『強殖装甲ガイバー』とは?
『強殖装甲ガイバー』(きょうしょくそうこうガイバー)は、高屋良樹による日本の漫画作品。およびそれを原作にしたアニメ・小説作品。原作は現在『月刊少年エース』で連載されている。(2016年7月号から長期間休載中)
コミックスは2016年2月現在で第32巻までが発刊されており、(徳間書店版・角川書店版を含む)単行本累計総発行部数は550万部を突破している。
敵役の秘密結社が世界征服に成功したり、アメリカ同時多発テロ事件より2年前にワシントンD.C.での高層ビル崩壊を描くなど、常識・日常を超えてしまうストーリー性も備えている。
映像化としては、劇場公開版アニメ1本、OVAとして2シリーズ、ハリウッドの実写作品(日本の漫画を原作としたものでは初のハリウッド実写作品※ただし日本資本によるもの)として映画が2本。そして、2005年、WOWOWで新作のテレビアニメが放送された。
強殖装甲ガイバーのあらすじ
遥かな昔、謎の異星人「降臨者」が地球に残した3つの「ユニット」と呼ばれる物体。高校生の深町晶は偶然その1つを手に入れ、殖装体「ガイバー」となってしまい、降臨者の遺したデータを悪用し世界征服を目論む秘密結社「クロノス」に追われることとなる。
劇場版『強殖装甲ガイバー』について
原作コミックでいえば第1巻のみ、OVA版なら第1~3話・第6話の内容を改変したものといえます。序盤の一部を映像化したに過ぎない作品ですが、それでも劇場版だけの独自要素もあって、強殖装甲ガイバーの世界観を楽しめるものに仕上げられています。
劇場版と原作コミック・OVA版との違い
映像クオリティー
そして、作画の影響によるものなのか、主人公の深町晶やヒロインの瀬川瑞樹が子供っぽく見えてしまい、高校生とは思えないところも劇場版の印象としては厳しいといえるでしょう。
瀬川哲郎が登場しない
ガイバー・獣化兵の説明が薄い
劇場版は説明不足の部分が大きく、原作コミックやOVA版をみたユーザーにしか理解できないような内容になってしまっているのです。
ガイバーⅡが女性キャラクターに
「強殖装甲ガイバー」より、ヴァルキュリア監察官 こちらは1986年に公開されたOVAに登場するキャラクターで、後にガイバーII F(フィーメイル)として原作に逆輸入されました。 #知ってるサイボーグ娘を挙げていこうぜ pic.twitter.com/60nEHACWT4
— 黒き炎(シャドウフレア) (@uh001) January 20, 2016
さらには、ガイバーⅡがガイバーⅠのメガスマッシャーによって倒される最後の場面でも、消し飛んでしまうまえに、バルキュリアがまとう強殖装甲は剥がれて全裸になる姿が描かれていて見逃せません。
掲載しているTwitterの内容にもありますが、劇場版オリジナルの女性キャラクターだったはずのバルキュリアは、後に原作コミックにも逆輸入というかたちで登場を果たします。