【1950年代~】日本のTVで見れたアメリカンな西部劇いろいろ
2017年8月12日 更新

【1950年代~】日本のTVで見れたアメリカンな西部劇いろいろ

日本では、1953年からテレビの商業本放送が始まったが、そんなテレビ黎明期にはアメリカ製の色々なテレビ番組を吹替て放送していた。そんなアメリカ製のテレビ番組の中で人気が高かったものの中に、西部劇の部類に属するものがかなりあったと記憶している。さて、あなたは何を思い出すでしょうか?

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主演の一人、ロバート・フラーの人気がハンパなかった『ララミー牧場』!!

『ララミー牧場』の出演者たち

『ララミー牧場』の出演者たち

西部劇ブームはロバート・フラーが来日した1961年をピークに、以後急激に衰退していく。ロバート・フラーなんて、今では忘れられた存在だけど、当時の人気はもの凄く、2千人のファンが羽田空港に押しかけたそうです。今でもだれかさんが来日すると、この手の放送がちょこちょこあるようだが・・・。このロバート・フラーが主演していたのが『ララミー牧場』だった。
『ララミー牧場』(LARAMIE)は、1959年から1963年にかけてアメリカのNBCで放送されたテレビ映画の西部劇。60年代前半のテレビ西部劇の黄金期にローハイドと並んでもっとも視聴率が高かった番組であった。主演はジョン・スミス とロバート・フラー。

アメリカで南北戦争が終焉を迎えた1860年代後半、ワイオミング州ララミー市の郊外にあるシャーマン牧場は、父親をならず者に殺されたスリム・シャーマン(ジョン・スミス)とアンディ・シャーマン(ロバート・クロフォード・Jr)の兄弟が経営して、牧場を残すための資金稼ぎに、駅馬車中継所を営みながら暮らしていた。そこへある日、ジェス・ハーパー(ロバート・フラー)と名乗る一匹狼のガンマンが流れ着き、牧場を襲ったギャングを見事なガンさばきで倒したことから、牧場の一員として受け入れられることになる。彼もまた、自分の父を殺され放浪の旅に出た孤独な男であった。そしてこの3人と父親と親しかったウイリー(ホーギー・カーマイケル)の4人が、牧場を守りながら大陸横断郵便の要である駅馬車中継所を柱に、雄大な西部を背景として、そこで起こる様々な事件や出来事に立ち向かっていく物語である。

Laramie

一話完結方式で全124話。日本では、1960年6月30日から1963年7月18日まで、毎週木曜日夜8時からNETテレビ(現テレビ朝日)系で放送された。この放送の中にはロバート・フラーの来日時のスタジオでの特別番組(司会は淀川長治)や、ロバート・フラーの父母を交えての「ララミー牧場大会」のイベントも含まれていた。
第1シーズンは弟アンディとウイリー爺やを入れて4人がレギュラーであったが、第2シーズンはアンディが東部の大学に入ることで出演がなく、ウイリーも降板してスリムとジェスの2人となり、第3シーズンから孤児のマイク少年(デニス・ホームズ)とデイジーおばさん(スプリング・バイトン)が加わり、第4シーズンもそのまま4人のレギュラー出演であった。
そして1963年7月の最終回では、124話の初回でジェスがララミー牧場にやって来た最初のエピソードを放送して放送終了となった。

