実はA面ではなくてB面!カップリングの名曲特集
2022年7月19日 更新

実はA面ではなくてB面!カップリングの名曲特集

最近では音楽配信が主流なのでカップリングの概念がなくなっているそうです。ですが昔にはカップリングの名曲という物が数多く存在しました。今回は中でも有名でA面のように知名度の高い楽曲をまとめてみました。

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SWEET MEMORIES/松田聖子

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松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」は1983年8月にリリースされた14枚目のシングル「ガラスの林檎」のカップリング曲でした。ガラスの林檎も日本レコード大賞金賞、FNS歌謡祭最優秀歌唱賞等、多くの賞レースで各賞を受賞した有名曲ではあったのですが、「SWEET MEMORIES」がサントリーCANビールのCMソングに採用されたことで、人気曲となったのです。

カップリング曲の方が人気が出たということで、発売から2か月後の10月に両A面シングルとして再発売しました。これはなかなか異例の事態ですよね。

リアルタイムではない人も「SWEET MEMORIES」は知っているけど「ガラスの林檎」は知らない、という人もいるでしょう。松田聖子さん自身も好きな楽曲で、ディナーショーなどで今でもよく歌われています。


うれしい!たのしい!大好き!/Dreams come true

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まずはDREAMUSCOMETRUEの「うれしい!たのしい!大好き!」ライブでも鉄板で、ドリカムの代表曲の1つですがじつはシングルB面曲。

こちらは3枚目のシングル「うれしはずかし朝帰り」のカップリングなのです。どちらかというと、「うれしはずかし朝帰り」のほうがカップリングっぽい感じがしますよね。(朝帰りというテーマを表題曲に持ってくるのもすごい)

うれしい!たのしい!大好き!はカップリング曲でありながらグリコ「ポッキー」CMソング、映画『山田ババアに花束を』主題歌とタイアップも2つついていました。

アルバムやベストアルバムにも収録されていますがそちらは「うれしい!たのしい!大好き!('EVERLASTING'VERSION)」というバージョン。『DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム』に初めてシングル以外でシングルバージョンが収録されました。

未来予想図Ⅱもカップリング曲!

ドリカムの代表曲の1つに「未来予想図II」もありますがこちらもカップリング曲。元々はアルバム『LOVE GOES ON…』に収録されていたのですが、5枚目のシングル「笑顔の行方」のカップリングとしてリカットされています。

ちなみにドリカムの楽曲で「未来予想図」「未来予想図Ⅱ」がありますが、これはどちらも吉田美和さんが高校時代に作った楽曲です。リリースは「未来予想図Ⅱ」の方が先だったこともあり、こちらの方が知名度が高いですね。

服部/ユニコーン

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ユニコーンは1987年にアルバムでデビューし、1989年にファーストシングル「大迷惑」をリリースします。ユニコーンの代表曲の1つでもある「服部」はこのカップリングでした。

元々は服部を表題曲にするという話も合ったのですが、大迷惑の完成度が高かったため、表題曲になったのだとか。どちらもユニコーンの代表曲なので両A面という感じですよね。

それまでのアルバムはドラマチックで切ないラブソングが多かったのですが、大迷惑のヒットもあり、今作から全く違う作品になっていますね。今のユニコーンのイメージに近くなったのはこの作品からではないでしょうか。

「服部」はその後発売される3枚目のアルバムのタイトルになります。ジャケット写真もメンバーではなく中高年の男性のドアップという異例のアルバムでした。この方が服部さんなんだと思っていましたが、服部ではなく中村さんというそうです。

ラブストーリーは突然に/小田和正

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小田和正さんが1991年にリリースした「ラブストーリーは突然に」は「Oh! Yeah!」との両A面となっているのですが、ジャケットには「Oh! Yeah!」の文字しかなく、発売前は「Oh! Yeah!」の単独A面ということになっていました。

ご存じの通り、「ラブ・ストーリーは突然に」は月9ドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌です。ということもあり、スタッフはこちらを押していたのですが小田さん本人が「Oh! Yeah!」を押していたそうです。

二曲ともアルバム未収録曲なのですが、ベストアルバム二は両方とも収録されていますよ。オリコン初登場1位はもちろん、累計出荷枚数は270万枚となり当時のシングル売上最高記録でした。

M/プリンセスプリンセス

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1989年に発売されたプリンセスプリンセスの7枚目のシングルは「Diamonds」。このB面が「M」です。

ポップで元気なイメージのある「Diamonds」と、失恋を歌った切ない「M」は真逆にあるような楽曲ですがどちらもプリンセスプリンセスの代表作と言える曲ですよね。

じつはMは前年に発売されたアルバム『LET'S GET CRAZY』からのリカットでした。ドラムの富田京子さんがイニシャルMの男性に失恋して切ない思いをした気持ちを仕返しのつもりで歌詞にし、奥居香さんが作曲をし曲をつけたというエピソードも有名ですよね。
現在様々なアーティストにカバーされていることでも知名度がアップした中島みゆきさんの「糸」もカップリング曲です。

元々は1992年に天理教の4代真柱である中山善司さんの結婚を祝して作られた楽曲でアルバム『EAST ASIA』に収録されていたのを1998年に「命の別名」のカップリングとしてリカットしています。

どちらもTBS系列のドラマ「聖者の行進」の主題歌として使われていました。「命の別名」はそのために書き下ろされています。最初は「糸」が使われていて途中で「命の別名」になり、また
「糸」に戻っていますね。

40組のアーティストにカバーされた楽曲とされていますが、2020年にはこの曲をモチーフにした映画「糸」も公開されました。

恋心(KOI-GOKORO) /B’z

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