東宝特撮陣による渾身の大作。大地震によって地盤が液状化する演出などは実際に科学者に取材して撮影されたという。地震・噴火・土砂崩れといった自然災害の恐ろしさがリアルに表現されている。
日本沈没(1973)予告編
via www.youtube.com
主なストーリー(あらすじ)
異変
物語の舞台設定は、197X年、1973年当時から見たら「近未来」が舞台となっています。
潜水艇の操縦者・小野寺と物理学者の田所博士らは海底調査の結果、日本海溝の異変を検知する。
via www.youtube.com
via pixabay.com
「D計画」と残酷な未来予測
やがて、各地の休火山が噴火し始めたことから、博士たちは政府と共に、国民を最終的に国外へ脱出させる“D計画”を始動し、さらなる海底調査を敢行。
via www.youtube.com
その(海底調査の)結果、日本列島は遅かれ早かれ海底に沈む、という恐るべき推測に到達するのだった。
大地震、パニック!
そして、いよいよ大地震も発生したことにより二次災害が人々を襲い、日本中がパニック状態に陥っていく。
via www.youtube.com
そして‥‥
小野寺も恋人の玲子(いしだあゆみ)とともに日本を脱出!
そして、度重なる火山噴火、地震に耐えかねた日本列島は、とうとう水没しはじめる‥‥!
そして、度重なる火山噴火、地震に耐えかねた日本列島は、とうとう水没しはじめる‥‥!
映画を観た方の感想(レビュー)
昔.観た映画ですが トラウマに成ってます
kaz***** さん 2014年3月28日
総合評価 ★★★★★
奈良の大仏のシーンと地下鉄で溺れるシーン が 何十年と経つのに 頭から離れず たまに 思い出してしまいます。
地震の前触れから最後のシーンまで 何度も ヒヤヒヤさせられます
ただ 当時の私は子供でしたが.終わり方に 納得出来ませんでした。
もっと 続きが観たくなる 作品です。
脚本の力技 (投稿日:2006/12/6)
脚本の橋本忍は、ほとんどSFは、書いたことが無い。(「幻の湖」はどちらかというと伝奇ロマン?)
DVDのオーディオコメンタリーを聞くと4ヶ月で撮影終了して公開したそうな。
これだけの大作を短期間に撮影が終了したとは、驚きだ。
また、かなりの長編小説なのでまとめる為に、国土が無くなった日本民族がどうやって生きるのかに焦点を合わせ脚本化したのだろう。
よって、特撮が単純にゴジラが出てこない程度であっても、日本が沈没していく気分になった。
したがって、特撮シーンが少なくても「直感とイマジネーションだ」や「なにもせんほうがいい」といったシーンが観客の記憶に残る作品になった。
一歩間違うと新作のような突っ込み満載映画になってしまうが、脚本の力技により筋の通った、日本人論映画にも見える作品。
投稿:上海十月
評価:4星評価
その分、怖いほどリアルに感じてしまいます。