アラフォー世代のトラウマ映画:『はだしのゲン』『震える舌』『この子の七つのお祝いに』ほか
2017年3月17日 更新

アラフォー世代のトラウマ映画:『はだしのゲン』『震える舌』『この子の七つのお祝いに』ほか

『震える舌』も、『この子の七つのお祝いに』も、当時、テレビで放映されたときは、あまりの恐怖にチャンネルを変えた子どもが続出したという。原爆投下時の熱線や爆風で老人や乳児を含む市民が犠牲となる描写が余りにも残虐なため、トラウマになったという者も多い『はだしのゲン』。小学校・中学校の「平和学習教育時間」で『はだしのゲン』を見た人は多いでしょう。ホラーを超える現実の恐ろしさと女優の迫真の演技の恐ろしさを思い知らされるトラウマ映画を振り返ってみましょう。

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真弓(演:岸田今日子)『お母さんは体が弱いからもうだめ...

真弓(演:岸田今日子)『お母さんは体が弱いからもうだめ 麻矢(娘)が大きくなったら お父さんを探して復讐しなさい 約束よ、絶対よ!!指切りげんまん』

娘・麻矢(実は本当の娘ではない)を洗脳し復讐の殺人鬼へ...

娘・麻矢(実は本当の娘ではない)を洗脳し復讐の殺人鬼へと育てていく狂気な母親役を岸田今日子が演じる。

”殺してやる”と言いながら野菜や豆腐に針を刺し続ける姿...

”殺してやる”と言いながら野菜や豆腐に針を刺し続ける姿と不気味な笑顔が超トラウマ級の怖さ!

ホラーの怖さを超えたミステリー。
本作で最も恐ろしいのは、自分を裏切った男への恨みだけで生きる、錯乱状態の母親を、鬼気迫る演技で熱演した岸田の狂気。針で豆腐を刺し続ける姿や不気味な笑顔は、寒気がするほど怖く、岸田の怪演歴のなかでもナンバーワンといえるだろう。
娘・麻矢が七つになった正月元旦。娘を「復讐の殺人鬼」へ...

娘・麻矢が七つになった正月元旦。娘を「復讐の殺人鬼」へと仕上げるための岸田の最後の仕事は自らの自殺であった!超トラウマ級の狂気。

Σ( ̄□ ̄;)ヒイイ

麻矢への洗脳の最後の締めが「麻矢が7歳の正月、真弓は彼女に晴れ着を着させて手首と頚動脈を切って自殺」です。恐ろしすぎる。
復讐のターゲットである父・高橋佳哉を見つけ出した麻矢(...

復讐のターゲットである父・高橋佳哉を見つけ出した麻矢(演:岩下志麻)

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謎の占いの娘の写真を見せられるが、それは青蛾ではなく­倉田ゆき子(演:岩下志麻)だった。

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父・高橋佳哉を見つけ出した麻矢は復讐すべく子供の頃に住んでいた木造アパートに呼び出し、同行した須藤の前で高橋が父親であり母と自身を捨てたのだと語る。

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高橋佳哉(演::芦田伸介)「これで分かったろ。お前は麻矢じゃない。キエだ」。

岩下志麻「どこに、その証拠があるの」と絶叫するお志麻さん。

高橋佳哉(演::芦田伸介)「ほら手形を見てみろ。お前の手形は俺に似てるけど、岸田今日子には似てないだろ。」
驚愕の真実を知り精神崩壊した倉田ゆき子(演:岩下志麻)...

驚愕の真実を知り精神崩壊した倉田ゆき子(演:岩下志麻)さん「お母さん寒いよ。寒くて暗いよ。お母さん、助けて。」

倉田ゆき子(演:岩下志麻)の正体は、実は真弓(演:岸田今日子)の「娘・麻矢」ではなく、父親高橋と再会した妻との間に生まれた「娘・きえ」だったのだ。

真弓(演:岸田今日子)は、高橋と再会した妻との間に生まれた娘・きえを誘拐して、復讐の道具にするために、自分の娘・麻矢として育てていたのだ。
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狂気の真弓(演:岸田今日子)に人生を狂わされた犠牲者「きえ・岩下志麻」の悲しさ・・・なんだったんだ今までの人生は・・・

♪とおりやんせ、とおりゃせんせー。こーこはどーこのほそみちジャア。天神さまのほそみちジャア。ちぃーっととおして下しゃんせ。御用のないもの、とおしゃねぬぅ。この子の七つのお祝いにぃー♪」。

『西太后』(1984年)

『西太后』(1984年)

