男女の入れ替わりを描いた「転校生」も「放課後」も原作は同じ!
観月ありさちゃんといしだ壱成くんの「放課後」っていうドラマが超好きだった いまだにたまに思い返すぐらい
— 昭和的ガーリー文化研究所🇺🇦 (@showateki_girly) December 17, 2021
もう難しいのかもしれないけど、また一からやり直すつもりで俳優として復活してほしい 怪優路線でもいい 才能はあるんだから、もったいない#突然すいません pic.twitter.com/qsRxvZ2zoQ
原作では小学生の男女2人の体が入れ替わり、性の目覚めや異性の体の違いをコミカルに描いた作品です。
映画も最初は小学生が主人公になる予定だったのですが、児童映画になってしまうと気づき、設定を中学3年生に変更しています。
この小説と映画「転校生」が日本で入れ替わりドラマが定着するきっかけになったと考えられています。
1985年、1986年に石野陽子さん、松野達也さん主演で「転校生!おれがあいつであいつがおれでというタイトルでドラマ化もされました。
1992年に「ボクたちのドラマシリーズ」で放送された観月ありささん、いしだ壱成さん主演の「放課後」も同じ小説が原作です。といっても、登場人物の名前も違いますし、年代は高校生に引き上げられているので原作というより原案ですね。
男らしい美月さんがかっこよく、女々しいいしださんがかわいかったです。
2002年にはモーニング娘。のドラマ企画で「おれがあいつであいつがおれで」のタイトルで吉澤ひとみさん、勝地涼さん主演でドラマ化もされています。
「どっちがどっち!」も派生作品
こちらは原作ではなく原案のオリジナル作品ということですが、設定は小学生でしたよ。主演は飯田美心さんと渋谷謙人さん。
「ボクの初体験」も男女が入れ替わる
脳腫瘍で妻を亡くした夫・人浦狂児が、自殺して仮死状態になっていた宮田英太郎の脳を自分の妻に移植します。そして英太郎は人浦春奈として生まれ変わります。
さらに同級生の冴木みちるが交通事故に遭ってしまい、こんどはみちるの脳を英太郎に移植します。
主演は保坂尚輝さんでした。
「Change!」は教師と生徒が入れ替わり!
主人公の教師役に石黒賢さん、生徒役に加藤晴彦さん。入れ替わってしまった2人のドタバタコメディです。
「金魚のフン」は夫婦が入れ替わり!
プラトニックな関係で愛を育んできた亀戸つるひこと銀子の2人は結婚式の披露宴をあと2日に控えていました。披露宴の打ち合わせで電車がなくなってしまい、高級ホテルやタクシーを避けた2人はラブホテルに泊まることに。そこでついに関係を持ちます。
そして目を覚ますと2人の体が入れ替わっていたのでした。こちらはちょっとエッチなコメディでしたね。
主演は坂上香織さんと木村剛さん。
「チェンジ!」「パパと娘の7日間」は親子で入れ替わり!
浅野さん演じる神崎瑞穂は女優。中学生の娘、さおり(野村さん)がいるのですが相性が悪くけんかばかり。ある日、言い争いをしていた2人が階段から落っこちてしまったことで2人の体が入れ替わるというお話。
原作はなく、寺田敏雄さんのオリジナル脚本ですが、ドラマと同時に別冊マーガレットにて羽柴麻央さんによってコミカライズされています。
親子で入れ替わるドラマといえば2007年の「パパとムスメの7日間」もありますね。乙女な舘ひろしさんと、男前な新垣結衣さんがよかったです。
原作は五十嵐貴久さんの小説で、2022年版やリメイク版もあります。
「幽霊女子高生」「幽霊ママ」は死んだ人が他の人の体を借りる
1994年に小田茜さん主演で放送された「幽霊女子高生」は大島弓子さんの「秋日子かく語りき」が原作。亡くなった初老の女性が、ひょんなことから女子高生の体を借りて2週間だけ生活するというお話。
1998年の「幽霊(ゴースト)ママ」は、昼ドラ「ドラマ30」で放送されました。主演は大島さと子さん。交通事故で亡くなってしまった主婦が、転落死した女性の体を借りて現世に戻り、夫の経営するラーメン屋で働くというお話。ただし、自分の正体は明かしてはいけません。こちらも現世にいられるのは期間限定でした。
立場の違う人が入れ替わるから面白い!
こうして振り返るといろいろな設定がありますが、元々違う生活を送っていた2人が入れ替わるからドラマになり、面白いんですよね。
コメディもあればシリアスなドラマもありますし、これからもたびたび登場しそうですよね。