そばと日本酒の祭典
代々木公園イベント広場は毎週なにかのイベントが行われ、散策が大好きな人にとってのホットスポット!先月は「タイフェスティバル」今月は「ベトナムフェスティバル」がすでに開催済み。そして今回、国際色豊かだった先週までとはうってかわり、代々木公園が日本の食文化一色に染まりました。
最寄りの原宿駅から徒歩3分。道中、金曜日の夕方だということを考えると「いつもならもう少し人がいるのにな」と感じてしまう少ない人影。「会場は空いてそう」。混んでいると食べ物を買うのに並ばなきゃ行けないので、こちらとしては有難いかぎりです。「そばと日本酒の祭典」はもうすぐです。
最寄りの原宿駅から徒歩3分。道中、金曜日の夕方だということを考えると「いつもならもう少し人がいるのにな」と感じてしまう少ない人影。「会場は空いてそう」。混んでいると食べ物を買うのに並ばなきゃ行けないので、こちらとしては有難いかぎりです。「そばと日本酒の祭典」はもうすぐです。
代々木公園イベント広場へ到着
広場に到着。「そばと日本酒の祭典」、サブタイトル「大江戸和宴」の門をくぐると会場。遠目に見えるテントの数は思ったより多くて人の数もそこそこ入っている模様です。入口の女性から案内図をもらって中へ入りました。
中央に並ぶお食事スペースでは、会社帰りと思われるサラリーマン風やOL風のお客さんが楽しそうに会話を弾ませます。代々木公園の夜は心地よい風が流れ、ちょっと早い「ビアガーデン」の様相を見せていました。
「タイフェス」と比べてしまうとお客さんの少なさが顕著です。タイフェスは2日間で30万人を集客。ベトナムフェスでも2日間で20万人を集客しました。「そばと日本酒の祭典」は記念すべき第1回目のイベント。回数を重ね知名度をあげてきた他のイベントと比べるのはちょっと酷ですが、今後の奮闘が期待されます。
一番の人気店「山都そば」を訪問
蕎麦が大好きなお父さん
会場を歩いていると小さなテントで黙々とそばを打ち続けるお父さんを発見。手際よく蕎麦を広げ、伸ばしては重ねる手際よい仕事ぶりが食欲を刺激します。
「普段はこんな狭いところで作らないんだけど、頼まれたからやってるんだよ」
本当にご苦労様です。私のように普段は蕎麦を食べるだけの人間にとって、蕎麦作りの実演は非常に興味深いもの。もう少し様子をみさせてください。
「このお店の店主が急に具合が悪くなってね。そんで急に頼まれて来たんだよ」
聞いてみないと分からないことってあるもんですね。少し愚痴りながらも一所懸命に手を動かします。
このお父さん、実は蕎麦屋で働く職人ではなく、日本料理の板前さん。趣味で蕎麦に打ち込んでいるそうです。今日は応援に駆け付けました。
「普段はこんな狭いところで作らないんだけど、頼まれたからやってるんだよ」
本当にご苦労様です。私のように普段は蕎麦を食べるだけの人間にとって、蕎麦作りの実演は非常に興味深いもの。もう少し様子をみさせてください。
「このお店の店主が急に具合が悪くなってね。そんで急に頼まれて来たんだよ」
聞いてみないと分からないことってあるもんですね。少し愚痴りながらも一所懸命に手を動かします。
このお父さん、実は蕎麦屋で働く職人ではなく、日本料理の板前さん。趣味で蕎麦に打ち込んでいるそうです。今日は応援に駆け付けました。
蕎麦打ちのお父さん
美味しい蕎麦のお店を見分ける方法は何でしょうか。禅問答のような質問をしてみました。
「蕎麦は食べてみないと違いがわからないよ」
ごもっともです。でも、そこを何とか。
「そば湯にこだわる店はいい店だと思うね。「つゆ」に入れないでそのまま飲んでも美味しい。それが『そば湯』だよ。そば湯ってものは30分もすれば酸化して不味くなってしまうから、だから「つゆ」に入れて飲んでもらおうとするんだ。いい『そば湯』を出す店ならそのまま飲むことを勧めると思うね。つまり、そば湯にこだわるってことは「蕎麦」や「つゆ」にもこだわっている証拠だよ!」
なるほど。確かにそば湯はつゆに入れて飲むものだと思ってました。今度からそのまま飲んで味わってみます。そして、そば湯をそのまま飲むことを勧めてくれるお店を探します。
「ぜひこのお店の蕎麦食べていってよ」
もちろんそのつもりです。
「蕎麦は食べてみないと違いがわからないよ」
ごもっともです。でも、そこを何とか。
「そば湯にこだわる店はいい店だと思うね。「つゆ」に入れないでそのまま飲んでも美味しい。それが『そば湯』だよ。そば湯ってものは30分もすれば酸化して不味くなってしまうから、だから「つゆ」に入れて飲んでもらおうとするんだ。いい『そば湯』を出す店ならそのまま飲むことを勧めると思うね。つまり、そば湯にこだわるってことは「蕎麦」や「つゆ」にもこだわっている証拠だよ!」
なるほど。確かにそば湯はつゆに入れて飲むものだと思ってました。今度からそのまま飲んで味わってみます。そして、そば湯をそのまま飲むことを勧めてくれるお店を探します。
「ぜひこのお店の蕎麦食べていってよ」
もちろんそのつもりです。
「会津山都そば蕎邑(きょうむら)」は福島県喜多方にあるお店です。自慢の「十割そば」は700円。ちなみに会場の全ての蕎麦が700円でした。
お父さん手作りの蕎麦を実食
実食。お父さんの手打ちそば。お箸で持ってみると重みがあります。最初はお父さんに勧められたとおりに「つゆ」につけずに蕎麦だけを味わってみました。コシがあってそば粉の風味が喉を打ちます。そして「つゆ」解禁。美味しい「つゆ」ですが、蕎麦の風味がけっして負けることはありませ。一気に美味しくいただいてしまいました。