『西太后』(1984年)

『西太后』(せいたいごう、原題:火焼圓明園 / 垂簾聴政)は1984年の中国・香港合作映画である。

『火焼圓明園』『垂簾聴政』という2本の映画を、日本で劇場公開する際に1本にまとめ上げたのが本作であり、6時間にも及ぶ超大作をさらに編集して短縮したものである。ビデオも同様のバージョンだが、DVDでは『火焼圓明園』を邦題『西太后 第一部』、『垂簾聴政』を邦題『西太后 第二部』とする完全版が発売された。

西太后の半生を描いたものであるが、西太后の悪女ぶりを過剰に強調しており、史実と異なる残虐シーンが描かれている。映画では西太后がライバルの麗妃の手足を切り落として甕の中で飼うという衝撃的なシーンがあるが、これは完全なフィクションであり、呂后や則天武后のイメージと混同されているに過ぎない。
1988年には続編の『続・西太后』も製作された。

清朝末期の中国。イギリスら列強諸国の侵攻に揺れる大国を治める若き皇帝・咸豊帝の後宮に入るため集められた大勢の少女たちの中に、ひとりの美しい少女がいた。

彼女の名は玉蘭。「いつか龍の上に鳳凰を…」。女の身でありながら、龍すなわち皇帝をも凌ぐ絶大な権力への飽くなき野心に燃える玉蘭だったが、かつて清朝王家の愛新覚羅家に滅ぼされた葉赫那拉家の出身であったため、皇帝の夫人である皇后や四妃には選ばれず、下級の女官とされてしまう。まずは皇帝の寵愛を得ようとする、玉蘭の闘いが始まる。
(出典:Wikipedia「西太后 (映画)」)
西太后の半生を描いたものであるが、西太后の悪女ぶりを過剰に強調しており、史実と異なる残虐シーンが描かれている。

映画では西太后がライバルの麗妃の手足を切り落として甕の中で飼うという衝撃的なシーンがあるが、これは完全なフィクションであり、呂后や則天武后のイメージと混同されているに過ぎない。
西太后がライバルの麗妃の手足を切り落として甕の中で飼う...

西太后がライバルの麗妃の手足を切り落として甕の中で飼うという衝撃的なシーンがある

Σ( ̄□ ̄;)ヒイイ

壺から頭だけ出てる、超不自然な状態で、しゃべっている美女(麗妃)。

これは衝撃的なシーンであるが、史実と異なる完全なフィクションであり、呂后や則天武后のイメージと混同されているに過ぎない。
西太后「あの女を生かしたまま、もっと苦しめたいの」

西太后「あの女を生かしたまま、もっと苦しめたいの」

麗妃「手足があって美しく舞ってた時よりも、今の方がずーっと気楽よ」

『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(1978年12月16日)

『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(1978年12月16日)

『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(1978年12月16日)

『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(ルパンさんせい ルパンたいクローン)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第1作。
オープニングのタイトルクレジットなど劇場公開時の題名は『ルパン三世』であったが、家庭用ビデオソフト発売の際、パッケージタイトルとして『ルパンVS複製人間』という副題がついた。

本作はクローン技術をテーマにしたSF作品であり、細胞分裂の限界などクローンに関する知見を盛り込む一方で、実際のクローン技術では達成不可能な「複製人間」を登場させている。

この作品が公開された1978年はイギリスで「試験管ベビー」と呼ばれる世界初の体外受精児が誕生している。このためクローンはこの年の旬のテーマとなり、本作以外にもクローン人間をテーマとした小説『ブラジルから来た少年』の映画化、ノンフィクションという触れこみの『複製人間の誕生(In His Image:the Cloning of a Man)』の刊行があった。

科学ライターの金子隆一は、コピーを重ねるとゲノムが劣化する問題を扱った作品は日本のメジャー作品では珍しいと評価している。
(出典:Wikipedia「ルパン三世 ルパンVS複製人間」)
ルパンの絞首刑シーン

ルパンの絞首刑シーン

マモーが作ったルパンのコピーが死んだ。

マモーは「処刑されたルパンは自分が作ったクローン、いやあるいはそっちが本物で今生きているルパンは…」と挑発して消える。

マモーの神がかった力に心が折れてしまった次元。ルパンは次元の制止を振り切り、単身マモーの本拠地に乗り込み、ついにマモーとの決闘を迎える。
マモーがとにかく不気味。グロイ。

マモーがとにかく不気味。グロイ。

話の世界観もオカルトチックな大人向けで、子供の初見時は、気持ち悪いという印象が強かった。
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