「のび太とアニマル惑星」で非常に記憶に残っているものが・・・
「のび太とアニマル惑星」についての解説(引用)
平穏に暮らす動物たちの惑星「アニマル星」を侵略しにやってきた地球人型宇宙人「ニムゲ」による秘密犯罪結社「ニムゲ同盟」と、ドラえもん、のび太ら5人の戦いを描いた作品。「ニムゲ」は人間そのものであり、自然環境を破壊し野生動物の生態を脅かす人間社会を痛烈に批判している。本作の敵組織「ニムゲ同盟」は映画版では「秘密結社コックローチ団(Cockroach =ゴキブリを意味する英単語)」と呼ばれており、強い否定的イメージが暗に植えつけられている。これに対し、舞台となるアニマル星は自然破壊の反面教師として徹底的な環境保護が実現されており、エコロジーの面では理想的な世界として描かれている。各種の動物が擬人化した世界観を生かし、「迷子の仔猫を助ける犬のおまわりさん」や「黒ヤギさんからの手紙を読まずに食べてしまった白ヤギさん」といった有名な童謡になぞらえた場面が登場する。また、ドラえもん、のび太ら5人がアニマル星の滞在時には、「動物ごっこぼうし」を被っており、そのなかで、ドラえもんは、ネコ耳をかぶっている。そのため、本作にて、本来の耳付きドラえもんが復活している。[2] およびに、普段、ツキがないことが多いのび太が、このことを象徴するある道具を使用する。そして、のび太単独で「ニムゲ」に乗り込んで、活躍することが結末のカギの一つとなる。
映画シリーズの中では、シリアスなテーマ性、およびメッセージ性(特に環境問題など人類文明への警鐘)を抱えた作品であり、冒頭、裏山のゴルフ場建設計画に反対する町内会の一員、のび太のママが環境問題についてのび太とドラえもんに説教する場面などが随所に挿入されている。ゴルフ場建設に関しては、当時のバブル景気の世相を反映している。このように環境問題へのメッセージ性が強い作品であり、作者自身もフィルムコミックスのあとがきで「(環境問題の扱いが)少し露骨だったかもしれない」と述べている。
原作ではドラえもんたち5人はアニマル星の住民にとっては地球から来た異星人でいう位置づけである。彼らが異星人であることはアニマル星の皆が知っており、戦いのあとに5人に感謝して国民の祝日に定め、その盛大な祝賀会も行われ、別れもそこで行われ完全に英雄扱いだった。それに対し、映画では5人の正体は犬の少年チッポしか知っておらず、また別れも辛くなるからとこっそり行い、チッポだけが自転車で見送りに来るという形で、5人はあくまで一市民という扱いだった。また、出木杉の登場場面はすべてカットされた。終盤での展開も原作ではあっさりと流されたのに対して映画では大幅に追加され、かなり深く踏み込んだものとなり、ゴルフ場建設計画も中止となっている。
「のび太とアニマル惑星」あらすじ
ある夜、のび太はピンクのもやをくぐって見知らぬ森に迷い込む。そこでは人間そっくりの体を持つ動物たちが人間の言葉で話していた。翌日、のび太はその体験を皆に話すが、しずかを除く全員に馬鹿にされるだけだった。しかし、動物たちが持っていたホタルを入れていた花(ホタルブクロに似ている)が部屋の前に落ちていたのを知り、昨夜のことは本当にあったのではないか…とのび太は考える。そんな中、ママの話からのび太たちの学校の裏山がゴルフ場建設のために切り崩されてしまうという計画があることを知る。
その夜、寝ぼけたのび太は、再び部屋の前に現れたあのもやの中に入り込んだことに気付き、あの世界は夢ではなかったと確信。後を追ってきたドラえもんと共にもやの向こう側を探検する中で、2人はチッポという犬の少年に出会い、再び遊びに来ることを約束して帰途に着く。
翌日、裏山を開発しようとする業者らが下見に訪れた。ドラえもんがひみつ道具で追い払ったものの、これくらいであきらめるとは思えず、安心はできない。悩んでいた時、2人はまたあのピンクのもやを見つけた。しずかも誘い、再びアニマル星へ遊びに行くことに。だが、こっそりついてきたジャイアンとスネ夫は、もやの中をさ迷ううち、見渡す限り荒れ果てた世界に辿り着いてしまう。ジャイアンはその中で「恐ろしい何か」を感じると語り、逃げ回る内にアニマル星にたどり着いた。
紆余曲折を経てジャイアンたちと再会し地球に戻った一行は、ドラえもんが手渡した秘密道具を通じてチッポが救援を求めていることに気づき、アニマル星に引き返した。ところが、美しかったアニマル惑星は爆撃に晒されて無残な有様と化し、星中の動物たちが姿を消してしまっていた。捜索の末にチッポと再会し、難を逃れた動物たちが潜む森の中の隠れ家にたどり着いたドラえもんたちは、かつて動物たちの先祖を迫害した悪魔「ニムゲ」がアニマル星を我が物にすべく攻め込んできたことを知り、アニマル星を守るために動物たちと共に闘うことを決意する。
「のび太とアニマル惑星」に出てくるアニマル星のキャラクター
動物がしゃべるって子供受けしそうな感じで、小学生の私も心がひかれていました。
そんなキャラクターたちを一部紹介します。
兵器・軍隊の存在は愚か戦争経験自体が全く無く、宇宙進出も果たしていない。また、国という概念も存在しないという理想の国になっていて、是非こんな世界になるといいと思いながら見ていた。
ちなみに地球にはチッポに似た犬がいて一生懸命話しかけているのび太が何とも言えずにかわいい。
犬のおまわりさんです。
どこかで聞いたことのあるフレーズですよね。
耳がそっくりなので。
博士っぽくも見えます。
あーそういえば!と思い出した瞬間でした。