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お墨付きといえば、第23回ブルーリボン賞や第4回日本アカデミー賞をはじめとして数々の賞に輝いていますが、卒業制作ですからね。「狂い咲きサンダーロード」は。卒業制作、インディペンデント映画、そんなことは関係なしに面白いものは面白い。低予算だったとはいえ、むしろ商業映画ではなかったからこそ出来たのかもしれません。
狂い咲きサンダーロード(予告編)
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「狂い咲きサンダーロード」は東映セントラルフィルム配給で全国公開されています。学生が作った映画がこのようなことになるなんて。「高校大パニック」での実績があったとはいえ、卒業制作ですからねぇ(くどい)。凄いことです。
シャッフル
1981年に「狂い咲きサンダーロード」の勢いそのままに作られた「シャッフル 」。これまた傑作、大傑作です。
原作は大友克洋の「RUN」で、16ミリ、モノクロ、35分といういかにもインディペンデントな映画です。しかも内容は、女を殺したチンピラを刑事が走って追いかけるというだけのものです。2人の男のかけっこ。それだけです。それだけなのですが、これがもの凄い!
SHUFFLE (シャッフル)
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これ以降は自主映画には別れを告げ、商業映画を撮り続けることになります。
アジアの逆襲~2005 REMIX LIVE VERSION~
残念ながらと言うべきでしょう。「シャッフル」の次に石井聰亙が撮ったのはこれまた人気の高い「爆裂都市( BURST CITY)」だったのですが、「石井聰亙作品集DVD-BOX 1 ~PUNK YEARS 1976-1983~」には収録されていません。ひとつ飛ばして1983年の「アジアの逆襲」が収められています。
残念とはいえ「アジアの逆襲」もまた石井聰亙らしいパンキッシュでサイキックな映画です。人体改造と意識の拡大をテーマに描いていますが、ストーリー性はありません。その分、感性にダイレクトに響きます。
買って損なし、観て損なしの「石井聰亙作品集DVD-BOX 1 ~PUNK YEARS 1976-1983~」。どの作品も負けず劣らずの名作ばかり。大プッシュします!
買って損なし、観て損なしの「石井聰亙作品集DVD-BOX 1 ~PUNK YEARS 1976-1983~」。どの作品も負けず劣らずの名作ばかり。大プッシュします!