コメットさんで有名な大場久美子の「歌手としての活動」って?
女優として長年活躍し、近年では還暦にもかかわらず見事なプロポーションの水着姿を披露するなど、話題に事欠かない大場久美子(1960年1月6日生まれ)。女優としての活動がメインと思われる大場ですが、70年代後半より歌手としての活動も行っています。そこで、この記事では「歌手としての大場久美子」にスポットを当ててみたいと思います。
1977年、歌手としてのデビューシングルを発表!!
大場が歌手デビューを果たしたのは1977年6月のこと。堀越高校在学中の1975年に芸能活動を開始し、2年ほど経過してからのことでした。デビューシングルのタイトルは「あこがれ」。ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」などの作詞で有名な岩谷時子、奥村チヨ「恋の奴隷」などの作曲で有名な鈴木邦彦がそれぞれ作詞・作曲を担当するという豪華な布陣で、歌手として大々的に売り出されました。
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初々し過ぎるテレビ出演時の映像!
大場久美子 「あこがれ」
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5枚目のシングルは「コメットさん」の主題歌に!
その後も3か月に1枚程度のハイペースで新曲を発表していった大場。“ハマクラ”として知られる作曲の大家・浜口庫之助も楽曲制作に参戦するなど、所属事務所としては相当の力の入れようだったのですが、そんな思いとは裏腹にシングルの売上はいずれも今一つでした。そんな中、1978年8月に発表した5枚目のシングル「キラキラ星あげる」が彼女の転機となります。
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この楽曲は、大場の代表作と言える特撮ドラマ「コメットさん」の主題歌であり、大場自身が主役であるコメットさんを担当。このドラマでの活躍により、大場は一躍トップアイドルとして頭角を現し、「一億人の妹」として世間に認知されるようになりました。同時に、主題歌である「キラキラ星あげる」にも注目が集まり、歌手としての活動も活発化させていきます。
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「スプリング・サンバ」で最大の売上を記録!!
「キラキラ星あげる」以降も、積極的に歌手活動を展開していった大場。1979年3月にはシングル「スプリング・サンバ」を発表しました。その名の通り、サンバのリズムを意識した南国の香り漂う楽曲であり、テレビ出演時に「水着で歌を披露する」というパフォーマンスも話題に。その抜群なプロポーションとあどけない声のギャップが、思春期の青少年のハートを鷲掴みにしました。その結果、同曲はオリコン最高位44位、売上3万枚と、大場のシングルとしては最大のヒットを記録しています。
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必見!水着出演時の映像!!
スプリング・サンバ 大場久美子 (1979)
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1979年「女優の世界にお嫁に行く」という言葉を残し歌手を引退!
大ヒット曲は無いものの、スマッシュヒットと呼べる楽曲を多数輩出していた大場でしたが、1979年10月に日本武道館にて「さよならコンサート」を開催し、突然歌手活動を引退してしまいました。その理由は「女優の世界にお嫁に行く」というものであり、歌手活動も期待していたファンにとっては物議を醸しました。