオーとほぼ互角。弾薬が尽きたままのビッグオーを圧倒するも、あと一歩のところで逆転され敗北。片腕と頭部を破壊された後、自らの意志を持つが如く暴走。シュバルツバルトを振り落とし、機能停止までの数秒間勝手に動いた。ビッグオーと同出力のアークラインの他、胸部には二門のガトリングミサイルを、両腕にそれぞれ二門ずつの航空機銃を、両足の中には驚異的な威力を持つ大型ミサイル「メガトンミサイル」を装備している。なお航空機銃は劇中では使用していない。その他に逃走用に煙幕を噴出できる。ただし、主兵装の大半が実弾のため全弾撃ちつくした後の火力の低下は著しい。プロペラの装備される巨大な前腕内部にはランディングギアも装備されており、飛行機のような着陸姿勢もとることができる。
オープニング他動画
The Big O Opening/Intro Theme [720p] - YouTube
歌・作詞・作曲・編曲 永井ルイ
第3次スパロボZ 時獄篇 ビッグオー 戦闘アニメ - YouTube
THE ビッグオーの最終回(第一期13話)
殺された者の共通点は、皆年齢が20代にも関わらず40年前の記憶を思い出したと言っていたこと。
全員、ロジャーに連絡を取った後に殺されたこと。
そして現場に残された「CAST IN THE NAME OF GOD. YE NOT GUILTY. (我、神の名においてこれを鋳造する。汝ら罪なし)」というメッセージ。
最後のメッセージはビッグオーが起動する際にコンソールに表示されるものとまったく同じものでした。
ロジャーは独自に調査を進め、今回の事件の鍵を握っているのがパラダイムの前社長ゴードン・ローズウォーターではないかと判断して彼に会いに行きますが、現在は広大な農園でトマトを育てている彼からは意味の通じない話しかされません。
「収穫を早まるな」
その真の意味は、今はまだ誰にも分かりません。
結局、事件の犯人はR.D(Red Destiny)というドロシーと同型のアンドロイドでした。彼女は失われたメモリーを取り戻した者を殺していたのです。誰かにそれを命じられたのか? それは分かりません。
R.Dは「ビッグオーに乗る者は命じられるはずだ」とロジャーに言いますが、ロジャーには何の事か分かりません。そんなロジャーの事もR.Dは抹殺しようとしますが、本物のドロシーと共にその場に現れたビッグオーによって破壊されました。
その直後、ノーマンから連絡が入ります。海に異国のメガデウスが突如出現した、と。
ロジャーとドロシーはその異国のメガデウスに対抗するため、海へと向かうのでした。
「ビッグオー! ショータイム!」
※結局この13話までの1期シリーズでは、殆ど物語の謎は語られずに終わります。
物語が大きく動いてこの世界の謎が明らかになっていくのは、この後2003年から始まる2期までおあずけです。
関連twitter
( ^ω^)
— 梯子フリーク (@thebakemono) January 27, 2013
∩ ∩
( ^ω^)
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クロームバスター!
( ^ω^)
= ⊃⊂=#ビッグオー
ロジャーの執事の
— アラン@強運拾段 (@AlanL5_gtr33) February 18, 2016
ノーマンか💡#ビッグオー pic.twitter.com/sgq3zYN5oy
『THE ビッグオー』のヒロイン、R・ドロシー・ウェインライトを描いてみました。
— らくしゃさ@ドクペ・ターボカスタム (@Rakshasa_JP) November 24, 2015
冷静沈着で仏頂面、パンチひとつでいかなる壁も(物理的に)粉砕するまさしく鋼のヒロイン。
自転車で爆走するエピソードは神回だと思います。#ビッグオー pic.twitter.com/KgIOCR66Qc