『そして僕は途方に暮れる』の歌詞
見慣れない服を着た
君が今 出ていった
髪型を整え
テーブルの上も そのままに
ひとつのこらず君を
悲しませないものを
君の世界のすべてにすればいい
そして僕は途方に暮れる
タイトルにもなっている一度聞いたら忘れない印象的なフレーズ「そして僕は途方に暮れる」や、「見慣れない服を着た 君が今 出ていった」など銀色夏生らしい繊細で生々しい表現が一人になった現実を残酷なほど意識させる。
さらに、歌詞の節々で表現されている絶妙な女々しさ加減が、恋人に出ていかれた男のやるせない悲しみと寂しさを際立たせている。
さらに、歌詞の節々で表現されている絶妙な女々しさ加減が、恋人に出ていかれた男のやるせない悲しみと寂しさを際立たせている。
『ガラス越しに消えた夏』の歌詞
君は先を急ぎ
僕はふり向き過ぎていた
知らずに別の道
いつからか離れていった
サヨナラを繰り返し
君は大人になる
ときめきと とまどいを
その胸にしのばせて
「君は先を急ぎ 僕は振り向き過ぎていた」というフレーズは、自分の道を強く歩もうとする女性と取り残される男性という『そして僕は途方に暮れる』からのつながりを感じさせる。
「サヨナラを繰り返し 君は大人になる」の部分しか知らなかった段階では、「大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ」の歌詞でお馴染みH2O『想い出がいっぱい』みたいに少女の成長を温かく見守るような歌詞かと思っていた…。
2番の歌詞では「サヨナラを言えただけ君は大人だったね」というフレーズからは大人になっていく女性(君)とは対照的な自分の未熟さへの嘆きとも取れる。
抽象的な表現を抑え、シンプルな単語を並べながら、なぜか心に響く。
美しいメロディと歌い手である鈴木雅之に全てを委ねることを意識したかのような歌詞である。
『ガラス越しに消えた夏』では、「君がいないだけ 今は苦しくない」と途方に暮れるほどの失恋から立ち上がりつつあるものの、未練や後悔を滲ませている。
歌詞のテイストは大きく違うが、たしかに両曲の世界観は共通している。
なのに『そして僕は途方に暮れる』のアンサーソングだと理解しにくかったのは、ダンディすぎる鈴木雅之が女性に振られて途方に暮れている姿が想像できないというのが一番の理由かもしれない…。
大沢誉志幸がセルフカバーした『ガラス越しに消えた夏』を聴いてみると、また違った印象を味わえる。
「サヨナラを繰り返し 君は大人になる」の部分しか知らなかった段階では、「大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ」の歌詞でお馴染みH2O『想い出がいっぱい』みたいに少女の成長を温かく見守るような歌詞かと思っていた…。
2番の歌詞では「サヨナラを言えただけ君は大人だったね」というフレーズからは大人になっていく女性(君)とは対照的な自分の未熟さへの嘆きとも取れる。
抽象的な表現を抑え、シンプルな単語を並べながら、なぜか心に響く。
美しいメロディと歌い手である鈴木雅之に全てを委ねることを意識したかのような歌詞である。
『ガラス越しに消えた夏』では、「君がいないだけ 今は苦しくない」と途方に暮れるほどの失恋から立ち上がりつつあるものの、未練や後悔を滲ませている。
歌詞のテイストは大きく違うが、たしかに両曲の世界観は共通している。
なのに『そして僕は途方に暮れる』のアンサーソングだと理解しにくかったのは、ダンディすぎる鈴木雅之が女性に振られて途方に暮れている姿が想像できないというのが一番の理由かもしれない…。
大沢誉志幸がセルフカバーした『ガラス越しに消えた夏』を聴いてみると、また違った印象を味わえる。
大澤誉志幸『ガラス越しに消えた夏』
via www.youtube.com
貴重な鈴木雅之&大澤誉志幸の共演『ガラス越しに消えた夏』
【動画】鈴木雅之&大澤誉志幸『ガラス越しに消えた夏』
via www.youtube.com
「ラブソングの帝王」の始まり、それが『ガラス越しに消えた夏』
鈴木雅之は『ガラス越しに消えた夏』以降も、『もう涙はいらない』・『恋人』・『アダムな夜』などヒットを出し続け、姉・聖美や菊池桃子とのデュエットでも大ヒットを記録。
今では「ラブソングの帝王」とも呼ばれている。
そんな鈴木雅之も当時はソロとしてやっていけるか不安だったという。
デビュー楽曲を提供し、プロデューサーとして一緒にスタジオにこもっていた大澤誉志幸のことを「彼がいなければソロボーカリストの私は存在していない。盟友です」と感謝の気持ちを込めて語っている。
この『ガラス越しに消えた夏』で鈴木雅之は1991年に『紅白歌合戦』に初出場。
「ラブソングの帝王」代表曲の一つとして、そして夏の名バラードの一つとして、多くのファンに愛され続けている。
今では「ラブソングの帝王」とも呼ばれている。
そんな鈴木雅之も当時はソロとしてやっていけるか不安だったという。
デビュー楽曲を提供し、プロデューサーとして一緒にスタジオにこもっていた大澤誉志幸のことを「彼がいなければソロボーカリストの私は存在していない。盟友です」と感謝の気持ちを込めて語っている。
この『ガラス越しに消えた夏』で鈴木雅之は1991年に『紅白歌合戦』に初出場。
「ラブソングの帝王」代表曲の一つとして、そして夏の名バラードの一つとして、多くのファンに愛され続けている。
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また、2008年には『ガラス越しに消えた夏〔夕凪バージョン〕』も発表している。