『ガイ-妖魔覚醒-』とは?
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『リヨン伝説フレア』、『バルテュス ティアの輝き』に続く、宇宙企画のアダルトアニメ第3弾。内田順久の監督デビュー作でもある。尺こそ約40分と前2作より約10分長くなっているが、それらで一番の売りとなっていたセックス描写は本作ではやや控えられ、アクション描写やスプラッタ描写に重点を置いた作りになっている。1992年には、そういった過激な描写を削除するなどの再編集を行った一般向けの『ガイ 妖魔覚醒 特別編集版』が発売された。
『ガイ-妖魔覚醒-』のストーリー
宇宙海賊ガイは、相棒レイラとともにお宝を求めて漂流船を探索。すると、船内は怪物が巣食っていて、もともとの乗組員は見るも無残な姿に変わり果てていました。
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苦戦を強いられたものの、なんとかガイたちは怪物を倒すと、絶命寸前の怪物から、喰われたのであろう乗組員の上半身が現れて助けを求めてきます。その乗組員は、ガイたちに漂流船の操作パネルから一枚のカードを引き出させると、流刑惑星ジオにいるドクター・ヴェールに渡してほしいと言い残して死んでしまいました。
極上のお宝を手に入れられそうだと考えたガイたちは、流刑惑星ジオに向かい、刑務所に潜入します。刑務所では所長ヒールが、その権力を利用し、奴隷として売られてきた美女たちとの性宴を繰り広げている始末…
極上のお宝を手に入れられそうだと考えたガイたちは、流刑惑星ジオに向かい、刑務所に潜入します。刑務所では所長ヒールが、その権力を利用し、奴隷として売られてきた美女たちとの性宴を繰り広げている始末…
『ガイ SECOND TAEGET 黄金の女神編』のストーリー
流刑惑星ジオでの一件に懲りず、宇宙海賊を続けているガイとレイラ。次は、黄金の女神像を狙おうと宇宙教団フリーソンの神殿を目指します。
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しかし、教団フリーソンの実態は、教祖として君臨するアルカノとノイマンが、お布施と称して住民たちに重税を課しており、異論を唱える者にはチカラで制裁を加えるといった圧政を繰り広げていました。
黄金の女神像の在りかを探るために潜入していたはずのレイラも、教祖たちの洗脳を受け、ガイの命を奪おうと襲ってきます…
黄金の女神像の在りかを探るために潜入していたはずのレイラも、教祖たちの洗脳を受け、ガイの命を奪おうと襲ってきます…
シリーズの魅力とは?
エロ&グロ要素
AVメーカーとして有名な宇宙企画が制作したアニメというだけあって、濡れ場が充実している『ガイ-妖魔覚醒-』。男性ファンにとっては嬉しいポイントです。
アダルトアニメというと、エロ要素が中心というイメージが強いかもしれませんが、この『ガイ-妖魔覚醒-』に関しては、アニメ作品としての面白さも追及したものになっています。グロい要素も加えることで、こういった描写を好むユーザーを取り込もうといった狙いも感じられます。人間の頭部や腹部・内臓が弾けたり、血しぶきを上げて死んでいく場面のインパクトは相当に強烈です。
一般向けに再編集され、過激な表現を削除した『ガイ 妖魔覚醒 特別編集版』。こちらでは、その魅力も半減していますが、せっかくなら、本来の『ガイ-妖魔覚醒-』を楽しんでほしいです。
アダルトアニメというと、エロ要素が中心というイメージが強いかもしれませんが、この『ガイ-妖魔覚醒-』に関しては、アニメ作品としての面白さも追及したものになっています。グロい要素も加えることで、こういった描写を好むユーザーを取り込もうといった狙いも感じられます。人間の頭部や腹部・内臓が弾けたり、血しぶきを上げて死んでいく場面のインパクトは相当に強烈です。
一般向けに再編集され、過激な表現を削除した『ガイ 妖魔覚醒 特別編集版』。こちらでは、その魅力も半減していますが、せっかくなら、本来の『ガイ-妖魔覚醒-』を楽しんでほしいです。
宇宙海賊といったシチュエーション
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壮大な世界観を描いた『宇宙海賊キャプテンハーロック』と比べると、『ガイ-妖魔覚醒-』のスケールは、どうしても小じんまりした印象があります。しかし、OVA作品として制作され、短い時間で物語を完結させなければならないといった事情を考えると、このようなことも仕方ないようにも思えます。
登場人物やスケールを必要最小限に抑え、その分、エロ&グロ要素といった部分で差別化を図ったのではないでしょうか。宇宙海賊というテーマを掲げ、あの名作『宇宙海賊キャプテンハーロック』に挑戦した意欲作ともいえますよね。
登場人物やスケールを必要最小限に抑え、その分、エロ&グロ要素といった部分で差別化を図ったのではないでしょうか。宇宙海賊というテーマを掲げ、あの名作『宇宙海賊キャプテンハーロック』に挑戦した意欲作ともいえますよね。
『シティーハンター』との類似点
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『シティーハンター』はハードボイルド系の現代劇で、『ガイ-妖魔覚醒-』は宇宙を舞台にした海賊の物語です。ジャンルが全く違う両作品ですが、超人的な能力をもつ男性キャラクターを主人公に据え、女性パートナーがいるといった構成は似ています。
声優:伊倉一恵さん
『シティハンター』のヒロイン・牧村香と、『ガイ-妖魔覚醒-』のヒロイン・レイラ。
どちらの声優を担当されているのも伊倉一恵さんで、あの特徴的なボーイッシュな声質でピンとくる視聴者も多いのではないでしょうか。
どちらの声優を担当されているのも伊倉一恵さんで、あの特徴的なボーイッシュな声質でピンとくる視聴者も多いのではないでしょうか。
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この2つの共通点が、『シティーハンター』と『ガイ-妖魔覚醒-』の類似点です。『ガイ-妖魔覚醒-』の本編では、レイラの濡れ場もあり、『シティーハンター』にはなかった伊倉一恵さんの悩ましい声が聞けるのも見逃せないポイントといえるでしょう。
制作:宇宙企画
販売:メディアステーション
【発売】
第一作:ガイ-妖魔覚醒-
→1988年
第二作:ガイ SECOND TAEGET 黄金の女神編
→1992年