「エコエコアザラク」の古賀新一さんが死去。
70年代のホラー漫画の金字塔「エコエコアザラク」の作者として知られる漫画家・古賀新一さんが、3月1日に病気のため死去していたことが明らかとなりました。81歳でした。
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古賀さんは福岡市の中学を卒業後、働きながら独学で漫画を習得。上京後、ひばり書房の貸本向け単行本「黒猫」掲載の「影なき犯人」でデビューしました。以後、怪奇漫画を次々に発表し、楳図かずおと双璧を成すホラー漫画家として台頭。70年代に大ヒットした「エコエコアザラク」は、後年度々映像化されるなど時代を超えた人気作品となっています。
怪奇漫画の金字塔「エコエコアザラク」とは?
「エコエコアザラク」とは、週刊少年チャンピオンで1975年から1979年にかけて連載されていたホラー漫画。70年代のホラー漫画の金字塔に位置付けられており、単行本が全19巻に及ぶロングヒットとなりました。
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映画・ドラマ化もされています!
90年代以降、「エコエコアザラク」は映画・ドラマなどで何度も映像化されています。古賀自身の原動画による「止め画」と「動画」を混合したアニメ風の作品も製作されました。ここでは、90年代に映像化された作品を振り返ってみたいと思います。
エコエコアザラク -WIZARD OF DARKNESS-
1995年に公開された映画「エコエコアザラク -WIZARD OF DARKNESS-」。主役の黒井ミサは吉野公佳が務めました。エコエコアザラク初の映像作品であり、監督である佐藤嗣麻子のラブストーリー志向から、恋愛要素が重視されている作品でもあります。
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エコエコアザラクII -BIRTH OF THE WIZARD-
1996年に公開された第二作「エコエコアザラクII -BIRTH OF THE WIZARD-」。監督などの主要スタッフは前作から引き継がれ、前作の続編という位置づけでした。しかし時系列では前作よりも過去の話となっており、「魔女ではなかった頃の黒井ミサ」が描かれています。また、劇中のスリリングなアクションは「和製ターミネーター」とも言える出来栄えです。
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テレビドラマ「エコエコアザラク」
1997年にテレビ東京、テレビ大阪で放送されたテレビドラマ「エコエコアザラク」。黒井ミサは佐伯日菜子が演じ、“最高のハマリ役”と言われるほどに高い評価を得ました。深夜帯の放送であったものの、異例の高視聴率を記録。しかし、同年に発生した神戸の事件の影響でテレビ東京では途中で打ち切られる憂き目を見てしまいます。
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