1996年にリリースされた安室奈美恵のオリジナルアルバム「SWEET 19 BLUES」に込められた秘話を小室哲哉が語った。
2017年2月13日 更新

1996年にリリースされた安室奈美恵のオリジナルアルバム「SWEET 19 BLUES」に込められた秘話を小室哲哉が語った。

1996年、小室哲哉プロデュースによる、安室奈美恵の2枚目のオリジナルアルバム「SWEET 19 BLUES」がなぜヒットしたのか制作秘話を『マツコの知らない世界』で語った。

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安室奈美恵・小室哲哉

安室奈美恵・小室哲哉

小室哲哉が語る安室奈美恵の印象とは?

小室哲哉は第一印象について、「たまたま見た『THE夜もヒッパレ』でTRFの楽曲を歌っていた事から、『TRFの曲は楽勝で歌って踊れるんだ』とプレゼンしていると勝手に感じた」「イメージは『TRFの10代バージョン』でやったらすごくはまるだろうな、と考えた」「シャイな感じだけど『とにかく大きい所でコンサートをやりたい、ジャネット・ジャクソンみたいなブラックミュージックをやりたい、コーディネーションはこのスタイルでいきたい』と明確なイメージを一人で用意し、話せる子だった」と話している。

安室奈美恵、小室プロデュース時代

1995〜:小室哲哉プロデュース時代
1995年、10月にSUPER MONKEY'Sの楽曲を含んだファーストアルバム『DANCE TRACKS VOL.1』を東芝EMIよりリリース。初のオリコンチャート首位を獲得し、オリコン及び出荷ベースで初のミリオンセラーを記録した。
翌週には小室哲哉プロデュース第1弾シングル「Body Feels EXIT」をリリースし、同時にavexへレコード会社を移籍。以降は小室がプロデュースを担当する。
12月にリリースされた「Chase the Chance」は、シングルで初のオリコンチャート首位、ミリオンセラーを記録した。同曲で大晦日『第46回NHK紅白歌合戦』に初出場。同日、『第37回日本レコード大賞』に初めてノミネートされ、「TRY ME 〜私を信じて〜」で優秀作品賞を受賞。
1996年、シングル「Don't wanna cry」、「You're my sunshine」、「a walk in the park」がミリオンセラーを記録。また若者のファッションリーダーとなり、彼女を真似する女性を指した"アムラー"がこの年の流行語となる。
同年3月~5月にかけて初の日本武道館公演を含む全国ツアー『mistio presents AMURO NAMIE with SUPER MONKEY'S TOUR '96』(8万人動員)を開催。
7月リリースのセカンドアルバム『SWEET 19 BLUES』はトリプルミリオンを突破するなど、10代の歌手としての記録も次々と塗り替えた。同アルバムは出荷350万枚と当時の過去最高記録を達成。

【SWEET 19 BLUES】に込められた秘話

1996年7月22日にavex traxよりリリースされた。
「DANCE TRACKS VOL.1」に続く2ndアルバム。
avex traxに移籍後、小室哲哉がプロデュース担当してから初のアルバム作品。
アルバム制作にはその他、お馴染みの前田たかひろや久保こーじ、m.c.A・T(富樫明生)も参加した。

19歳の時にしか歌えない曲。オンタイムの曲を作りたかった。
と、話されていました。

「SWEET 19 BLUES」、「...soon nineteen」のタイトル通り、
当時もうすぐ19歳ということで、これに因んで19曲収録された。

ジャネット・ジャクソンが好きという安室の音楽の好みを尊重したブラックミュージック色の濃いアルバムに仕上がった。

【ヒットの理由】

ヒットの秘密はジャケットにある。

今でこそジャケット違いはよくあったが、この時代はあまり無かった。
非常に自信があり、400万枚以上行くのではないかと思ったそうです。

初動でダブルミリオンに近い枚数、累計でトリプルミリオンを突破し、記録的なメガ・ヒットとなった。当時のオリコンにおける歴代アルバム初動売上、歴代アルバム累計売上(女性ソロ部門)では、共に歴代最高を記録した。
累計出荷枚数は370万枚でした。

【ジャケットを変えるプロモーション方法】

〜100万枚

〜100万枚

100万1枚目〜

100万1枚目〜

③200万1枚目〜

③200万1枚目〜

①②③枚目は限定発売だったためこれ以上のプレスはされなかった。
④

④枚目は脚だったが、当時アムラーが流行っており、ミニスカにブーツが主流だったため、
曲のシチュエーションに合わなかった。
「どうしてもサンダルを履いて欲しい」とお願いしたそうです。

シングル「SWEET 19 BLUES」

これまで与えられた曲を自分なりに表現してきた安室だったが、当楽曲制作にあたって小室哲哉と話し合い、今の自分の偽らざる心境を小室に打ち明けこの曲が完成した。
シングル「SWEET 19 BLUES」

シングル「SWEET 19 BLUES」

これまで与えられた曲を自分なりに表現してきた安室だったが、当楽曲制作にあたって小室哲哉と話し合い、今の自分の偽らざる心境を小室に打ち明けこの曲が完成した。
ライブではゲスト出演の小室によるキーボードで披露され、「誰も見たことのない顔 誰かに見せるかも知れない」のフレーズの歌唱中に感極まり涙を見せた。
そのライブ映像がこちら。
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