プラモデルがベースなのに人間みたいなプラレスラー
原作の『プラレス3四郎』では、人型プラモデルにマイコンを組み込んだというプラレスラーは、オーナーの分身のように描かれている。
これについて、プラレスラーを生身の人間のように描くというのは、最初から意図してやってたと作画の神矢みのる先生は後に明かしている。
これについて、プラレスラーを生身の人間のように描くというのは、最初から意図してやってたと作画の神矢みのる先生は後に明かしている。
口から血を吐いているように見えますが、「これはオイルですよ」とか。
動き出すまでは関節まで描いているけれども、動き出したところで関節を描かないようにして、あたかも人間が闘っているような見せ方にしたりとか。
そのほうが読んでいるほうは、感情移入しやすいんですね。
ロボットということでは、無機物同士の闘いですから、そのままでは感情移入が難しい。
だから、ストーリー性、キャラクターの背景が必要になってくる。
闘いの前の一見どうでもいいようなエピソードも必要不可欠で、そのロボットを一瞬で好きになれるような逸話、感情移入できる設定を作るというのは重要なことです。
作者の徹底したこだわりに、私たち少年は『プラレス3四郎』に引き付けられたのでしょう。
プラモデルなのに人間みたい。
そんなプラレスラーが欲しいなと心から思っていました。
プラモデルなのに人間みたい。
そんなプラレスラーが欲しいなと心から思っていました。
登場するプロレス技も充実していた。
柔王丸が得意なローリングソバットの他にも、延髄切り、ベアハッグ。
さらに毒霧やヌンチャクによる反則ワザなど現実のプロレスに忠実な描写も多い。
アントニオ猪木をモチーフにした『アントニー猪本』が登場して解説してくれるシーンも出てくる。
さらに毒霧やヌンチャクによる反則ワザなど現実のプロレスに忠実な描写も多い。
アントニオ猪木をモチーフにした『アントニー猪本』が登場して解説してくれるシーンも出てくる。
via i.imgur.com
少年たちをドキドキさせた今日子ちゃんのセクシーシーン♪
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作者の想像を超えて人気キャラとなった桜姫
吹雪今日子のプラレスラー桜姫。
柔術道場の師範代である今日子だがプラレスに関しては素人同然だったため、当初は弱小キャラであった。
しかし、弱くでも頑張る健気な姿やプラレスなのにお色気シーンがあることから徐々に注目を浴び、作者の想像をはるかに超える人気キャラクターとなった。
柔術道場の師範代である今日子だがプラレスに関しては素人同然だったため、当初は弱小キャラであった。
しかし、弱くでも頑張る健気な姿やプラレスなのにお色気シーンがあることから徐々に注目を浴び、作者の想像をはるかに超える人気キャラクターとなった。
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作者本人もビックリした桜姫の人気
作画の神矢みのる先生によると、桜姫は作り込んだキャラクターではなく、間が持たないから出したようなキャラであったという。
「初期のデザインも、来週まで出さなきゃならないどうしようかな、3四郎が柔道着だから、プロテクターっぽくしようかな?っと考えたぐらいで特に時間もかけていません。」と語っている。
連載当時はそれほど人気が無かったそうだが、今は『プラレス3四郎』の話となると桜姫の話題ばかりになり、描いた本人が「これはいったいどういうことか?」と戸惑っているとのこと。
「初期のデザインも、来週まで出さなきゃならないどうしようかな、3四郎が柔道着だから、プロテクターっぽくしようかな?っと考えたぐらいで特に時間もかけていません。」と語っている。
連載当時はそれほど人気が無かったそうだが、今は『プラレス3四郎』の話となると桜姫の話題ばかりになり、描いた本人が「これはいったいどういうことか?」と戸惑っているとのこと。
ゲームにも登場
2013年にYahoo!モバゲーでサクセスが提供する女子プロレスをテーマとしたソーシャルゲーム『リング☆ドリーム 女子プロレス大戦』の期間限定イベント「強敵乱舞~伝説の桜は冬に咲く~」において、桜姫のコスチュームを着用した女子プロレスラーが登場。
イラストは神矢みのる先生の新規描き下ろしである。
イラストは神矢みのる先生の新規描き下ろしである。
via www.4gamer.net
1983~1984年に放送された『プラレス3四郎』のアニメ版
東宝と旭通信社の共同製作により『プラレス3四郎』テレビアニメ版が、1983年6月5日から1984年2月26日まで、TBS系にて放送された。
放送枠:毎週日曜日17:00~17:30
全37話。
キャラクターデザインは、『さすがの猿飛』、『うる星やつら』、『シティーハンター』の作画監督としても有名な「いのまたむつみ」。
原作連載中のアニメ化という理由もあり、アニメオリジナル要素が多く盛り込まれている。
漫画版ではイメージ表現として主要プラレスラーを表情のある人間として、衣装も着こむ形で描いているが、アニメ版はあくまで無機的な機械としてデザインされていた。
原作は闘いの世界の雰囲気が主流だが、アニメ版ではギャグを混ぜたりして、男の闘いだけでなく、アットホームな雰囲気を織り交ぜた感じのほのぼのした内容の作品に仕上がっている。
放送枠:毎週日曜日17:00~17:30
全37話。
キャラクターデザインは、『さすがの猿飛』、『うる星やつら』、『シティーハンター』の作画監督としても有名な「いのまたむつみ」。
原作連載中のアニメ化という理由もあり、アニメオリジナル要素が多く盛り込まれている。
漫画版ではイメージ表現として主要プラレスラーを表情のある人間として、衣装も着こむ形で描いているが、アニメ版はあくまで無機的な機械としてデザインされていた。
原作は闘いの世界の雰囲気が主流だが、アニメ版ではギャグを混ぜたりして、男の闘いだけでなく、アットホームな雰囲気を織り交ぜた感じのほのぼのした内容の作品に仕上がっている。