70年代怪奇系児童書の人気シリーズ「ドラゴンブックス」がまさかの復刊!!
講談社が1974年から1975年にかけて刊行していた怪奇系児童書「ドラゴンブックスシリーズ」。怪奇系児童書の中でも現存数が少なく、その古本は高額で取引されていることでも有名です。そんなドラゴンブックスから佐藤有文著「悪魔全書」が、復刊ドットコムより「悪魔全書 復刻版」として発売されることが決定しました。発売予定日は2018年11月17日。
こちらが表紙です!
via amzn.to
初版当時の内容・仕様を忠実に再現!!
このたび復刻される「悪魔全書 復刻版」ですが、復刊ドットコムが講談社などの協力のもと限定的に刊行する企画となっており、初版の「悪魔全書」と同じ内容・造本仕様に加え、細部に至るまで刊行当時を忠実に再現しています。
当時の子供たちにトラウマを植え付けたドラゴンブックス!!
その内容の恐ろしさから、子供たちのトラウマとなり「親が処分してしまった」というような話まで残っているドラゴンブックス。全11巻で、その内容は奇妙なものばかりです。ここでは、その中から一部の本をご紹介したいと思います。
飢餓食入門
寺ノ門栄によるシリーズ第3弾「食糧危機を生き抜くための 飢餓食入門」。サバイバルを題材としており、ミミズや昆虫食といったゲテモノ料理の数々が紹介されています。これを買い与える親が果たしていたのだろうか?
生き残り術入門
志水健太郎によるシリーズ第5弾「地球の危機を生き抜くための 生き残り術入門」。犯罪や災害に遭遇した際に、どうすれば生き残ることが出来るかを真面目に説いた書で、ドラゴンブックスの中では数少ない(?)実用的な本となっています。
秘密結社
小山内宏によるシリーズ第8弾「暗黒の帝国を解剖する 秘密結社」。文字通り、世界の秘密結社について解説した本であるものの、マフィア裁判所といった本当に存在するのかよくわからない内容も散見されました。子供が裏を取れないのをいいことに、好き勝手書いていた印象もあります(?)