滋賀県長浜市公園町の長浜城歴史博物館が1983年の開館以来、初のリニューアル工事を行っている。長浜に城を築いて天下統一の足がかりとした羽柴(豊臣)秀吉と地元の関わりを紹介したコーナーを新しく独立させて設けるなど、展示内容を充実させたいとする。
同博物館は秀吉が築いた長浜城の跡にあり、展望台付きの模擬天守の建物は長浜観光の目玉の一つになっている。
リニューアルでは秀吉ファンの観光客に足を運んでもらおうと、3階に秀吉のコーナーを設ける。姉川合戦や賤ケ岳合戦など秀吉が居城していた間の出来事を絵巻物風にした年表を新たに作製するほか、築城の様子を再現したジオラマを2階から移設する。
このほか、2階に縦3メートル、幅5メートル、奥行き1・2メートルある最新の密封ケース1基を導入。ケース内は常時、温度20度、湿度60%に保つことができ、貴重な文化財を保存、展示できるようになるという。
リニューアルオープンは2月27日。太田浩司館長(54)は「長浜を訪れる観光客の多くは秀吉に興味がある。秀吉と長浜の関係を分かりやすく紹介したい」と意気込む。
長浜城歴史博物館

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