ミドルエイジの心に効く主題歌「ステイ・ゴールド」
主題歌「ステイ・ゴールド」は、とにかく聴く者の心を揺さぶる。この曲、実はスティービー・ワンダーの作曲ではない。『アウトサイダー』の音楽を手がけたコッポラ監督の父、カーマイン・コッポラによるもの。カーマインの作ったメインテーマのメロディに、スティービー・ワンダーが詩をつけているのだ。息子のフランシス同様、カーマインの才能も並ではないということだ。
プロデュース&アレンジメントはスティービー・ワンダー。青春の切なさと悲しみをノスタルジーにくるんで、鑑賞後もさまざまなシーンを思い起こさせるような心に残る楽曲に仕上げている。スティービーの美しい歌声も素晴らしく、「Seize」という歌い出しでグッと引き込まれ、一気に少年の頃にトリップさせられる。
なお、「ステイ・ゴールド」の意味は“輝きはそのままに” “輝き続ける”という意味合い。歌詞を全部知らなくてもタイトルの意味をかみしめるだけで、十分“心のかさぶた”ははがれていく気がする。
プロデュース&アレンジメントはスティービー・ワンダー。青春の切なさと悲しみをノスタルジーにくるんで、鑑賞後もさまざまなシーンを思い起こさせるような心に残る楽曲に仕上げている。スティービーの美しい歌声も素晴らしく、「Seize」という歌い出しでグッと引き込まれ、一気に少年の頃にトリップさせられる。
なお、「ステイ・ゴールド」の意味は“輝きはそのままに” “輝き続ける”という意味合い。歌詞を全部知らなくてもタイトルの意味をかみしめるだけで、十分“心のかさぶた”ははがれていく気がする。
オープニングクレジットとともに「ステイ・ゴールド」をどうぞ。2013年発売のサントラ盤では、Alternateバージョンとして収録されている。 スティービー・ワンダーのベストアルバムに入っているものとは違うアレンジだ。スティービーの声も若く、どこか優しく感じる。
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ダイジェスト映像と一緒に観たい方はこちらを。エンディングクレジットに流れるバージョンで、サントラ盤、スティービーのべストアルバムに収録。
※若干の音揺れあり。ご容赦を。
※若干の音揺れあり。ご容赦を。
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“もう一度輝くこと ”を気づかせてくれる『アウトサイダー』
終盤、主人公ポニーボーイが、死んだ親友ジョニーの残した手紙を読むシーンがある。手紙にはこんなことが書いてある。
「子供の頃はみんな輝いている、新緑みたいに。子供の頃はすべてが新鮮だ、朝焼けとかね。おまえは夕焼けが好きだろ。貴重なところだよ。そいつを失くすなよ」
たいていの人たちは、年を重ねていくと輝き続けることを放棄したり、忘れたりしてしまう。人生で多くの傷を負い、日々の生活に追われ、新鮮な気持ちで何かに接するなんてことができなくなっていくからだ。少年だったころの無邪気で無垢な心を失いかけた時、私たちは輝きを失くしていくのだと思う。「何を青臭いことを」と言う人もいるかもしれないが、そんな大人にこそ思い出してほしいという、コッポラ監督のメッセージがここにあるように思える。
このシーンを観て思い出すのが、佐野元春の名曲「サムデイ」の一節だ。
“ 素敵なことを素敵だと無邪気に笑える心が好きさ ”
佐野元春もコッポラ同様、心を失くすなと私たちにメッセージを送っている。
『アウトサイダー』は、私たちに “ もう一度輝くこと ” を気づかせてくれる映画なのだ。
「子供の頃はみんな輝いている、新緑みたいに。子供の頃はすべてが新鮮だ、朝焼けとかね。おまえは夕焼けが好きだろ。貴重なところだよ。そいつを失くすなよ」
たいていの人たちは、年を重ねていくと輝き続けることを放棄したり、忘れたりしてしまう。人生で多くの傷を負い、日々の生活に追われ、新鮮な気持ちで何かに接するなんてことができなくなっていくからだ。少年だったころの無邪気で無垢な心を失いかけた時、私たちは輝きを失くしていくのだと思う。「何を青臭いことを」と言う人もいるかもしれないが、そんな大人にこそ思い出してほしいという、コッポラ監督のメッセージがここにあるように思える。
このシーンを観て思い出すのが、佐野元春の名曲「サムデイ」の一節だ。
“ 素敵なことを素敵だと無邪気に笑える心が好きさ ”
佐野元春もコッポラ同様、心を失くすなと私たちにメッセージを送っている。
『アウトサイダー』は、私たちに “ もう一度輝くこと ” を気づかせてくれる映画なのだ。
via stillstile.com
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