はじけるキャンデー ドンパッチって?
昭和54年(1979)に味の素ゼネラルフーズから発売された『ドンパッチ』
ドンパッチはザラメ状の小さな粒々のアメに炭酸ガスの仕込まれた小さな空洞が散在していて、口の中でアメが溶けた時にガスが解放され、口の中で『パチッ!パチッ!』と弾けながら独特の音を出すキャンディー。
ドンパッチ CM - YouTube
ドンパッチ誕生の経緯
この"Crackling Candy"というアイデアは、既に昭和31年(1956)に米ゼネラルフーズ社の研究員だったウィリアム・ミッチェルによって考案されていた
1979年頃 米ゼネラルフーヅ社の商品で炭酸の入ったはじけるキャンデー「テレパッチ(1995年販売終了)」をライセンス発売(のちにテレパッチの持つ刺激を強化した「ドンパッチ」(2000年販売終了)のライセンス販売も開始。これが「はじける菓子」のブームとなり、明治製菓などの同業メーカーから「ガムパッチ」や、はじける綿飴「わたパチ」などが相次ぎ発売された。
風評被害
これはいったいどういうことなのでしょうか。
ドンパッチの発泡性は強烈で、破裂して悶絶するほど。このため都市伝説的な風評が広がり、「複数袋を一気食いすると腹の中で破裂して死ぬ」「子供が鼻に詰めて遊んでたら鼻血がでた」「お年寄りがショック死した」などの噂が絶えなかったらしく(一番最初のは私も聞いたことがある気が)、いつの間にか消滅してしまったようです。
あまりに刺激的過ぎる商品なので、賛否激しかったことは想像に難くありませんね。
そしてその風評被害は、まず本家の米ゼネラルフーズで起こったようです。
米ゼネラルフーズ社は以後4年間にわたって、これが全くのデタラメであることを証明した様々な実験結果を全米の主要新聞に全面広告として掲載し、5万通もの書類を教育機関に送ってポップロックスの安全性を訴え続けたんだけど風評が止むことはなく、昭和58年(1983)にはついに生産中止に追い込まれてしまった。
あまりにも刺激が強すぎたということなのでしょうか。
世知辛く感じますね。
では、現在ではまったく味わうことが出来ないのでしょうか。
ありました
味わいやはじけ具合は、それぞれのメーカーや商品やごとに違うと思われますが、昔を懐かしみたいという方、または食べたことは無いけどちょっと興味を持たれた方も、この機会に試してみてもいいかもしれませんね。
口の中でバチバチッとはじけだしたときの、あの母親の心底困ったようななんとも表現しがたい微妙な表情は、いまだに忘れることが出来ません。
カーチャンごめん…
見た目には細かくて小さな飴なのですが、舐めると口の中がバチバチッと大きな音を立てます。
実際は音だけでなくて、炭酸ガスの勢いにより飴が弾け飛んだり暴れたりして、ちょっと大げさに表現しますと、さながら口の中がビッグバンよろしく状態に陥ります。
初めて食べたときは実に衝撃的でした。