ご覧の様に、どこかのんびりとした感じの画風と内容で、所々に映画本編のスチル写真が使用されるなど、おそらくスケジュール的にかなり厳しい中で描かれたのでは?と推測される。
残念ながら、映画程の面白さと迫力は感じられないこのコミカライズ版だが、当時の思い出が蘇る内容だけに、機会があれば是非一度読んで頂きたいものだ。
残念ながら、映画程の面白さと迫力は感じられないこのコミカライズ版だが、当時の思い出が蘇る内容だけに、機会があれば是非一度読んで頂きたいものだ。
「ムーンレイカー」コミカライズ版紹介]
「私を愛したスパイ」に続き、1979年12月のお正月映画として公開された、この「ムーンレイカー」においても、数多くの商品展開とメディアミックスによる宣伝が行われており、本作も実は日本でコミカライズされている。
ただ、掲載誌が別冊リイドコミック「ゴリラ」という、非常にマイナーな青年劇画誌だったために、当時としても読まれた方は少ないのでは?
さて、気になるその中身を見て行くことにしよう。
さて、気になるその中身を見て行くことにしよう。
今、この「ゴリラ」誌に毎月掲載されていた映画コミカライズ作品のラインナップを見返すと、他のB級映画群と比べて、明らかに007のメジャーさは異質!
なぜにこの様なメジャー大作が、このマイナー雑誌に掲載されるに至ったのか?残念ながら、今となっては謎のままである。この別冊リイドコミック「ゴリラ」掲載のコミカライズ作品一覧については、また次の機会にでも紹介することにしよう。
なぜにこの様なメジャー大作が、このマイナー雑誌に掲載されるに至ったのか?残念ながら、今となっては謎のままである。この別冊リイドコミック「ゴリラ」掲載のコミカライズ作品一覧については、また次の機会にでも紹介することにしよう。
最後に
前述した様に、さいとうたかを先生のコミカライズ版4作品は、幸いにして現在でも購入することが出来る。だが、このロジャー・ムーア期の代表作品である2本のコミカライズ版は、現在に至るまで一切単行本には収録されていないため、読むためには原本を入手するか、漫画図書館で閲覧するしかないのが現状だ。
「ムーンレイカー」に至っては僅か10ページという短さなので、もしも今後ソフト化された際には、是非とも封入特典として復刻されることを願って止まない。
「ムーンレイカー」に至っては僅か10ページという短さなので、もしも今後ソフト化された際には、是非とも封入特典として復刻されることを願って止まない。