刑事ドラマ「太陽にほえろ!」マカロニとジーパンの『殉職』を比較してみた!
2018年6月10日 更新

刑事ドラマ「太陽にほえろ!」マカロニとジーパンの『殉職』を比較してみた!

70~80年代を代表する刑事ドラマ「太陽にほえろ!」。萩原健一演じるマカロニ刑事と松田優作が演じたジーパン刑事の殉職シーンは視聴者に鮮烈な印象を与えました。その様子を文章とイラストレーター・並木モッズの4コマ漫画で振り返ります。

2,488 view

刑事ドラマ「太陽にほえろ!」。萩原健一演じるマカロニ刑事と松田優作が演じたジーパン刑事の殉職シーン

70~80年代を代表する刑事ドラマ「太陽にほえろ!」。ボスこと藤堂係長(石原裕次郎)と警視庁七曲警察署の刑事たちの活躍を描いた作品でした。
「太陽にほえろ!」では走るシーンが多かったり、ニックネームで呼び合うなど印象的なシーンが多くありましたね。

その中でも、刑事の殉職シーンは視聴者に鮮烈な印象を与えました。

マカロニ刑事と呼ばれた萩原健一演じる早見淳は、立小便をしていた際に現れた通り魔に刺されて命を落とします。死に際の「かあちゃん・・・あついなぁ・・・」の台詞がなんとも切なく、第1話から出演していたマカロニの最期らしからぬ呆気ないものとなりました。

さらにその後釜であった松田優作が演じたジーパン刑事の殉職シーンはマカロニから一転して、派手なアクションが話題となりました。
自らが助けた男が錯乱状態に陥り、命の恩人のジーパンにいきなり発砲。しかし、何が起きたか分からない本人。腹部に手を当て、血を見た後に「なんじゃ こりゃあぁぁ!!」と叫びます。おそらく刑事ドラマで最も有名であるその名台詞は、松田優作自らが考えたものと言われています。

警察官であった父親が銃撃され亡くなった過去を持つジーパン。その際に銃を携帯していなかった事で殉職扱いにならず、それがきっかけでジーパンも一時は拳銃を拒否し、携帯していなかった時期がありました。
そのジーパンが、自分が助けた男に拳銃で撃たれ、「死にたくないよぉ・・・」と何度も呟きながら息を引き取るシーンは、観る者を引き込み、「太陽にほえろ!」を観ていない世代にも知られる名シーンとなっています。

※マカロニ刑事の死亡は、正確には職務執行中の失命ではないので、殉職に当たりません。

4コマ漫画にしてみた!

 (2019670)

 (2019671)

 (2019672)

 (2019674)

「その後」

マカロニが殉職するまでの1年間、平均視聴率は16~18%と安定した人気を保っていました。萩原健一が「リアルな犯罪を描くというのなら、性犯罪を取り上げないのはおかしい」と制作サイドに提案するも拒否され、それが萩原健一降板の理由のひとつとなったようです。
萩原健一は、殉職シーンの撮影に際して「人が死ぬ間際には、どんなことを思ったり言ったりするのだろうか?」と悩み、長さん役の下川辰平に相談。すると「戦争中の特攻隊員が故郷のお母さんのことを思い叫びながら、敵機に突っ込んで行った」とのアドバイスを受け、最期のセリフが決まりました。

一方、松田優作もその野性的な風貌と長身をフルに生かしたアクションで、20%を超える聴率を獲得しました。
松田優作は殉職シーンの撮影前、「人間の生と死」とは何かを自問自答します。「人間が死を前にすると、見栄を張り、カッコよく見せて、死を受け入れるのではなく、貪欲に、無様に、生を求め、死にたくないと考えるのではないだろうか」と考え、殉職シーンを作り上げたそうです。

「太陽にほえろ!」では、他にもテキサス刑事やスコッチ刑事、ゴリさんなど本当に多くの刑事が殉職しています。悲しくもありましたが、それこそ同ドラマの代名詞的な役割を担っていました。

オススメの特集記事

イラストレーター・並木モッズのプロフィール

並木モッズ

一コマ漫画/風刺漫画/イラストレーター/デザイナー★ダイソー懸賞『まちがいさがしマガジン』イラスト掲載中★1コマ漫画『1億総スキャンダル社会』Smart FLASH[光文社週刊誌]連載中!/★LAのT-Shirt SHOP『popkiller』様にてTシャツ販売中!

 (2019656)

17 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

「この物語は…」スクールウォーズのOPに見る学校崩壊ぶり!バイクで廊下を爆走!窓ガラスを割り、校内で平然とカツアゲする生徒達!

「この物語は…」スクールウォーズのOPに見る学校崩壊ぶり!バイクで廊下を爆走!窓ガラスを割り、校内で平然とカツアゲする生徒達!

80年代に一世を風靡した大映ドラマ。その代表作のひとつ『スクール☆ウォーズ』の「この物語は・・・」で始まるオープニングでは、バイクで廊下を暴走するなどの校内暴力がこれでもかと描かれている。その様子をイラストレーター・並木モッズの4コマ漫画で振り返る。
並木モッズ | 2,430 view
まるで「リアル○○」!昭和のロマンが漂う「1階が喫茶店で2階が探偵事務所」の物件

まるで「リアル○○」!昭和のロマンが漂う「1階が喫茶店で2階が探偵事務所」の物件

1階が喫茶店で2階が探偵事務所・・・こういうお店を見るとワクワクしますね!
ガンモ | 346 view
アダルトビデオ初期の名作から「洗濯屋ケンちゃん」の爆発的ヒット、モザイク除去機までエロネタを振り返る!

アダルトビデオ初期の名作から「洗濯屋ケンちゃん」の爆発的ヒット、モザイク除去機までエロネタを振り返る!

80年代のアダルトビデオ黎明期に現れたAV女優、AV監督。1982年に生まれた伝説の一作「洗濯屋ケンちゃん」やモザイク除去機などをイラストレーター並木モッズのイラストで振り返る!エロいネタとイラストをご堪能下さい!
並木モッズ | 604 view
一体誰の声・・・?有名歌手のカセットテープやCDに入り込んだ【怪音】特集

一体誰の声・・・?有名歌手のカセットテープやCDに入り込んだ【怪音】特集

カセットテープの時代から妙な、不気味な声や音が入っているとされ、いわくつきのオカルトな楽曲がありました。その“招かれざる怪音”を3つ選んでみました。かぐや姫、のりピーこと酒井法子、オフコースの怪音を並木モッズのイラストと共に振り返ります。
並木モッズ | 2,834 view
【70年代サンリオキャラシリーズ】75年に生まれた双子の姉弟♡『リトルツインスターズ』

【70年代サンリオキャラシリーズ】75年に生まれた双子の姉弟♡『リトルツインスターズ』

ハローキティやマイメロディと並ぶ大人気のサンリオキャラクター『リトルツインスターズ』!75年に生まれた双子の姉弟「キキ」と「ララ」を覚えていますか?
ロングアゴー | 2,554 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト