『世紀末リーダー伝たけし!』 概要
作者 島袋光年
掲載誌 週刊少年ジャンプ
連載期間 1997年33号~2002年37・38合併号
コミックス 24巻
発行部数 累計800万部
掲載誌 週刊少年ジャンプ
連載期間 1997年33号~2002年37・38合併号
コミックス 24巻
発行部数 累計800万部
『世紀末リーダー伝たけし!』はいくつかのシリーズで構成されています。
マミー編
たけしは恩師であるえんチョーの誘いで、ポッポ町のリーダー的存在が一堂に会する「リーダー合宿」に出席する。その目的は町で暴れているギャングチーム「マミーファミリー」への対策を練ることだった。だがファミリーのボス・マミーはリーダー的存在の動きを嗅ぎつけており、既に刺客を送っていた。合宿に潜りこんだ「裏切り者」を探るうちに、たけし達はかつて最高のリーダー的存在と呼ばれたトニーがファミリーの一員になったことを知る。
モービー編
たけしが朝起きると、小次郎が原因不明の病気で死んでいた。たけし達はへるスィーに助けを求めるが、小次郎の感染したウイルスは神の力を超越しておりどうすることもできなかった。小次郎を助けるには、ガッツのある生物しか生き残れないこの世の地獄「ガッツ島」の頂点に立つ究極生物・モービーの血を飲ませなければならない。へるスィーに貰った地図を頼りにガッツ島にたどり着いたたけし・ゴン蔵・馬場の前に現れたのは、シシカバという青年だった。同じくモービーの血を目指すシシカバと共に、たけし達はガッツ島の頂上を目指す。
魔黒界編
ポッポ町で「世界最強コンビ決定戦」が開催されることになり、たけしとゴン蔵はチーム「ボス+1」として参戦する。賞金を寄付するために参加したリーダーズ黄金世代をはじめとして懐かしい顔が次々と現れる中、ボス+1は決勝戦まで勝ち上がる。 時を同じくして、リーダーバッジ所有者が謎の集団に襲われバッジを強奪される事件が発生。唯一の手がかりは彼らが落としていった「魔黒」と書かれたカードのみ。そして決定戦に参加した謎のチーム「デビル・ブラック」が正体を現した時、会場は地獄へと変わった。
りーだら病編
ある日突然死亡したたけし。その訃報はたけしの仲間たちに広く矢文で伝えられ、これまでの仲間たちが集結する。えんチョーよりたけしの死因が「リーダー的行動とそうでない行動の区別が付かなくなる」りーだら病であること、今は一時的に死んでいるだけで、後に暴走しながらの復活があることを知ったリーダー達は、たけしの脳に直接リーダー的行動を取るよう呼びかけようとする。「体内のあちこちに脳が移動する」たけしの特異な体質に対応するため、足マンの超能力で巨大化したたけしの体内へゴン蔵、馬場、月彦がアナルから突入する。
天界編
キムモーが河川敷で見つけた恐竜の卵。殻にヒビが入り、恐竜が生まれるかと思いきや出てきたのは何かの植物の芽だった。雲の上まで伸びていったその芽を登っていくと、たどり着いたのは雲の上に存在する天界だった。そこではカミナリ様になるための試験が行われており、たけし達は試験を受けに来た女戦士モンモンと出会う。共に試験を受けることにしたたけし達は、その過程でモンモンの真の目的や、雷神の持つ闇に直面する。これまでのシリーズよりバトルの割合が薄く、バトル要員ではないエージとキムモーもメインキャラクターとして登場する。
バーバリアン編
安藤仁一の出所が、悪逆非道のチームバーバリアンの再始動を告げる。リーダー達は直ちにバーバリアンに対抗するための体勢を整えようとするが、安藤仁一は出所したその日のうちに馬場や京介を倒し、ボンチューとも火花を散らせる。えんチョーやたけしのおばあちゃん達は復活したバーバリアンを調べ、戦う最中にかつて死亡したはずのたけしの父・ヒロシの影をバーバリアンの内部に見つける。一方たけしは、謎の胸の痛みにこれまでにない苦しさを感じていた。ボンチューの妹の死や馬場の頬についた火傷跡、マミーの顔の傷など、メインキャラクター達の過去が明らかになる「たけし」長編シリーズの最終章。
主な登場人物
たけし
via renote.jp
リーダー的存在。血液型O型。外見は子供の域を超えており、小学1年生にしてすでに下の毛・胸毛・ヒゲが生え揃っている。リーダー養成施設「リーダー保育園」で一番リーダー的だった者に贈呈される「リーダーバッジ」を肌身離さず付けている。8回もの転校を経て、ポッポ小1年2組に転入した。
特技は早食い早グソと運動全般。特に運動能力は凄まじく、生後2日で二足で歩く、生後3日で開脚前転をマスターするなど、人間離れした天性の才能を持つ。授業は一応しっかり受けているが、テストの成績は最悪でノートの取り方もエキセントリックなため通知表はゴン蔵以下である。しかし本人は気にも留めていない。語尾に「さ~」と付ける。