日本では題名が『カートライト兄弟』の方が名が通っている『ボナンザ』

『ボナンザ』の出演者たち

『ボナンザ』の出演者たち

『ボナンザ』と言えば、”コンピュータ将棋ソフト”を思い浮かべる方が多い今日この頃ですが、私たちの世代では、西部劇の題名で1880年代のネバダの森林地帯ポンデローサで牧場を営むカートライト一家の物語を示す。ボナンザとは、金や銀などの鉱石が豊かに埋蔵された地帯のことを言うそうだ。鉱山ブームでできあがった町は、流れ者によってしめられていた。一攫千金を狙う山師や前科者、法に追われる無法者たちである。さらに、酒やギャンブルで金を稼ぐ町のボス、鉱山開発のためならどんな悪どい手段でも使う鉱山業者たちが、平和で美しい森林地帯を狙っているのだ。鉱山において一番必要としているのが、坑道の支柱をはじめ、いろいろな用途に使う材木で、ポンデローサの森林はまさに金の成る木だった。欲にまかせた乱開発は、水源を荒らし、豊かな土地を不毛の地に変えてしまう。
『ボナンザ』は、自然を愛するカートライト一家の父と三人の息子たちが、善良な開拓民を助け、森林を守るために一致協力してさまざまな無法と戦うホームドラマ風西部劇だった。
『ボナンザ』 (Bonanza) は、1959年に制作されたアメリカ合衆国のテレビドラマ。ホームドラマ型の西部劇とされる。ローン・グリーン(en:Lorne Greene)、マイケル・ランドン、ダン・ブロッカー(en:Dan Blocker)、パーネル・ロバーツ(en:Pernell Roberts)主演。
1880年代のニューメキシコ州ノースフォークにある小さな農場を経営するルーカス・マケイン(チャック・コナーズ)と息子のマーク(ジョニー・クロフォード)が主人公。1人息子のマークを育てる父親のルーカスは、妻に先立たれた男だが、無類のライフル銃の名人である。彼が無法者の悪や暴力と闘いつつ真摯に生きていく姿を強い父子の絆とともに描いている。番組冒頭のライフル連射のタイトルから、愛用のライフル銃をまるで拳銃のようにクルクル回して連続射撃の腕を見せる場面は、多くの西部劇ファンを魅了した。
米国では1959年に制作され、同年9月12日から1973年1月16日までNBCで放送された。米国ニールセンによる視聴率調査で、1965年から1967年まで、同国の年間視聴率第1位の番組となっている。
日本では、まず1960年(昭和35年)7月4日から1962年(昭和37年)4月30日まで日本テレビとその系列局で表題通りのタイトルで放送。放送時間は毎週月曜 19:00 - 20:00 (日本標準時)。
後に『カートライト兄弟』と改題され、1962年10月から1965年4月まで同じく日本テレビ系列局で放送された。

Bonanza - Intro

『ボナンザ』の魅力は、四人の個性が全く違うこと。三人の妻に先立たれた父親のベン(ローン・グリーン)は、開拓者魂を失わない強い意志と決断の男。長男のアダム(パーネル・ロバーツ)は、常に冷静で拳銃の名手。次男のホス(ダン・ブロッカー)は、気の優しい大男で力持ち。三男のジョー(マイケル・ランドン)は、陽気な二枚目で左きき。これだけ性格が違うのは、母親が三人とも違うからだ。三回も結婚できるなんて羨ましい限りだ!!。

ワイアット・アープも真っ青になる『ライフルマン』の早射ち

『ライフルマン』の主人公ルーカス・マケイン(チャック・...

『ライフルマン』の主人公ルーカス・マケイン(チャック・コナーズ)と息子のマーク(ジョニー・クロフォード)

『ライフルマン』の魅力は、ライフルの早射ちに加えて、父と子の愛情の深さが大きな要素になってることだ。私も含めて、当時の少年たちはライフルマンのようなお父さんがいたら、どんなにいいか、男の子だったら誰もが思ったものだ。
主演のチャック・コナーズはブルックリン・ドジャース(ドジャースがロサンゼルスに移る前は、ニューヨークのブルックリンが本拠地だった)で活躍した大リーガーだった。2メートル近い大男で、顔はお世辞にも二枚目とはいえない。一見コワもてな顔をしてるが、接してみると心は温かく、いいお父さんで親しみを感じさせたそうだ。
『ライフルマン』(原題The Rifleman)は、アメリカのテレビ西部劇。モノクロでフォスター・プロ(Four Star Television)が製作。チャック・コナーズが主演した。
1880年代のニューメキシコ州ノースフォークにある小さな農場を経営するルーカス・マケイン(チャック・コナーズ)と息子のマーク(ジョニー・クロフォード)が主人公。1人息子のマークを育てる父親のルーカスは、妻に先立たれた男だが、無類のライフル銃の名人である。彼が無法者の悪や暴力と闘いつつ真摯に生きていく姿を強い父子の絆とともに描いている。番組冒頭のライフル連射のタイトルから、愛用のライフル銃をまるで拳銃のようにクルクル回して連続射撃の腕を見せる場面は、多くの西部劇ファンを魅了した。
1958年9月30日から1963年4月8日まで米ABCで全168話が放送され、日本では1960年11月30日から1963年12月4日まで、TBS系列で毎週水曜19時30分 - 20時00分に156話放送された。

The Rifleman Intro - Outro (1955)

オープニングのライフルの連射に度肝を抜かれた人が非常に多かった。映画やテレビで他の俳優たちがライフル連射をしていた記憶がありますが、たぶん一番早かったと思う。
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